クルマニュース

投稿日: 2009.06.19 00:00
更新日: 2018.02.15 13:40

【フォルクスワーゲン】 「自動車リサイクル法」に基づく2008年度再資源化等の実績について


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フォルクスワーゲンの「自動車リサイクル法」に基づく
2008年度再資源化等の実績について

フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社(代表取締役社長:ゲラシモス ドリザス、本社:愛知県豊橋市 略称:VGJ)は、2005年1月から施行された自動車リサイクル法※1に基づき、2008年度(2008年4月1日〜2009年3月31日)の特定再資源化等物品(ASR※2、エアバッグ類、フロン類)3品目の再資源化状況について、下記の通り報告します。自動車のASR・エアバッグ類・フロン類の3品目の適正処理・再資源化に関する業務についてはお客様から預託を受けたリサイクル料金により行っており、昨年同様、2008年度はASRリサイクル率が79.5%と2015年度の法定基準である70%を大幅に前倒しして達成しました。

ドイツのフォルクスワーゲンAG本社でも旧くはタイプ1(愛称:ビートル)の時代から積極的にリサイクル活動に取り組んでいます。1999年からはドイツのリサイクル専門会社ズィーコン社(SiCon GmbH www.sicontechnology.com/)と共同でフォルクスワーゲン ズィーコン プロセス(VW-SiCon Process)という独自のリサイクリング方法を開発、運用を始めています。2006年にはEU委員会から、その優れたリサイクル技術とパイオニアとしての高い実績を称え、“European Business Award for the Environment”(欧州ビジネスアワード 環境部門)の“Process Award”(プロセスアワード)が授与されました。日本でも好評発売中の新型「ゴルフ」には、車両重量の40%に相当する527kg※3のリサイクル素材が使用されるなど、自動車のライフサイクル全体での環境負荷の低減に大きく貢献しています。

VGJでは今後も同法に沿った処理を確実に行い、持続可能な循環型社会の構築、快適なモビリティの提供に日々努力、改善を行ってまいります。

※1.正式名称=「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
※2.ASR:Automobile Shredder Residue (自動車シュレッダーダスト)
※3.527kg=金属:501kg、プラスチック:15kg、ガラス:9kg、液油:2kg)

【再資源化を実施すべき量に関する基準の遵守状況】
● ASR(シュレッダーダスト)
シュレッダーダストリサイクル率\t79.5%
引取シュレッダーダスト量\t5,493.5t
委託全部利用引渡しシュレッダーダスト相当量\t388.6t
委託全部利用したシュレッダーダスト相当量\t388.6t
リサイクル施設投入シュレッダーダスト量\t5,201.2t
リサイクル施設排出残渣合計\t548.9st
委託全部利用排出残渣合計\t8.0t
シュレッダーダストとして引取った台数\t30,076台
受託全部利用に引渡した解体自動車台数\t1,950台
ASR再資源化(リサイクル)施設の基準適合状況は、豊通リサイクル(株) http://www.toyotsurecycle.co.jp/ASR/asr-receipt02.html を参照下さい。

● エアバッグ類(ガス発生器)
エアバッグ類リサイクル率\t94.4%
引き取ったエアバッグ類の総重量\t6,577.6kg
引き取ったエアバッグ類のうちその全部、または一部を原材料、または部品その他製品の一部として利用することができる状態にしたものの総重量\t6,212.5kg
引き取ったエアバッグ類の個数\t100,589個
そのうち解体業者が取外し回収処理したエアバッグ類の個数\t9,240個
そのうち解体業者が車上作動処理したエアバッグ類の個数\t91,349個

引き取ったエアバッグ類に係る使用済自動車の台数\t25,347台
そのうち解体業者が取外し回収処理した使用済自動車の台数\t2,843台
そのうち解体業者が車上作動処理した使用済自動車の台数\t21,945台
そのうち解体業者が未作動エアバッグ類の一部を取外し回収、残りを車上作動処理した使用済自動車の台数\t559台

● フロン類(CFC=クロロ・フルオロ・カーボン 、HFC=ハイドロ・フルオロ・カーボン)
引き取ったCFCの量\t718kg
引き取ったHFCの量\t8,265kg
引き取ったCFCに係る使用済自動車の台数\t2,794台
引き取ったHFCに係る使用済自動車の台数\t25,945台

【収支の状況】
\tASR\tエアバッグ類\tフロン類
資金管理法人(財団法人自動車リサイクル促進センター)から払い渡しを受けた再資源化等預託金の総額\t299,786(千円)\t86,051(千円)\t61,640(千円)
再資源化に必要な行為に要した費用の総額\t313,954(千円)\t59,104(千円)\t60,654(千円)

VGJの自動車リサイクル法への取り組みはインターネットホームページ http://www.volkswagen.co.jp/ を参照下さい。
VGJ公表実績は、フォルクスワーゲンおよびベントレーの実績です。(2008年4月1日〜2009年3月31日まで)

【法施行以降の累計/2005年1月〜2009年3月末まで】
払渡しを受けた再資源化等預託金の総額\t1,375,927(千円)
再資源化等・破壊に要した費用の総額\t1,382,277(千円)
収支合計\t▲6,350(千円)


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