更新日: 2018.02.16 04:44
スバル、新型SUV『XV』をフランクフルトで公開
2011年9月13日
富士重工業 新型スバル XVを公開
●流麗かつ軽やかなプロポーションにSUVらしさを兼ね備えたエクステリアデザインに、広く快適な室内空間を実現
●新世代パワーユニットによる軽快な運動性能と優れた燃費性能、スバルならではの取り回しのよさと安心感の高い走りを実現し、安心と愉しさを表現
・新世代ボクサーエンジン 1.6ℓ、2.0ℓ ・ ボクサーディーゼルエンジン 2.0ℓ
・新開発リニアトロニック(CVT)
・新開発オートスタートストップ(アイドリングストップ)
富士重工業は、ドイツフランクフルトにて開催されている2011年フランクフルトモーターショー(9月13日~14日プレスデー、9月15日~25日一般公開)に、新型XV(欧州仕様)を世界初公開として披露しました。スバルの新ブランドステートメント「Confidence in Motion」を通じてお客様へお届けする「安心と愉しさ」を表現した新たな戦略モデルとして、欧州市場での導入を予定しています。
新型XVの商品コンセプトは「Urban Adventure」。都会的でアクティブなライフスタイルを楽しむ中で、「燃費性能」、「走りの愉しさ」といった基本性能の向上と、スタイリッシュで存在感のあるエクステリアデザインの融合を目指しました。
【主な商品の特徴】(欧州仕様)
<パッケージ/ユーティリティ>
乗る人すべてにとって快適に過ごせるクラストップレベルの広い室内空間を実現しました。
・ゆったりとデザインされたキャビンスペース、充分な広さと使いやすさを両立したカーゴスペースと快適な乗り心地を実現しました。
・高めのシートポジションや車体側面の開口寸法を広げることにより、すべての乗員にとって楽に乗り降りしやすい最適な設計としました。
・使い勝手を重視し、小物収納をきめ細やかに用意しました。また、視認性に優れた先進的なマルチファンクションディスプレイを搭載し、快適なドライブをサポートします。
<エクステリア デザイン>
コンセプトは「Protren」。 「Professional tool」「Trendy Design」を語源とする造語をテーマに、SUVの機能性と都会的なフォルムの融合を目指しました。
・SUVの機能感を強調するサイドクラッディングや高い車高と、スタイリッシュで流麗なフォルムを融合させた斬新なクロスオーバーデザインとしました。
・フロントグリルにヘキサゴングリルを配し、ホークアイヘッドライトなど、スバル車に統一したキャラクターを採用、スバルのアイデンティティを強調すると共に、斬新なデザインのアルミホイールや幅に変化を持たせたクラッディングなどXVならではの表情豊かなデザインに仕上げました。
・フロント及びリアバンパーコーナー部のデザインに空力特性に優れたエッジを設け、燃費性能を向上しました。
<インテリア デザイン>
心地よい広がり感と、素材の持ち味を最大限に引き出した質感あふれる、快適な室内空間を作り上げました。
・インストルメントパネルは前後左右に広がり感をもたらす水平基調の造形を採用しました。
・革、メタル、ファブリックなどの素材の質感、表情を活かした上質なインテリアとしました。
・インストルメントパネル中央上部に、マルチファンクションディスプレイを搭載し、毎日の運転に欠かせない様々な情報をわかりやすく表示。またオプション設定のハイグレードタイプには、4.3インチの大型カラー液晶が搭載され、エコドライブアシストやVDCの初期作動状態をチェックできる安心ドライブ表示などの先進のインフォテイメントにより、快適なドライブをきめ細かくサポートします。
<エンジン&トランスミッション>
エンジンには、昨年秋に全面新設計した新世代ボクサーエンジンを採用。1.6ℓと2.0ℓの2タイプのエンジンは、水平対向エンジンのメリットはそのままに、燃費性能や排出ガス性能の向上を図りました。新開発リニアトロニック(CVT)の採用と共に、新開発のオートスタートストップ(アイドリングストップ)機能により一層燃費性能を高めました。また、欧州向けに開発し高い評価を得ているディーゼルエンジンをラインアップしました。
-新世代ボクサーエンジン-
・昨年秋に全面新設計した新世代ボクサーエンジンは、エンジン横幅を従来のエンジン同等に維持したまま、ロングストローク化を実現、デュアルAVCS*1の採用などにより、環境性能を向上させるとともに、日常的に使う中低速域のトルクを向上。軽くアクセルを踏んだ際にも素早い加速感が感じられるレスポンスの良いエンジンとしました。
*1 「Active Valve Control System:可変バルブタイミング機構」
-新開発リニアトロニック-
・チェーン式無段変速機の特長である軽量、コンパクト、優れた燃費性能、レシオカバレージの広さなどを活かし、ドライバビリティと環境性能を高めたCVTを新たに開発しました。
-新開発オートスタートストップ(アイドリングストップ)-
・信号待ちなどで一時停止中にエンジンを自動的にストップすることにより、燃費性能を高めます。停止直後のスムーズな再始動を可能とする、チェンジ・オブ・マインド制御を織り込み、運転者にエンジン停止による違和感をあたえないシステムとしました。 ※ディーゼルエンジン車を除く
<安全>
・フロントドアにパーテーションウインドゥを内蔵し、さらにドアミラーをドアパネル直付けとすることで死角を減らし、クラストップレベルの前方視界を実現しました。また、ルーフ後端を絞り込んだスタイリッシュなフォルムを作り出すと共に、後方視界を妨げないデザインとしました。
・SRS運転席・助手席エアバッグ、SRSサイドエアバッグおよびSRSカーテンエアバッグに加えて、SRS運転席ニーエアバッグも全車に標準装備。
・全車にVDC(横滑り防止装置)を標準装備。介入のタイミングを最適化するとともに、危険回避の状況にて効果を発揮する制御ロジックを織り込むことで、走りの楽しさと世界トップレベルの危険回避性能を両立しました。