更新日: 2018.02.15 13:06
【トヨタF1】2009年F1世界選手権 スペインGP さらなるポイント獲得を目指し、ヨーロッパラウンド初戦に臨む
2009年F1世界選手権 スペインGP
さらなるポイント獲得を目指し、ヨーロッパラウンド初戦に臨む
2009年5月4日(月)
日時 : 5月10日(日)日本時間午後9時
第5戦 (全17戦)
開催地 : カタルニアサーキット、バルセロナ
距離 : 4.655 km (66周)
最速ラップタイム : 1分21秒670 (2008)
歴史 : スポーツカー・レースとして1913年に始まったスペインGPだが、F1世界選手権としての初デビューは1951年、バルセロナのペドラルベス・サーキットで行った。それ以来、F1レースは、ハラマ、モンジュイック・パークとヘレスで開催されている。1991年以降は毎年、カタルニアサーキットでスペインGPが開催されており、今週末で、19回目を迎える。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヨーロッパラウンドの初戦となる、今週末のバルセロナのカタルニアサーキットでのスペインGPに向け出発する。序盤のフライアウェイ戦が終わり、トヨタは4戦中3戦も表彰台に上り、コンストラクターズランキングで3位につけている。ヤルノ・トゥルーリはバーレーンGPで、ポールポジションを獲得、最速ラップタイムを記録し、3位でフィニッシュ。ティモ・グロックは7位に入賞し、開幕戦以来のポイント獲得率は100パーセントを維持している。これで、トヨタの両ドライバーとも、ドライバーズランキングのトップ5入り。スペインGPでは、2005年、トゥルーリにとって、スペインで表彰台2度目となった、3位を獲得。昨年のスペインGPでは、トゥルーリは8位、グロックは11位だった。ドライバーは、3月にカタルニアサーキットで行われた4日間のテストに参加、2人合わせて500周以上を走破するなど、同サーキットに関する豊富な経験を持つ。
ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー9
「開幕4戦の後、再び、慣れたヨーロッパに戻れて嬉しい。今季の序盤戦では、新型車のポテンシャルを示すことができた。バーレーンでのポールポジションと最速ラップタイムは大きな成果であり、私たちにとって、大きな自信になった。バルセロナでの戦いはこれからだが、今年の我々の競争力からすれば、良い結果を期待できる。昨年までは、レース直前にバルセロナでテストがあり、状況をつかんで、グランプリを迎えることができた。今年は、このサーキットで直前に走行することなく、レースに挑むこととなり、昨年までとは異なる。今年に入ってからは、常に上位で戦えているので、今シーズンは面白く、スペイングランプリを心から楽しみにしている。」
ティモ・グロック : カーナンバー10
「数年間、テストやレースを経験しているバルセロナは、よく知っているサーキットの1つで、スペイングランプリにも自信を持っている。これまで全レースでポイントを稼いでいるのは、自分以外では2人しかいないので、今週末ももちろんキープしたい。ただ、バーレーンのポイントよりもう少し多く稼ぎたい。フロントローからスタートしながら7位でしかフィニッシュできなかったのは残念だが、クルマのポテンシャルの高さは誰が見ても明らかだ。素晴らしい結果を残す可能性があるからこそ、みんな、一生懸命に頑張り続けることができる。今週末に向け、クルマを改良するので、何か効果が出るといいのだが、他のチームの動向も見定めなければならない。」
ジョン・ハウエット : TMG社長
「素晴らしいシーズンのスタートとなったが、さらに上を目指すことに疑いの余地はない。初勝利は、近いところにあると思うし、残りのシーズンの明らかな目標だ。バーレーンでは惜しくも優勝を逃したが、ポールポジションからのスタートに最速ラップタイムの記録と、確実に前進しており、チームは勝つために懸命にやっている。冬の間、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。私たちのクルマは今季、とても速い集団にいる。パフォーマンスの向上を狙い、スペインでは空力など、今後も積極的な改良を進めるので、調子はさらに上向くだろう。」