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投稿日: 2009.09.07 00:00
更新日: 2018.02.23 10:48

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP第25戦 ハムリンが6位フィニッシュで“チェイス”入り確定


NASCAR SPRINT CUP SERIES
第25戦 Pep Boys Auto 500
開催日:9月6日

デニー・ハムリンが6位フィニッシュで“チェイス”入り確定

 9月6日(日)、米国南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第25戦「Pep Boys Auto 500」が開催された。

 スプリント・カップ・シリーズ独自の、シーズン残り10戦の時点でのランキング上位12台でポイントをリセットしタイトルを争う“チェイス”決定まで今大会を含め残り2戦となり、“チェイス”入りをかけた戦いも激しさを増している。

 アトランタでのスプリント・カップ・シリーズ開催は3月の第4戦に続き今季2度目。第4戦では、首位争いを展開しながらも、終盤のピットストップで惜しくもポジションを落としたブライアン・ヴィッカーズが5位に入っている。

 5日(土)4時40分から予選が行われ、カイル・ブッシュが5番手、ヴィッカーズが8番手、デニー・ハムリンが10番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 6日(日)午後7時49分に1.54マイルオーバルを325周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。

 5番手スタートのカイル・ブッシュはポジションを守り、59周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、素早いピット作業で首位に立った。

 10番手スタートのハムリンも順位を上げ、トップ5圏に浮上すると、108周目、4番手での再スタートから一気にジャンプアップ。110周目にはKy.ブッシュからトップの座を奪った。

 ハムリンは引き続き首位争いを展開したが、150周前後からセッティングに苦しむKy.ブッシュのペースが鈍り、徐々にポジションダウン。

 Ky.ブッシュと共に“チェイス”入りを狙うヴィッカーズは、250周目にアクスルのトラブルに見舞われたものの、素晴らしいピット作業でトップと同一周回でコースに復帰。その後見事な追い上げを見せ、上位へと復帰した。

 レースは10回に渡って計42周ものコーションが出され、めまぐるしく順位も入れ替わる展開となったが、終盤上位争いに加わったデイビッド・ロイティマンが“トヨタ カムリ”勢最上位の4位でフィニッシュ。レースを通して首位争いを繰り広げたハムリンは6位、ヴィッカーズが7位で続いた。Ky.ブッシュはピット毎のセッティング変更でポジションを取り戻し、13位でフィニッシュ。

 今大会の結果、ランキング4位のハムリンは4年連続となる“チェイス”進出を確定。ヴィッカーズはランキング12位との差を20ポイント、Ky.ブッシュは37ポイント差とし、共に次戦リッチモンドでの逆転“チェイス”入りを目指す。

 “チェイス”決定の舞台となる次戦第26戦は9月12日(土)、米国東部ヴァージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「厳しいレースだった。それは確かだ。コースコンディションがめまぐるしく変わった。こんなに変化するコースは初めてだ。そんな中でバランスを取っていくのは困難な挑戦だったが、唯一我々はレースの最初から最後まで上位を争った。“チェイス”進出を決めることができ、チームやスポンサーにとっても、素晴らしい週末になった。毎年挑戦を続けてきたが、4年連続で“チェイス”に進めたことは素晴らしい。チームには何と言っていいかわからない。残り11戦も、ここ最近の10戦か11戦と同じように戦えれば、ライバルにとっては充分な驚異になるだろう」


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