更新日: 2018.02.15 15:06
【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 第8戦 プレビュー
プレスインフォメーション\t2009年9月07日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 第8戦 プレビュー
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009年シリーズ 第8戦”モービル1チャンレンジ”を、2009年9月12日(土)(予選)〜13日(日)(決勝) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。
ここまで連勝街道を突き進んできた#8清水康弘(A)が、第6戦では3位、続く第7戦ではリタイヤと、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)2009シリーズは、後半戦に突入してからチャンピオン争い激動の様相を見せ始めた。
これによりクラスAではシリーズポイントが逆転、第6戦で悲願の初優勝、さらに第7戦でも連勝を飾った#92中村嘉宏(A)が122ポイントでトップに躍り出た一方、#8清水(A)は116ポイントにとどまり、6ポイント差で追う展開となった。こうなると#8清水(A)にとっては残り2戦全てに優勝しても、#92中村(A)がいずれも2位だった場合2ポイント差で追いつけず、#92中村(A)が俄然有利な展開だが、ここに来て新しいニュースが飛び込んできた。最終戦となるF1日本グランプリ・ラウンドが、昨年に引き続き今年も2戦へと拡大。これから残り3戦で争われることとなった。
そうなると#8清水(A)にも逆転の可能性が大いに残されてくる。仮に#8清水(A)が残り3戦全て優勝した場合、#92中村(A)がいずれも2位であれば両者は同ポイントで並ぶが、勝利数の多い#8清水(A)がシリーズチャンピオンの座を得ることになる。そういったことを考慮すると、次の第8戦 “モービル1チャレンジ”はシリーズチャンピオン争いを占う上でも重要なレースとなるのは間違いない。
これに絡んでくると思われるのが、このところ速さに加えて安定感のある走りを見せている#88塙翔(A)だ。第7戦では#8清水(A)との接触により惜しくもリタイヤとなってしまったが、それまでは堂々とトップを疾走。周囲のマシンの動きを冷静に見極めレースを戦う判断力も身につけており、#88塙(A)の動向いかんでは、#8清水(A)と#92中村(A)の争いに大きく影響を与える可能性は十分にありそうだ。
またクラスBでも第6戦で#55水谷晃(B)が念願の初優勝を飾り、さらに連勝もするなど上り調子。これによりポイントリーダーの#16マイケル・キム(B)とのポイント差はクラスA同様6ポイントとなり、両者の争いも楽しみになってきた。チャンピオン争いという視点では、こちらも次の富士ラウンドでの争いが非常に重要であるのはいうまでもない。
そしてチームポイントランキングでは、#16マイケル(B)と#54天本昌呉(B)を擁するDIRECTION RACING EVOが、ポイントを208へと伸ばしトップを守ってはいるものの、2位の#55水谷(B)&#6中山良明(A)組のDIRECTION RACINGが202ポイントで肉薄。同じDIRECTION勢ながら、この2チームの争いも注目したい。
これから終盤戦を迎え、クラスA&クラスBのチャンピオン争い、そしてチームランキングもにわかに激しくなってきた2009シーズンのPCCJ。今週末にひかえた第8戦 “モービル1チャレンジ”はさらなる激戦を招くか、そしてポイントランキングが大きく動くかの、大事な節目のレースとなっている。襲い掛かるプレッシャーの中、F1ラウンドを見据えたそれぞれの戦略と思惑が渦巻く一戦は、9月12日(土)の予選を経て、翌13日(日) 富士のSUPER GTラウンドを舞台に行われる。