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投稿日: 2009.08.04 00:00
更新日: 2018.02.23 10:42

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR NATIONWIDE SERIES 第21戦 U.S. Cellular 250 3台の“トヨタ カムリ”がトップ5フィニッシュ


NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 U.S. Cellular 250
開催日:8月1日

3台の“トヨタ カムリ”がトップ5フィニッシュ

 8月1日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第21戦「U.S. Cellular 250」が米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催された。
 同コースは2006年に完成した比較的新しいコースであり、NASCARのトップ3カテゴリー戦が開催されるのは、今回のネイションワイド・シリーズが初めてとなる。2007年にはNASCARの下位シリーズであるキャンピング・ワールド・イースト・ウェスト・シリーズ戦が行われ、当時イースト・シリーズに参戦していた17歳のジョーイ・ロガーノが勝利を飾っている。

 1日(土)午後12時5分より予選が行われ、トレバー・バインが4番手、ブラッド・コールマンが5番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 18号車をドライブするカイル・ブッシュは、この日の午前中、遠く離れたペンシルバニア州ポコノで行われていたカップ・シリーズ戦の練習走行を行っていたため、予選はジェレミー・クレメンツがドライブし、27番手で予選を通過。Ky.ブッシュは練習走行終了後、飛行機でアイオワへと移動し、18号車でネイションワイド・シリーズ戦の決勝レースに出場するが、規定により、後方グリッドからのスタートとなる。

 午後3時46分に0.875マイルオーバルを250周(約220マイル:約350km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 後方スタートを強いられたKy.ブッシュだったが、スタート直後から目覚ましい追い上げを見せ、この日4回目のイエローコーションからの再スタートが78周目に切られると、その直後、80周目に首位を奪取。
 その後は、ブラッド・ケセロウスキー(シボレー)とポジションを入れ替えながらの激しい首位争いを展開した。
 213周目にこの日10度目のイエローコーションが出されると、上位勢は全車最後のピットインかと思われたが、首位を行くケセロウスキーはピットロード入口ぎりぎりで進路を変え、ステイアウト(ピットインせずコース上に残ること)。すぐ後ろを走行していたKy.ブッシュらはそのままピットイン。この日、アンダーステア症状と格闘していたKy.ブッシュは、このピットインで調整を行い、タイヤを2本だけ交換し、コースへと復帰した。
 その後もケセロウスキーとのバトルは続き、Ky.ブッシュは225周目にこの日3度目の首位に立った。しかし、236周目、この日12度目のイエローコーションからの再スタート直後にケセロウスキーがKy.ブッシュをパス。
 最後まで2台のバトルが繰り広げられたが、Ky.ブッシュは惜しくも及ばず2位でフィニッシュ。3位にジェイソン・リフラー、5位にケリー・バイアスが入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ5フィニッシュを果たした。
 今大会の結果、Ky.ブッシュはトップ2フィニッシュの連続記録を9へと伸ばし、1983年にジャック・イングラムが打ちたてた記録に並んだ。また、ランキングを争うカール・エドワーズ(フォード)が4位に終わったため、首位のKy.ブッシュは2位のエドワーズとの差を 15ポイント広げることとなった。

 次戦第22戦は8月8日(土)にワトキンス・グレン・インターナショナルで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「良いバトル、良いレースが出来た。最後まで(ブラッド・)ケセロウスキーとバトルすることになり、ファンにとっても良いレースだったと思う。残念ながら最後は2本タイヤ交換だったこともあり、彼を捉えるには充分ではなかった。新記録(9戦連続トップ2フィニッシュ)を成し遂げることにはなったが、それが全て1位だったらと思う。そうすれば、シーズン最多勝という更なる記録も成し遂げられるかもしれないからだ。2位でフィニッシュできたことは喜ぶべきことだが、私は満足していない」


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