更新日: 2018.02.23 10:33
【トヨタモータースポーツニュース】NASCARドーバー “トヨタ カムリ”勢苦戦。ジョーイ・ロガーノが15位
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第13戦 Autism Speaks 400
開催日:5月31日
“トヨタ カムリ”勢苦戦。ジョーイ・ロガーノが15位
5月31日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第13戦「Autism Speaks 400」が開催された。
ドーバーの1マイルオーバルは、路面がコンクリートで舗装されており、通称“モンスター・マイル”と呼ばれ、難コースとして知られる。
29日(金)午後3時から予選が行われ、前戦初勝利を挙げたデイビッド・ロイティマンが、今季2度目のポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが6番手、ブライアン・ヴィッカーズが9番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
31日(日)北米で販売されている“トヨタ カムリ ハイブリッド”のペースカーに先導され、フォーメーションラップ開始。午後2時17分、1マイルオーバルを400周(400マイル:約640km)で戦われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
ポールポジションのロイティマンと、6番手スタートのKy.ブッシュが序盤から上位争いを展開。ロイティマンは序盤25周に渡ってリードラップを奪い、95周目にはその時点でのファステストタイムもマーク。しかし、なかなかイエローコーションが出ない状況となり、燃料の厳しくなったロイティマンは109周目にグリーン下でピットイン。117周目にイエローコーションが出され、他の上位勢はここで給油ピットを行ったため、ロイティマンは後退を余儀なくされてしまった。
一方、16番手からスタートしたデニー・ハムリンは、徐々にポジションを上げていき、 167周目には2位まで浮上。しかし、231周目に右フロントタイヤがバースト。激しくウォールにクラッシュし、無念のリタイアとなってしまった。
前半上位を走行していたKy.ブッシュは、165周目のピットで行った調整が裏目に出て大きくペースダウン。一時は20位台まで順位を落としたが、231周目のピットで、再び調整を施したKy.ブッシュはペースを取り戻し、順位を回復。329周目にはトップ5まで浮上した。
しかし、その直後のピットでタイヤ交換を行ったKy.ブッシュは、タイヤの異常振動を訴え、再びピットイン。それでも状況は改善せず、加えて、車両前部のパーツがはずれるトラブルも発生。ピットで修復したものの、終盤のトラブルで大きくポジションを落としてしまった。
上位を走る“トヨタ カムリ”勢を次々とトラブルが襲う厳しいレースとなったが、ジョーイ・ロガーノが15位でフィニッシュ。先週19歳の誕生日を迎えたばかりのロガーノが、“トヨタ カムリ”最上位フィニッシュとなった。
次戦第14戦は6月7日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「15位という結果はハードワークの賜物であり、現時点ではまずまずと言える。我々はずば抜けて早かったわけではなく、最高の仕上がりとは言い難かった。しかし、レースのスタートから最後まで、望む状況へ向けて努力を続けた。ここドーバーはタフなコースだ。コースを習得するのに、思っていたよりも時間がかかってしまったが、次にここへ戻ってくるときには、今日の経験を活かせるだろう」