更新日: 2018.02.16 07:30
プジョー、新型208をワールドプレミア
ジュネーブ国際モーターショーで新型208のワールドプレミア
第82回ジュネーブ・モーターショーにおいて、プジョーは2012年の成長戦略の切り札となる製品群を、ワールドプレミアとなる5車種も含め公開します。新型208を中心に展開し、HYbrid4ディーゼル電気ハイブリッド3モデルにより、技術や環境面でリードしながら、上級車市場への移行をさらに明確にしていきます。また4008の登場は、プジョーが力強いグローバル化の動きを明らかにするものです。
ジュネーブ・モーターショー2012でのメジャーイベント
2,700m2以上の広さを誇るプジョーブースには30台の生産車とコンセプトカーが展示されます。延べ700,000人と予想される来場客は、208の展示エリアで、ブランドの新しいアイコンである208の発売と、導入が予定されている計10モデル以上の車両に触れることができます。
プジョー208:再生
歴史的成功を収めたこれまでの「200シリーズ」は、30年以上にわたって生産され、延べ1500万台以上が販売されました。今回発売される新型208は、200シリーズ・セグメントのダイナミズムを想起させます。208の目標はただひとつ、欧州市場においてこのセグメントでリーダーシップを取り戻すことです。多様な嗜好を持つ幅広い顧客の心に訴え、多様なニーズに対応できる車両となるべく、208を生み出す「A9」計画は、プジョーにおいてもっとも野心的な仕様となり、真に次世代へと飛躍する車両が生み出されました。
208「再生」
■基本構造の再生:コンパクトであること(全長3.96m)、軽量化(207と比べて–110kg)、室内空間の拡大が融合
■スタイルの再生:新しくなったデザインの方向性と、2つのボディスタイル(3ドア、5ドア)を採用したことによるダイナミズ ム
■人間工学的再生:計器や操作系を見直し、直感的に操作しやすい大型タッチスクリーン。インテリア環境の洗練。
■環境的再生:高効率、経済的、高出力を誇る10種類ものパワーユニット。e-HDiレンジの拡大。新型3気筒ガソリンエンジンの登場
■走る喜びの再生:プジョーの長所、アクティブおよびパッシブ両面で最高水準を誇る安全性、駐車支援システムなどの、 画期的な装置を組み合わせた新しいロード・ホールディング性能
208の販売開始は早春が予定されています。年間(2013年)の全世界販売目標台数は550,000台です。

ジュネーブ・モーターショーでは、208のお披露目と同時に、2台のコンセプトカー、 「XYコンセプト」と 「GTiコンセプト」を公開し、スーパーコンパクトの世界でのプジョーの上級車移行の意思を明確なものと します。
208の3ドアモデルから派生した2台のコンセプトカーは、208の際立った個性をベースに、次世代への 飛躍をドライブシーンに合わせて表現したものです。「XYコンセプト」は、独自性と洗練を愉しむことが出 来る都市型ユーザーをターゲットとし、「GTiコンセプト」は伝説を再生します。この2台のコンセプトカーは、独自のプロセスで生み出されたボディカラー、完全一体化したスタイリッシ ュなエアロコンポーネントを持ち、充実した装備と快適な車内環境が最大の特徴です。
HYbrid4テクノロジー、プジョーの革新的技術
プジョーは全てのモデルで車両のCO2排出量削減への取り組みを続けています。プジョー車の排出量 は、平均値で129g/km(2011年)ですが、これは欧州委員会が設定した2015年の目標である130g/kmという基準を下回っています。
環境への取り組みとしては、継続的な内燃機関の改良(小排気量化、e-HDiストップ&スタートシステ ムによって達成)を続け、208に採用された新型EB系ガソリンエンジン(3気筒1.0L、及び1.2L)に代表されるように、新世代エンジンへの導入を行います。
ディーゼル普及率が高い欧州市場でプジョーが環境面で優位性を誇る技術的革新は、世界初のディー ゼル電気ハイブリッド“HYbrid4”技術です。HYbrid4をドライブトレインとして、プジョーの環境性能やドライブ時のドライビング・センセーションは新たな次元へと突入しました。他にも多くの優れた特性が盛り込まれています。
前輪を駆動する2.0 HDi FAP 163bhpディーゼルエンジンと、後軸に搭載された37bhpの電動モーターとのハイブリッド化により、最高出力200bhpのパワーと4輪駆動によって今までに無いドライビング・センセーションが生み出されました。HYbrid4に採用された“ZEV Mode(ゼロエミッションモード)”を選択すると同様のパワーを持つ内燃機関エンジンに比べ、約35%以上燃費を低減することが可能となります。
ジュネーブで披露される3つのモデルは、モデルレンジの枠を越えたHYbrid4ドライブトレイン導入の可能性を示唆しています。
– 3008 HYbrid4:2月から販売が開始された、世界初のHYbrid4ドライブトレイン搭載モデル。
– 508 RXH:まもなく発売が開始されるディーゼル電気ハイブリッドモデル。独特かつプレステージな装備を誇り、ドライビングの醍醐味といかなる路面状況にも対応できるという、独自の世界観を提供します。
– 508 HYbrid4サルーン:ジュネーブショーでワールドプレミアとなり、世界初公開。2012年夏からの販売を予定しています。

4008 プジョーの新型4X4 SUV
同じくジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアとなる4008は、プジョーの上級車市場への道と国際化への対応を現しています。その個性的な外観と、4×4 SUVとしての能力を持つ4008は、欧州域外での販売が全体の70%を超えると予想されており、コンパクトSUVセグメントのどんな状況でも対応できる車を求める顧客のニーズに応える事です。
PSAプジョー・シトロエンと三菱自動車の技術提携から生まれた4008は、これぞプジョーという強烈な 個性を放っています。
見事なバランス:新しいスタイルコードを採用しながら、ラジエーターグリルを垂直デザインにし、ボディ・シル・プロテクターや機能的なホイール・アーチ・エクステンション・リムを装備して「冒険的」な個性を強調しています。
4008の室内空間には厳選した素材と充実した装備が採用されています。ルーフにはパノラミックガラスルーフが採用され、プジョーならではのエクスクルーシブな室内を提供します。コンパクトなボディ(全長4.34 m)は、優れた取り回しを実現。広い乗員スペース、多用途性を持ち、毎日の使用にも、レジャー時の使用にも対応できる車に仕上げられています。
4008には4つのエンジンが採用され(2種類のディーゼル、2種類のガソリンエンジン)、欧州市場では 電子制御4×4トランスミッションを選択できます。カテゴリー内において、CO2排出量が記録的に低い4008は、様々な環境やシチュエーションで経済的かつ効率的に活躍する、正に現代のSUVです。
攻めのラインナップ
この他、多数のプジョーのラインアップがジュネーブ・モーターショーに展示され、進化を続けるモデルレンジを示しています。欧州や中国で好調なローンチがスタートした508や、順調に販売台数を伸ばしている3008、5008、新型107、RCZスポーツクーペがその一例です。そして今回、新型PARTNER(パートナー)や新型EXPERT(エキスパート)もワールドプレミアとして展示されています。