クルマニュース

投稿日: 2010.06.01 00:00
更新日: 2018.02.15 20:22

【プジョー・シトロエン・ジャポン】新型プジョー「3008」を発売開始


2010年 06月 01日

新型プジョー「3008」を発売開始
~セダン、MPV、SUVの魅力を融合したプジョー初のクロスオーバービークル、339万円から~

 プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:ティエリー・ポワラ)は、6月1日(火)より、プジョー初のクロスオーバービークルとなる「3008」を全国のプジョー正規販売店網「プジョー・ディーラー・ネットワーク」にて販売開始することを発表致します。

 プジョー「3008」は、2008年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「プロローグ HYbrid4」のモノスペース・トールボーイスタイルを受け継いだ市販モデルで、セダンのスポーティなドライビングフィールとラグジュアリーなインテリア、MPV(マルチ・パーパス・ビークル)でしか得られなかった広い室内空間と高いアイポイント、SUVを思わせる力強いスタイリングなどを1台に融合した、これまでになかったまったく新しいクロスオーバービークルです。

新型プジョー3008の特徴としては、以下の6点が挙げられます。

1.力強くも、端正なデザインのモノスペース・トールボーイスタイル
2.MPV並みの広さを誇る、スペースユーティリティに優れたキャビンスペース
3.どんな使い方にもマッチする、フレキシブルなラゲッジルーム
4.“ダイナミックロールコントロール"がもたらす、卓越したハンドリングと乗り心地
5.優れた環境性能と余裕ある動力性能、1.6ℓダイレクトインジェクションツインスクロールターボ付きエンジン
6.強固なボディ構造とエレクトロニクスが生み出す、“EuroNCAP"5つ星の安全性能

《1. 力強くて端正なモノスペース・トールボーイスタイル》
 クロスオーバービークルとしてのコンセプトが明快に表現された「3008」のエクステリアは、SUVを連想させる力強さとセダンらしい品の良さが共存しています。

 3008のフロントマスクの最大の特徴は、プジョーエンブレムの下に設けられた大きなエアインテークと、その内側を縦横に走るクロームインサートです。3008の知的、且つ逞しさを感じさせるデザインが、3008の印象を決定づけています。さらに、フロアの下に標準装備されているステンレス製アンダーガードは、オフロードでのダイナミックな走破性を予感させる一方、シャープなラインで刻まれたヘッドライト周辺のデザインは、未来的で端正なキャラクターを見せています。

 ボディ側面、やや高めの位置を走るウェストラインは、ドアの下側に彫り込まれたキャラクターラインと相まって、全高1635mmの余裕あるサイズを感じさせないほど、ボディ全体が引き締まって見える効果をもたらします。また、大きく張り出した前後のフェンダーも、3008の力強さとユニークなキャラクターを表現しています。

 3008のリアデザインの特徴は、ブーメラン形のテールライトランプ及び、アンダーガードです。テールライトランプは、すっきりとした造形美を放つと共に、3008の個性を主張しています。さらにフロアの下側に回り込むように装備されたステンレス製アンダーガードは、フロントアンダーガードと反復するような形で装着されており、3008のイメージを見る者に強く印象付けます。

《2. スペースユーティリティに優れた、キャビンスペース》
 3008はトールボーイスタイルのメリットを生かし、余裕ある室内空間を実現しました。
308ハッチバックに比べ15mm広い全幅を最大限に活用し、室内幅とシート幅を拡大、特に前席の室内幅は308ハッチバックの1,490mmに対して3008では1,565mmと、圧倒的なスペースを誇ります。またシート座面から天井まで、フロントシートで1,100mm、リアシートで1,050mmを確保、長身のパッセンジャーもゆったりとくつろげる空間を実現しています。

 3008のルーフ部分は、最大幅1,202mm、前後長1,382mmと大型のパノラミックガラスルーフを標準装備。約1.7㎡の面積を持つフロントウィンドウと共に、プジョーの車づくりの特徴である「明るさと開放感」を乗員にもたらします。パノラミックガラスルーフは、スモーク処理を施したラミネートガラスを採用、熱線を約86%、紫外線を約99%カットします。また電動サンシェードを使えば、直射日光をシャットアウトすることもできます。

 使い勝手に優れたキャビンスペースは、3008のハイライトのひとつです。308ハッチバックより120mm高い全高は、余裕のあるヘッドクリアランスと高いアイポイントを実現し、ドライバーに優れた視界をもたらします。 3008は、SUVにありがちな路面から遠く離れたところで運転するような不安感をドライバーに与えることはありません。セダンに近いドライブ感覚を実現するため、ステアリングコラムのユニバーサルジョイント数を、通常の2か所に対し3か所に増やし、ステアリングが不自然に“寝る"ことなく、ほどよく立った角度でドライバーと相対するポジションを作り出しています。

 コックピット全体のデザインも、ドライバーのスポーツマインドを刺激します。インストゥルメントパネルからセンターコンソールまでが、ドライバーを包み込むようにデザインされているため、車との強い一体感を味わうことができます。

 この他、インストゥルメントパネルの上部には、走行速度やクルーズコントロール/スピードリミッター、ディスタンスアラートなどを表示するポップアップ式の“ヘッドアップディスプレイ"を標準装備しています。他のプジョー車には見られないユニークな“ヘッドアップディスプレイ"は、ドライバーが前方から視点を動かすことなく必要な情報を瞬時に確認できるので、安全性の向上にも大きく貢献します。

 また操作性に優れたスイッチクラスターが“トグルスイッチ"としてセンターコンソール上部にまとめられ、ドライバー中心の空間を演出しています。

 3008専用のシートは、シートバック及び、シートクッションにも2重密度の発泡材を使用。乗員を包み込むような座り心地としっかりしたホールド感を実現しています。シート地は、「Premium」がブラックのファブリック、「Griffe」がブラックのレザーを標準装備とし、さらに「Griffe」には、グレージュ・レザー(電動アジャスト機能+シートヒーター付)も受注生産として設定されています。

《3. フレキシブルなラゲッジルーム》
 3008のラゲッジルームは充分な広さを確保しつつ、使用目的にあわせて様々なスタイルに変化させることができます。リアシートを立てた状態でも432リットルと充分な容量を有するトランクルームは、6:4分割可倒式リアシートを折りたたむことで1,241リットルへと拡大。しかもフロアがフラットなため、スペースを有効に活用できることが特徴です。3008のリアシートは、専用スイッチの操作でワンタッチでシートバックを折りたたむことができ、同時に座面が沈み込みフルフラットなフロアが生まれる独自の機構も採用しています。

 トランクルームの使い勝手をさらに向上させる機能として、3008は上下2分割式テールゲートを採用しています。少量の荷物の場合、上側のテールゲートを開けるだけで簡単に荷物の出し入れが出来ます。また下側のテールゲートを開ければ、テールゲート上に装備されたラゲッジレール上を荷物を滑らせるように出し入れが出来るので、重い荷物の出し入れが格段に容易になります。“ホビーテールゲート"と名付けられた下側のテールゲートは、アウトドアや様々なシーンで、ベンチシートとしても活用することができます。

 さらに、ラゲッジフロアは可動式フロアボードを使用して、高さを3段階に調整することが出来ます。フロアボードをラゲッジルームの底に置いた状態(ローポジション)では、432リットルの容量が得られます。また、フロアボードの高さをホビーテールゲートオープン時と同じ高さに設定した場合、ホビーテールゲートから折りたたまれたリアシートバックまで完全にフラットすることができるので、長尺物の搭載も可能になります(ミドルポジション)。さらにフロアボードの高さをホビーテールゲートが閉じた位置に設定すると(ハイポジション)、上側のテールゲートを開けるだけで荷物を簡単に取り出すことができる他、フロアボード下側にも荷物を収納することが可能となります。

《4. 卓越したハンドリングと乗り心地》
クルマの全高が高くなれば重心高も上がり、コーナリング時にはロールが起きやすくなり、ロールが過大になるほどロードホールディングが低下し、充分なアクティブセーフティを確保することができません。また、ロールを抑えるためにスプリングやショックアブソーバーを強化すれば、乗員に快適な乗り心地を提供することが出来ません。

 この相反する条件を同時に満たすため開発されたのが、3008で初めて採用される新技術、“ダイナミック ロールコントロール"です。このシステムはセンターモジュールと呼ばれるパーツを介して、左右のリア ショックアブソーバーを油圧的に連結、左右逆相となるロール時には減衰力が高まるいっぽう、左右同相となるバンプ・リバウンド時には減衰力が抑えられ、優れたロードホールディングとしなやかな乗り心地が両立しています。

 3008の足回りは、308シリーズで実績のあるフロント:マクファーソン・ストラット、リア:トーションビームのサスペンションを採用しています。
3008のスタイリング=トールボーイスタイル、また車重が増加したことを考慮し、ブレーキには専用のチューニングが施されました。フロントブレーキには直径283mm、厚さ26mmの大型ベンチレーテッド・ディスクブレーキを採用。キャリパーのピストン径は57mmにサイズアップし、制動力及び、耐久性が向上しています。またリアには、直径268mm、厚さ12mmのソリッドブレーキディスクが組み合わされています。

《5. 優れた環境性能と余裕ある動力性能》
 3008のパワートレインは、1.6リットル ダイレクトインジェクション ツインスクロールターボ付き DOHC16バルブエンジン(EP6CDT型)を採用。最高出力115kw(156ps)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kg・m)/1,400~3,500rpmを発揮するこのエンジンは、わずか1,000rpmからターボ過給は始まり、1,400rpm時には最大トルクに達し、それが3,500rpm近くまでトルクが持続するという、抜群のドライバビリティを誇ります。また革新的なツインスクロールターボチャージャーと高圧直噴システムにより、自然吸気の2.0リットルエンジンを凌ぐ動力性能と優れた経済性を実現しています。さらに、ヨーロッパの排出ガス規制新基準「Euro5」をもクリアしています。

 同エンジンに組み合わされるトランスミッションは、308CCに搭載されている最新型の6速ATです。
最新型6速ATは、407シリーズに搭載されるAM6型6ATの第2世代にあたり、日本での走行パターンを考慮したスムーズなシフトチェンジと高い静粛性を実現しています。さらにトランスミッションの摩擦ロスを最小化、2速から6速までのロックアップ領域を拡大し、燃費低減にも貢献しています。

《6. 高度な安全性の確保/「EuroNCAP」で最高評価の5つ星を獲得》
 308ハッチバックでデビューした“3系統衝撃吸収ボディ"は、Boge衝撃吸収機構を盛り込むことでさらに進化しました。このメカニズムは、フロントのクロスメンバーとシャシーレグの間に装備され、フロントからの衝撃を効果的に吸収します。またボンネットをアルミ製に、フロントフェンダーに複合素材を使用することで、軽量化と衝撃吸収性を両立しました。

 さらに、フロント、サイド、カーテンと合計6つのエアバッグを標準装備するほか、衝撃吸収性能を有するステアリングコラム、全席に用意されたフォースリミッター付きシートベルト(前席はプリテンショナー付)を標準装備、3008は厳格となった2009年「EuroNCAP」で満点の5つ星を獲得しています。

 アクティブセーフティ面では、プジョー車として初めて、前方車両との車間距離が縮まると警告を発する“ディスタンス アラート"を標準装備しました。フロント部に装備されたセンサーによって前方車両との距離を計測、設定された車間距離よりも近づくと、ヘッドアップディスプレイに表示された設定距離が点滅してドライバーに注意を喚促するシステムです。

 また、コーナリング時の姿勢を電子制御で安定させるESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ABS、EBD(電子制御制動力分配システム)、ブレーキ・アシストなども全て標準装備している他、Griffeには、通常の電球の3倍の明るさを持つバイキセノンヘッドランプが標準で装備されています。

 このヘッドランプには、自動光軸調整機能とヘッドランプウォッシャーが装備されています。また、ステアリング操作に応じて照射角度を自動的に変える“ディレクショナル・ヘッドランプ"も装着されており、夜間走行時の安全性を高めます。

 プジョー・シトロエン・ジャポンでは、5月21日よりプジョー初のコンパクトスポーツクーペ「RCZ」の選考予約受付を開始するとともに、プジョー初のクロスオーバービークル「3008」を市場に投入、個性的なニューモデルを導入することでプジョーブランドの認知促進を図るとともに、2010年のプジョー車販売台数増強に努めて参ります。2010年 06月 01日

新型プジョー「3008」を発売開始
~セダン、MPV、SUVの魅力を融合したプジョー初のクロスオーバービークル、339万円から~

 プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:ティエリー・ポワラ)は、6月1日(火)より、プジョー初のクロスオーバービークルとなる「3008」を全国のプジョー正規販売店網「プジョー・ディーラー・ネットワーク」にて販売開始することを発表致します。

 プジョー「3008」は、2008年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「プロローグ HYbrid4」のモノスペース・トールボーイスタイルを受け継いだ市販モデルで、セダンのスポーティなドライビングフィールとラグジュアリーなインテリア、MPV(マルチ・パーパス・ビークル)でしか得られなかった広い室内空間と高いアイポイント、SUVを思わせる力強いスタイリングなどを1台に融合した、これまでになかったまったく新しいクロスオーバービークルです。

新型プジョー3008の特徴としては、以下の6点が挙げられます。

1.力強くも、端正なデザインのモノスペース・トールボーイスタイル
2.MPV並みの広さを誇る、スペースユーティリティに優れたキャビンスペース
3.どんな使い方にもマッチする、フレキシブルなラゲッジルーム
4.“ダイナミックロールコントロール"がもたらす、卓越したハンドリングと乗り心地
5.優れた環境性能と余裕ある動力性能、1.6ℓダイレクトインジェクションツインスクロールターボ付きエンジン
6.強固なボディ構造とエレクトロニクスが生み出す、“EuroNCAP"5つ星の安全性能

《1. 力強くて端正なモノスペース・トールボーイスタイル》
 クロスオーバービークルとしてのコンセプトが明快に表現された「3008」のエクステリアは、SUVを連想させる力強さとセダンらしい品の良さが共存しています。

 3008のフロントマスクの最大の特徴は、プジョーエンブレムの下に設けられた大きなエアインテークと、その内側を縦横に走るクロームインサートです。3008の知的、且つ逞しさを感じさせるデザインが、3008の印象を決定づけています。さらに、フロアの下に標準装備されているステンレス製アンダーガードは、オフロードでのダイナミックな走破性を予感させる一方、シャープなラインで刻まれたヘッドライト周辺のデザインは、未来的で端正なキャラクターを見せています。

 ボディ側面、やや高めの位置を走るウェストラインは、ドアの下側に彫り込まれたキャラクターラインと相まって、全高1635mmの余裕あるサイズを感じさせないほど、ボディ全体が引き締まって見える効果をもたらします。また、大きく張り出した前後のフェンダーも、3008の力強さとユニークなキャラクターを表現しています。

 3008のリアデザインの特徴は、ブーメラン形のテールライトランプ及び、アンダーガードです。テールライトランプは、すっきりとした造形美を放つと共に、3008の個性を主張しています。さらにフロアの下側に回り込むように装備されたステンレス製アンダーガードは、フロントアンダーガードと反復するような形で装着されており、3008のイメージを見る者に強く印象付けます。

《2. スペースユーティリティに優れた、キャビンスペース》
 3008はトールボーイスタイルのメリットを生かし、余裕ある室内空間を実現しました。
308ハッチバックに比べ15mm広い全幅を最大限に活用し、室内幅とシート幅を拡大、特に前席の室内幅は308ハッチバックの1,490mmに対して3008では1,565mmと、圧倒的なスペースを誇ります。またシート座面から天井まで、フロントシートで1,100mm、リアシートで1,050mmを確保、長身のパッセンジャーもゆったりとくつろげる空間を実現しています。

 3008のルーフ部分は、最大幅1,202mm、前後長1,382mmと大型のパノラミックガラスルーフを標準装備。約1.7㎡の面積を持つフロントウィンドウと共に、プジョーの車づくりの特徴である「明るさと開放感」を乗員にもたらします。パノラミックガラスルーフは、スモーク処理を施したラミネートガラスを採用、熱線を約86%、紫外線を約99%カットします。また電動サンシェードを使えば、直射日光をシャットアウトすることもできます。

 使い勝手に優れたキャビンスペースは、3008のハイライトのひとつです。308ハッチバックより120mm高い全高は、余裕のあるヘッドクリアランスと高いアイポイントを実現し、ドライバーに優れた視界をもたらします。 3008は、SUVにありがちな路面から遠く離れたところで運転するような不安感をドライバーに与えることはありません。セダンに近いドライブ感覚を実現するため、ステアリングコラムのユニバーサルジョイント数を、通常の2か所に対し3か所に増やし、ステアリングが不自然に“寝る"ことなく、ほどよく立った角度でドライバーと相対するポジションを作り出しています。

 コックピット全体のデザインも、ドライバーのスポーツマインドを刺激します。インストゥルメントパネルからセンターコンソールまでが、ドライバーを包み込むようにデザインされているため、車との強い一体感を味わうことができます。

 この他、インストゥルメントパネルの上部には、走行速度やクルーズコントロール/スピードリミッター、ディスタンスアラートなどを表示するポップアップ式の“ヘッドアップディスプレイ"を標準装備しています。他のプジョー車には見られないユニークな“ヘッドアップディスプレイ"は、ドライバーが前方から視点を動かすことなく必要な情報を瞬時に確認できるので、安全性の向上にも大きく貢献します。

 また操作性に優れたスイッチクラスターが“トグルスイッチ"としてセンターコンソール上部にまとめられ、ドライバー中心の空間を演出しています。

 3008専用のシートは、シートバック及び、シートクッションにも2重密度の発泡材を使用。乗員を包み込むような座り心地としっかりしたホールド感を実現しています。シート地は、「Premium」がブラックのファブリック、「Griffe」がブラックのレザーを標準装備とし、さらに「Griffe」には、グレージュ・レザー(電動アジャスト機能+シートヒーター付)も受注生産として設定されています。

《3. フレキシブルなラゲッジルーム》
 3008のラゲッジルームは充分な広さを確保しつつ、使用目的にあわせて様々なスタイルに変化させることができます。リアシートを立てた状態でも432リットルと充分な容量を有するトランクルームは、6:4分割可倒式リアシートを折りたたむことで1,241リットルへと拡大。しかもフロアがフラットなため、スペースを有効に活用できることが特徴です。3008のリアシートは、専用スイッチの操作でワンタッチでシートバックを折りたたむことができ、同時に座面が沈み込みフルフラットなフロアが生まれる独自の機構も採用しています。

 トランクルームの使い勝手をさらに向上させる機能として、3008は上下2分割式テールゲートを採用しています。少量の荷物の場合、上側のテールゲートを開けるだけで簡単に荷物の出し入れが出来ます。また下側のテールゲートを開ければ、テールゲート上に装備されたラゲッジレール上を荷物を滑らせるように出し入れが出来るので、重い荷物の出し入れが格段に容易になります。“ホビーテールゲート"と名付けられた下側のテールゲートは、アウトドアや様々なシーンで、ベンチシートとしても活用することができます。

 さらに、ラゲッジフロアは可動式フロアボードを使用して、高さを3段階に調整することが出来ます。フロアボードをラゲッジルームの底に置いた状態(ローポジション)では、432リットルの容量が得られます。また、フロアボードの高さをホビーテールゲートオープン時と同じ高さに設定した場合、ホビーテールゲートから折りたたまれたリアシートバックまで完全にフラットすることができるので、長尺物の搭載も可能になります(ミドルポジション)。さらにフロアボードの高さをホビーテールゲートが閉じた位置に設定すると(ハイポジション)、上側のテールゲートを開けるだけで荷物を簡単に取り出すことができる他、フロアボード下側にも荷物を収納することが可能となります。

《4. 卓越したハンドリングと乗り心地》
クルマの全高が高くなれば重心高も上がり、コーナリング時にはロールが起きやすくなり、ロールが過大になるほどロードホールディングが低下し、充分なアクティブセーフティを確保することができません。また、ロールを抑えるためにスプリングやショックアブソーバーを強化すれば、乗員に快適な乗り心地を提供することが出来ません。

 この相反する条件を同時に満たすため開発されたのが、3008で初めて採用される新技術、“ダイナミック ロールコントロール"です。このシステムはセンターモジュールと呼ばれるパーツを介して、左右のリア ショックアブソーバーを油圧的に連結、左右逆相となるロール時には減衰力が高まるいっぽう、左右同相となるバンプ・リバウンド時には減衰力が抑えられ、優れたロードホールディングとしなやかな乗り心地が両立しています。

 3008の足回りは、308シリーズで実績のあるフロント:マクファーソン・ストラット、リア:トーションビームのサスペンションを採用しています。
3008のスタイリング=トールボーイスタイル、また車重が増加したことを考慮し、ブレーキには専用のチューニングが施されました。フロントブレーキには直径283mm、厚さ26mmの大型ベンチレーテッド・ディスクブレーキを採用。キャリパーのピストン径は57mmにサイズアップし、制動力及び、耐久性が向上しています。またリアには、直径268mm、厚さ12mmのソリッドブレーキディスクが組み合わされています。

《5. 優れた環境性能と余裕ある動力性能》
 3008のパワートレインは、1.6リットル ダイレクトインジェクション ツインスクロールターボ付き DOHC16バルブエンジン(EP6CDT型)を採用。最高出力115kw(156ps)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kg・m)/1,400~3,500rpmを発揮するこのエンジンは、わずか1,000rpmからターボ過給は始まり、1,400rpm時には最大トルクに達し、それが3,500rpm近くまでトルクが持続するという、抜群のドライバビリティを誇ります。また革新的なツインスクロールターボチャージャーと高圧直噴システムにより、自然吸気の2.0リットルエンジンを凌ぐ動力性能と優れた経済性を実現しています。さらに、ヨーロッパの排出ガス規制新基準「Euro5」をもクリアしています。

 同エンジンに組み合わされるトランスミッションは、308CCに搭載されている最新型の6速ATです。
最新型6速ATは、407シリーズに搭載されるAM6型6ATの第2世代にあたり、日本での走行パターンを考慮したスムーズなシフトチェンジと高い静粛性を実現しています。さらにトランスミッションの摩擦ロスを最小化、2速から6速までのロックアップ領域を拡大し、燃費低減にも貢献しています。

《6. 高度な安全性の確保/「EuroNCAP」で最高評価の5つ星を獲得》
 308ハッチバックでデビューした“3系統衝撃吸収ボディ"は、Boge衝撃吸収機構を盛り込むことでさらに進化しました。このメカニズムは、フロントのクロスメンバーとシャシーレグの間に装備され、フロントからの衝撃を効果的に吸収します。またボンネットをアルミ製に、フロントフェンダーに複合素材を使用することで、軽量化と衝撃吸収性を両立しました。

 さらに、フロント、サイド、カーテンと合計6つのエアバッグを標準装備するほか、衝撃吸収性能を有するステアリングコラム、全席に用意されたフォースリミッター付きシートベルト(前席はプリテンショナー付)を標準装備、3008は厳格となった2009年「EuroNCAP」で満点の5つ星を獲得しています。

 アクティブセーフティ面では、プジョー車として初めて、前方車両との車間距離が縮まると警告を発する“ディスタンス アラート"を標準装備しました。フロント部に装備されたセンサーによって前方車両との距離を計測、設定された車間距離よりも近づくと、ヘッドアップディスプレイに表示された設定距離が点滅してドライバーに注意を喚促するシステムです。

 また、コーナリング時の姿勢を電子制御で安定させるESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ABS、EBD(電子制御制動力分配システム)、ブレーキ・アシストなども全て標準装備している他、Griffeには、通常の電球の3倍の明るさを持つバイキセノンヘッドランプが標準で装備されています。

 このヘッドランプには、自動光軸調整機能とヘッドランプウォッシャーが装備されています。また、ステアリング操作に応じて照射角度を自動的に変える“ディレクショナル・ヘッドランプ"も装着されており、夜間走行時の安全性を高めます。

 プジョー・シトロエン・ジャポンでは、5月21日よりプジョー初のコンパクトスポーツクーペ「RCZ」の選考予約受付を開始するとともに、プジョー初のクロスオーバービークル「3008」を市場に投入、個性的なニューモデルを導入することでプジョーブランドの認知促進を図るとともに、2010年のプジョー車販売台数増強に努めて参ります。


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