クルマニュース

投稿日: 2010.11.22 00:00
更新日: 2018.02.15 23:51

フォルクスワーゲン、新型ミニバン「シャラン」を発売


フォルクスワーゲン 新型「シャラン」発売
ラージクラスミニバン市場に、低燃費で上質な7人乗りモデルで参入

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(本社:愛知県豊橋市、社長:ゲラシモス ドリザス)は、年間70万台以上の規模を持つ日本のミニバン市場に向けて新型「シャラン」を発売、本日から予約を受け付け、2011年2月より本格的な販売、納車を開始します。新型「シャラン」は、フォルクスワーゲンの持つ最新の技術を注ぎこんでゼロから開発されたオールニューモデルです。フォルクスワーゲンのミニバン伝統の機能性、安全性、走行安定性を飛躍的に進化させつつ、両サイドパワースライドドアや折りたたむとフラットになる多彩なシートアレンジ機能を採用し、扱い易さと実用性を重視する日本のファミリーニーズにマッチした、快適で上質な乗用ミニバンとなっています。
パワートレインには、高性能、低燃費で定評のある1.4リッターTSIツインチャージャーエンジンと6速DSGを採用し、日本で販売するフォルクスワーゲン車として環境に配慮した「ブルーモーション テクノロジー」**を初めて採用。「Start/Stop(スタート&ストップ)システム」と「ブレーキエネルギー回生システム」等を全車に搭載することで、ラージクラスのミニバンとしてトップレベルの低燃費(ドイツ認証値 13.9km/l*)を実現しています。*国土交通省に型式申請中。エコカー減税75%対応予定。

希望小売価格(税込)は、ニーエアバッグを含む9エアバッグシステム、ESP(横滑り防止装置)、パークディスタンスコントロール、3ゾーン式フルオートエアコン、モビリティタイヤ装着の16インチアルミホイール、3年間定期点検工賃無料の「Volkswagen Professional Care」などを標準装備した「シャランTSIコンフォートライン」が379万円。さらに、パワーテールゲートやリヤビューカメラ、17インチアルミホイール、スマートエントリー&キーレスアクセスなどを装備した「シャランTSIハイライン」が438万円と、国産の同クラスミニバンと比較しても十分に競争力のある設定としています。なお、初代「シャラン」は、1997年に日本に導入され、98年までに累計約1,200台が販売されています。

新型「シャラン」の主な特徴は、以下のとおり。

1、シンプルで洗練されたデザインと、機能的な空間を提供する優れたプロポーション
新型シャランは、水平の帯状グリルを配したフォルクスワーゲンの新世代のフロントフェイスや美しく クリーンなサイドパネル、正確なエッジが作り出す前後のラインによって、軽快で洗練された印象を与 えます。全長 X 全幅 X 全高は4,855mm X 1,910mm X 1,750mm、ホイールベースは2,920mmで、ゆったりとしたサイズとバランスのとれたプロポーションのうちに、(2+3+2)の座席を配置し、最大2,297L*まで拡大できるラゲージスペースを持ちます。*ISO測定値

2、多彩に活用できる、広く快適で質感の高い室内
精緻で美しいパネル面を持つボディサイドには、乗り降りのしやすい電動タイプのスライドドアを両側 に採用しています。2列目、3列目のシートは、シアター式に着座位置が後列ほど高くなっており、後席の乗員にも良好な視界を提供します。2列目シートは、各座が独立してリクライニング(最大20度)とスライド(最大16cm)ができ、左右シートに採用したイージーエントリー機構により、3列目シートへの乗り込みも容易です。2列目、3列目シートはイージーフォールド機構によって、容易に床面へ収納しフラットにできるため、大型の荷物の搭載性にも優れています。またオプションのパノラマスライディングルーフは、通常タイプの約3倍の開口面積を持ち、多くの自然光を取り入れて室内を明るく快適にします。

3、サルーンのような快適性と最高レベルの安全性
シャランではボディの重量の13%に熱間成形の超高張力鋼板(1000MPa以上)を採用するなど、軽くて強靭なボディを開発し、ボディ剛性を大幅に向上させながら、ホワイトボディの軽量化を達成しています。サスペンションやステアリングシステムは、パサートやティグアンのものをシャラン用に強化し、快適なサルーンのような乗り心地を実現しています。また、0.299というミニバンとしてはトップクラスの低い空気抵抗係数(CD)により、高速走行時でも室内は静かに快適に保たれます。前後突、側突など の衝突に対して徹底的に解析され最適化されたボディ構造と、全席3点式シートベルトと運転席ニーエアバッグを含む9エアバッグが乗員の安全を最大限確保します。更に、後席乗員のシートベルトの装着状況を容易に確認できるシートベルト警告装置を全車標準で採用します。

4、「TSI + DSG」に加え「ブルーモーション テクノロジー」を初めて採用し、低排出ガス、低燃費を実現。リサイクル性にも配慮。
フォルクスワーゲンの誇る高効率パワートレインである1.4リッターTSIツインチャージャーエンジン(150馬力、240Nm)と6速DSGトランスミッションを採用すると同時に、Start/Stopシステム(アイドリングストップ)とブレーキエネルギー回生システム(オルタネーター制御式)等の「ブルーモーションテクノロジー」を初めて搭載し、ラージサイズのミニバンとしては、トップクラスの13.9km/l(ドイツ認証値)*という低燃費を実現しました。1.4リッターTSIエンジンは、240Nmという2,5リッターエンジン並みの最大トルクを1,500rpmという低回転から発生させることで、1.8トン超の車体をスムースに発進、加速します。*国土交通省に型式申請中。エコカー減税75%対応予定。
欧州では、2015年以降、全車両が実効リサイクル率85%、回収率95%とすると定められており、新型シャランは、これを達成するよう開発されています。全重量の41.3%(711kg)に金属をはじめ、プラスチックなどのリサイクル素材が使用されています。

**「ブルーモーション テクノロジー」:
燃費効率を向上させ、環境負荷を低減しつつ、走る楽しさを損なわない、そのようなフォルクスワーゲンの先進技術のすべての総称。その技術の根幹を成すのは革新的なTSIエンジン及びDSGトランスミッションといった高効率なパワートレイン。新型シャランにはこうしたパワートレインに加えて、Start/Stopシステム(アイドリングストップシステム)や、ブレーキエネルギー回生システムなどの数々の環境技術を採用しています。これらフォルクスワーゲンの最新技術を搭載した車両にはエコカーの証となるブルーモーション テクノロジーのエンブレムが施されます。


関連のニュース