更新日: 2018.02.15 16:00
【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】資源保全に貢献する新型「ポロ」車両重量の40%に相当するリサイクル素材を使用
資源保全に貢献する新型「ポロ」
車両重量の40%に相当するリサイクル素材を使用
2009年10月20日ウォルフスブルグ発:
フォルクスワーゲンは、新型「ポロ」におけるリサイクル素材、すなわち二次素材の使用状況について第三者機関による評価を実施しました。その結果、再資源化により433kgに及ぶ二次素材が投入されていることが証明されました。これは車両重量のおよそ40%に相当します。新車の開発段階から材料のリサイクル性を考慮することにより、寿命を終えた車も材料の再資源化に組み込むことができます。このように、新型「ポロ」は効率的なエンジンに加えて、環境にやさしい材料を使うことにより高い環境適合性を持っています。完成車でのリサイクル素材使用状況を試験認証機関TU¨V※ Nordが調査、認定したのは今回が二度目です。
※ TU¨V [テュフ]=技術検査協会;ドイツの国際的第三者試験認証機関
フォルクスワーゲンはリサイクル素材を有効に使用することで、限りある一次素材の保全に貢献しながら、先進的な車両設計の可能性を開拓しています。
フォルクスワーゲン ブランド研究開発担当取締役Dr. ウルリヒ ハッケンベルクは次のように述べています。「弊社では、開発段階から廃車になった際に使用済み材料を分別できるよう考慮しています。これによって、再資源化のサイクルが完結します。」 さらに、フォルクスワーゲン グループ車両リサイクル責任者である車両開発・試作担当専務Dr. ハラルド ルダネックは付け加えています。「高品質なリサイクル素材を使用するためには、量産に対応できる十分な量が確保されていることが前提条件となります。リサイクル素材は当然一次素材と同じく、フォルクスワーゲンの高い品質規格を満たすものでなければなりません。リサイクル素材にも一次素材と同様の表面品質や耐久性に対する高い要求が課せられているからこそ、弊社製品の安全性、信頼性、耐久性が保証されるのです。」
一次素材の保全と再資源化は、フォルクスワーゲンが製品開発時に掲げている重要な目標です。そのため、ほぼすべての車両パーツに品質基準を満たすリサイクル素材の使用を認めているだけでなく、積極的に使用するよう(部品メーカーにも)求めています。生産工程の残留材や使用済み材料から得られるリサイクル素材は一次素材に代わるものであり、資源の保全につながります。
フォルクスワーゲンはまた、ズィーコン(SiCon)社と共同で2000年から2006年にかけて、廃車リサイクルで生じたシュレッダーダストを処理するためのVW-SiConプロセスを開発しました。このプロセスでは、金属は直接金属へと加工され、またプラスチック顆粒は高炉還元剤として利用されるなど、85%以上という高いリサイクル率を達成しています。