更新日: 2018.02.15 12:52
【トヨタF1】F1第3戦中国GP フリー走行初日
F1第3戦中国GP フリー走行初日
2009年4月17日(金)中国/上海国際サーキット
パナソニック・トヨタ・レーシングは17日、中国GP決勝に向け、上海国際サーキットでフリー走行を行った。例年、シーズン後半に上海に来ていたため、今年は少し涼しめの気候で、日が差したにも関わらず、気温は16~20℃、路面温度は26~34℃。ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックとも、フリー走行1、2回目を実施し、セッション中、TF109の空力の最終チェックと有意義なデータ収集を行った。1回目でトゥルーリは、電気系統のトラブルもあったが、大きな問題にならなかった、2回目では、予選と決勝に備え、両ドライバーとも、スーパーソフトタイヤを試した。
ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー9 シャシー : TF109/04
フリー走行1回目:6番手 1分37秒764(トップと0.430秒差) 19周
フリー走行2回目:6番手 1分36秒217(トップと0.538秒差) 42周
「忙しい金曜日になった。午前中は電気系統に問題が出て、時間を要したが、最終的には、セットアップとタイヤのプログラムをこなすことができた。1回目の走行のときは、あまり良い路面状態ではなかったが、午後には良くなった。全体的には、クルマのバランスと速さは更に、良くなると期待している。今夜、データを分析し、明日には改善できればと思う。決勝では再び上位を目指したい」
ティモ・グロック : カー・ナンバー10 シャシー : TF109/05
フリー走行1回目:8番手 1分37秒894(トップと0.560秒差) 21周
フリー走行2回目:8番手 1分36秒548(トップと0.869秒差) 40周
「今日はうまく行った。午前のセッションでは、ラバーが乗っていない状態だったのでグリップがきかず、うまく乗りこさなければならなかった。しかし、セットアップの点では、多くのことを確認することができた。2回目の走行では、1回目より、クルマのバランスが落ち着いたように感じた。明日のために、適切な方向に調整しなければならないが、週末に向けて悪くないスタートだ」
ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア
「しっかりしたスタートが切れた。大きな問題もなく、プログラムをこなすことが出来た。トゥルーリは午前中、電気系統トラブルで少し遅れたが、プログラムへの過度な影響はなかった。プログラムには、新しい空力のテストと、サスペンションの開発も含まれ、順調に終わらせることができた。タイヤの持続性は思ったほど悪くなく、決勝に期待が持てる。1、2戦でのラップタイムは、チームの状態が良い事を示しており、今週末も自信を持って臨む」
新居章年 : シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「初めての4月開催の中国GPは、春らしい日差しの中でのグランプリ初日となった。オーストラリア、マレーシアのレースで我々の強いところ、弱いところが見えてきたので、今回の中国グランプリには、より競争力を上げるために、新しい空力パーツとともに、足回りにも新しい部品を持ち込んだ。午前、午後のフリー走行で、新しい部品の効果も確認する事が出来たし、2種類のタイヤの特性も見ることが出来た。今日は、完璧にセットアップを決めることが出来なかったが、十分なデータが取れたので明日の予選に対しての不安は無い。二人のドライバー揃って上位グリッドの獲得をめざす」