更新日: 2018.02.23 10:32
【トヨタモータースポーツニュース】NASCARシャーロット 雨で短縮終了となったレースでデイビッド・ロイティマンが初優勝
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NASCAR SPRINT CUP SERIES
第12戦 Coca-Cola 600
開催日:5月25日
雨で短縮終了となったレースで
デイビッド・ロイティマンが初優勝
5月25日(月)、米国東部ノースカロライナ州シャーロット近郊コンコルドのローズ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第12戦「Coca-Cola 600」が開催された。
デイトナと並ぶ「NASCARの聖地」と言われ、NASCAR関係企業やチームが数多く位置するシャーロットでの1戦は、シリーズ最長の600マイル(約960km)で戦われ、今年は記念すべき50回目の開催となる。
21日(木)午後7時から予選が行われ、カイル・ブッシュが最前列2番手グリッドを確保。ブライアン・ヴィッカーズが8番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝に進出した。
24日(日)の昼間は青空が覗いていたものの、レースがスタートする午後6時に突然雨が降り始め、2時間半ほど待機したが天候の回復は臨めず、レースは翌25日(月)に延期されることとなった。
アメリカの祝日(メモリアルデイ)である25日(月)、今大会ペースカーとしてデビューした“トヨタ カムリ ハイブリッド”の先導の下、午後12時12分に1.5マイルオーバルを400周する決勝レースがスタート。
2番手のKy.ブッシュが2周目に首位を奪取。スタート間もない7周目に雨が降り出し、イエローコーションとなる不安なレーススタートとなったが、Ky.ブッシュは上位をキープ。5番手スタートのヴィッカーズ、そして、13番手、14番手からポジションを上げたデニー・ハムリン、ジョーイ・ロガーノがトップ10圏内でのバトルを繰り広げた。
しかし、70周目あたりから降り始めた雨により、74周目には赤旗中断。ジェットドライヤーカーで路面を乾かし、約1時間を経てレースは再開されたが、午後3時、166周目の時点で黙祷のために2度目の赤旗中断、そして、177周目にも雨のためにこの日3度目の赤旗中断と、この日も天候に翻弄されるレースとなった。
3度の赤旗中断の後も、Ky.ブッシュは首位をキープし、再スタート。221周目に降雨によりイエローコーションが出されると、上位陣はピットイン。しかしここで、中団グループにいたデイビッド・ロイティマンやロビー・ゴードンらがコース上に残るギャンブルに出た。
雨は強さを増し、227周目にこの日4度目の赤旗中断。その後、天候の回復を待ったが、雨は止まず、約2時間後の午後6時26分、227周でレースを終了することが決定。これにより、トップにいたロイティマンが優勝。シリーズ参戦75戦目にして、嬉しい初優勝を飾ることとなった。3位にはゴードン、5位にヴィッカーズ。この日最多の173周に渡って首位を走行したKy.ブッシュは6位、ロガーノが9位に入った。
次戦第13戦は5月31日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー デイビッド・ロイティマン:
「本当に素晴らしい気分だ。確かに理想的な勝利ではない。しかし誰かが今日勝利することになったはずだ。クルーチーフは素晴らしい判断で私をコース上に留めてくれた。我々はピットインして、更に調子を上げるための作業を行う必要があった。しかし、それを行えばいくつか順位を失うことになり、コース上に残るのはギャンブルだった。多くのスポンサーと、今日雨の中で長時間見守ってくれたファンに感謝したい。スプリント・カップ・シリーズで初めての優勝を勝ち取った気分は、想像していた以上だ。どんな方法だとしても、スプリント・カップ・シリーズで勝つのはそれほど困難だということだ」