更新日: 2018.02.16 03:56
ポルシェ、バイザッハ研究開発センターを拡張
プレスインフォメーション
2011年8月01日
ヴァイザッハ研究開発センターの拡張工事を開始
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のヴァイザッハ(バーデン・ヴュルテンベルク州)研究開発センターの敷地拡張と、それに伴う超近代的なスタジオ、ハイテク風洞およびエレクトロニクス統合センターの新設工事が開始されました。マティアス・ミューラー社長は、ヴァイザッハ町長のウルズラ・クロイテル、モーンスハイム町長のトーマス・フリッチ、ベーブリンゲン郡の郡長であるローランド・ベルンハルト、およびエンツ郡の郡長であるカール・レッキンゲルの各氏を招待し、鍬入れ式を行いました。ポルシェは、このプロジェクトにおよそ1億5000万ユーロを投資します。
「ヴァイザッハ開発センターの拡張に対する投資は、ポルシェの未来にとって適切かつ長期的視野に立ったものです。ポルシェがヴァイザッハで行うこの拡張は、工業地帯のバーデン・ヴュルテンベルクに貢献しようという明確な姿勢の現れでもあります」」とミューラーは話しています。また、労使協議会議長であるウーヴェ・ヒュックは、「『競争力による独立』のスローガンに基づき、研究開発センターを安定的に確保する目的で私達が2010年7月に合意したこの投資は、当社の正社員の職場を守るだけでなく、正社員の増員につながっています。これにより、ポルシェの独立がより確固としたものになります」と述べています。
新設される風洞により、シュトゥットガルトに本社を置くスポーツカーメーカーであるポルシェは将来にわたり車両開発上の技術的課題に対処する事ができます。「優れたエアロダイナミクスは、燃費向上と高性能化に大きく貢献します。このいずれもがポルシェ インテリジェント パフォーマンスを実現する上での重要な要素です」とポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツが説明しています。新たなエレクトロニクス統合センターは、これまで複数の建物に分散していた各部署を統合するものです。「私達の目的のひとつは、EVおよびハイブリッドテクノロジーの開発の継続です。私達は、エレクトロニクス統合センターを新設することで、この目的の達成のための理想的な条件を整えます」とハッツが付け加えています。
「ポルシェのおかげで、ヴァイザッハの人口1人あたりの税収はドイツ国内で最も高いものとなっています。この町は研究開発センターの拡張により、さらに恩恵を受けることになります」とヴァイザッハ町長であるウルズラ・クロイテルが確信を込めて話しました。モーンスハイム町長のトーマス・フリッチもヴァイザッハ町長に同意を示し、「ポルシェは、周辺地域にとっても重要な企業です。したがって、私達全員が研究開発センターの拡張を大いに歓迎しています」とコメントしています。
この拠点の拡張に加え、ポルシェはさまざまな分野の人員募集を開始しています。2011年の上半期で、ポルシェは100名を超えるエンジニアを新規に採用しました。現在ヴァイザッハで勤務する約3,400名のスタッフのサポートとして、2011年末までにさらに100名以上の従業員を雇用する予定です。
新規オフィスおよびデザインスタジオは、2013年夏の竣工が計画されています。風洞設備は、2014年上半期の完成を目指しています。