更新日: 2018.02.23 11:17
【トヨタモータースポーツニュース】NASCARマーティンスビル 5台の“トヨタ タンドラ”がトップ10フィニッシュ
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第3戦 Kroger 250
開催日:3月27日
5台の“トヨタ タンドラ"がトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第3戦「Kroger 250」が3月27日 (土)にマーティンスビル・スピードウェイで開催された。
このコースでは、年に2回シリーズ戦が開催されるが、昨年10月の第21戦では、ティモシー・ペターズが初優勝を飾っている。
26日(金)に予定されていた予選は、降雨のために中止となり、規定に則り昨年のオーナーポイント順でグリッドが決定。アリック・アルミローラが2番手、マイク・スキナー4番手、ティモシー・ペターズが5番手、トッド・ボダインが6番手、テイラー・マルサムが8番手、2008年のシリーズチャンピオン、ジョニー・ベンソンが9番手につけ、10台の“トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。
27日(土)、午後2時19分に0.526マイルショートオーバルを250周(131.5マイル:約210km)して競われる決勝レースがスタート。
5番手グリッドのペターズがスタート直後から好走を見せ、3位に浮上。スキナー、ボダインが続く序盤戦となった。
一方、32番手と後方からのスタートを強いられたブライアン・イックラーが素晴らしい追い上げで91周目には4位まで浮上。しかし、135周目のピットインの際に規定範囲内からタイヤがはみ出してしまい、位置を戻すために大きくタイムロス。なんとか首位と同一周回には留まったものの、21位まで後退してしまった。
中盤のピット作戦で大きく順位は入れ替わったが、136周目にスキナーが首位、 151周目にはペターズがスキナーをかわして首位に立つなど、“トヨタ タンドラ"は上位争いを展開。イックラーも再び見事な追い上げを見せ、183周目、この日9度目のイエローコーションからの再スタート時にはトップ10圏内まで順位を挽回して見せた。
223周目に、2位を争っていた2台が接触し、スピン。その直後で“トヨタ タンドラ"最上位の4位を走行していたスキナーはこれを避けきれず、クラッシュ。車体前部に大きなダメージを負い、無念の戦線離脱。
終盤はイックラーとペターズが3位を争い、これを制したイックラーが3位、ペターズが4位でフィニッシュ。昨年の負傷から復帰し、今季初めて“トヨタ タンドラ"でのレース出場となったベンソンが5位。常にトップ10圏内で走行を続けたアルミローラが6位。元F1ドライバーのマックス・パピスが自己最高位となる8位でフィニッシュ。“トヨタ タンドラ"は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
今大会の結果、ペターズがランキング首位に浮上。アルミローラが2位、ボダインは3位となり、“トヨタ タンドラ"のドライバーがランキングトップ3を独占している。
次戦第4戦は4月2日(金)に米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催される。
ドライバー ブライアン・イックラー:
「本当に難しいレースだった。昨年末からトラックでのレースには出ておらず、木曜日の午後までこのレースに出ることを全く想像もしていなかった。ポイント順でのグリッド決定となったため、32番手と後方からのスタートを強いられたが、我々の“トヨタ タンドラ"は好調だったので、トップ5まで浮上することができた。しかし、ピットストップの時に規定範囲からはみ出してしまったために、再び後方へポジションを落としてしまった。そこから追い上げ、最終的には3位でフィニッシュできた。スタートポジションを考えれば、今日の結果は満足いくものだ」