更新日: 2018.02.17 08:15
中嶋悟 総監督「次戦に繋がる戦いが出来た」
2015 全日本選手権スーパーフォーミュラ 第2戦岡山国際サーキット
レースレポート
5月24日(日)天気:晴れ
昨日の予選ではタイムが伸び悩み、バゲット15 位、大祐18 位と下位グリッドから決勝レースを戦うことになったが、開幕戦のような追い上げるレースを再現したいところ。朝のフリー走行はバゲット8位、大祐17位で決勝に向けた確認と、ピット作業の練習を行ない、15時からの決勝レースに備えた。
前日の曇り空とは打って変わって、決勝日は文字通りの五月晴れとなった。併催レースの決勝が終わると、いよいよ68周回のレースがスタート。バゲットはスタートを決め、一気に11番手に浮上、大祐も前のマシンのアクシデントで16 番手に順位を上げる。すぐにバゲットは1つ順位を落としたが、攻めの走りで前をプッシュし続ける。ピットインをするマシンが出始めた20周頃には、バゲットは11番手、大祐は13番手というポジションで懸命に周回を重ねていく。27周目にバゲットはピットイン。タイヤ交換と給油を行ない、15番手でコースに復帰する。大祐はピットインを引っ張る作戦で41周目までピットインを延ばし、給油のみのピットストップでコースに戻る。
大祐は11番手、その後ろにバゲットで引き続きプッシュしていくが、残り周回が10周になる頃にはバゲットのペースがよく、大祐をパス、順位を入れ替え、そのままチェッカー。バゲット11位、大祐12位でレースを終えた。
◇観客動員数
5月23日(土)予選 4,000人
5月24日(日)決勝 7,000人
◇コメント
#64 ドライバー 中嶋大祐
「精一杯プッシュしましたが、目標としていたポイント獲得を達成できず残念です。開幕戦と同じくピットのタイミングを遅らせてタイヤは交換しない作戦でポイント圏内へのジャンプアップを狙いましたが、ピットアウトの際に燃料が途切れるトラブルがあった影響でポイント圏内を争っていたグループに先を越されてしまいました。やはりまだ課題は予選の一発タイムの遅さにあるので、次戦また新たなことを試して改善出来るように準備をしなければなりません」
#65 ドライバー ベルトラン・バゲット
「Difficult weekend for us. There was a slight improvement during the race, the laptimes were closer to the leaders but still we started to far and on this track it is very difficult to overtake. I think our strategy could be better as well as I was stuck behind slower cars most of the race. Anyway we’ll keep working and hopefully be more competitive at Fuji.」
『僕たちにとっては困難な週末になってしまいました。ラップタイムとしてはトップとの差はあまり大きくはなかったのですが、オーバーテイクをするのはとても難しいことでした。きっと僕はおそらく最も遅いマシンの後ろについてしまったのでしょう。とにかく、僕たちは自分たちの仕事を続けるしかありません。うまくいけば、富士のレースではいい戦いができることを願っています』
中嶋悟 総監督
「久しぶりの岡山国際サーキットでのフォーミュラレースとなりましたが、我がチームは予選から思うようなセッティングが進められず、苦戦を強いられるポジションからのスタートとなりました。決勝では、予想外の気温の上昇などがある中、2人のドライバーはがんばって上位を目指し、力走を見せました。このような苦しい時こそ、確実に仕事をしていかなければならないので、しっかりとレースを戦えたことは次戦に繋がるものになったと思います。次戦まで約2か月のインターバルがありますので、ここまでの2戦をしっかり検証し、第3戦に備えていきたいと思います。次戦もよろしくお願い申し上げます」
※次回のスーパーフォーミュラは7 月18日・19日に富士スピードウェイで開催されます。