更新日: 2018.02.15 12:49
【トヨタF1】2009年F1世界選手権 中国GP
2009年F1世界選手権 中国GP
2009年4月13日(月)(上海発)
日時:4月19日(日)日本時間 午後4時
第3戦 (全17戦)
開催地:上海国際サーキット
距離:5.451 km (56周)
最速ラップタイム: 1分32秒238 (2004)
歴史 : 中国GPは2004年以来、毎年、上海国際サーキットで開催されている。
1999年に珠海国際サーキットで、F1世界選手権が暫定的に予定されたが、開催されなかった。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、2009年F1世界選手権の次の開催地、上海に向け、再び東に向かった。例年秋に行われている中国GPだが、今年は春の開催。前回のマレーシアGPでは、ティモ・グロックが3位、ヤルノ・トゥルーリが4位と、好成績を残した。トゥルーリ3位、グロック4位となったオーストラリアGPと合わせ、チームの表彰台獲得総数は10になった。マシンや設備などはセパンから直接、上海に送ったものの、チームは、マレーシアGPの後、中国に発つ前に短期間、ドイツ・ケルンのテクニカル・センターに戻った。昨年の中国GPでは、トゥルーリはスタート直後の事故でリタイヤしたが、デビュー1年目のグロックが7位入賞しポイントを獲得した。2005年には、ラルフ・シューマッハーを擁し、表彰台を獲得したトヨタ。今週末も表彰台を狙う。
ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー9
「良いシーズンスタートを切ったので、中国GPに大いに期待している。昨年からチームは大きく前進している。マレーシアでは、優勝を目指し走り、少なくとも表彰台を狙ったのに4位に終わってしまい、少し残念だった。昨年のマレーシアでの4位入賞は、思った以上の成績を出せた。現在、チームは2位と、明らかに、トップチームの一画を占めている。また、素晴らしいことに、ティモも私も、上位争いをしている。中国GPでは、再び表彰台を狙いたいし、チャンスはあると思う。中国はついていないサーキットの1つで、第1コーナーで後ろから追突された去年もそうだった。今年は、良い結果を絶対に出したい。」
ティモ・グロック : カーナンバー10
「マレーシアは普通じゃないレースだったが、良い結果に終わって、中国GPに向けさらに自信がついた。シーズン前、チームが持っていた自信は正しく、どんな状況でも、競争力が発揮できている。最初の2レースで、2台とも上位4位に入ったので、次に狙うのも表彰台、今回も素晴らしい週末にしたい。これまで中国GPは、シーズン後半の開催だったので、4月に中国に行くのは妙な気分で、いつもより少し寒くなるのでは。サーキットは面白く、昨年は7位でポイントを稼いだので、今年は昨年より上位に行きたい。」
パスカル・バセロン : シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「上海は、様々な速度でコーナリングに対応しなければならないサーキットで、高速のコーナーか低速のコーナーかだけではマシンを最適化できず、バランスが大切になる。1コーナーと13コーナーの、とても長いコーナーは、ここのユニークな点。できるだけ速いスピードで、メインの長い直線に抜けるために、13コーナーでの適切なバランスが非常に重要だ。この2つのコーナーと、そのほか独特の設計はタイヤに厳しい。軟らかすぎるタイヤを使うと、グレイニングが出やすく、今回、スーパーソフトとミディアムでどう走れるか興味深い。」