更新日: 2018.02.15 15:18
【ポルシェジャパン】ポルシェが販売底打ちの見解を発表
プレスインフォメーション
2009年9月16日
再び雇用を創出
ポルシェが販売底打ちの見解を発表
ポルシェ オートモービルホールディングSE(本社:ドイツ、シュトゥットガルト)は、2009年9月15日(火)にフランクフルト モーターショーでのプレスカンファレンスにおいて、2008/2009事業年度(7月末日)の同社の期末直後における業績概要の一次報告を発表いたしました。ポルシェAGの予想車両販売台数は世界を襲った未曾有の金融危機の影響を受け24%減の約75,200台に落ち込んでいますが、予想収入は12%減に留まる66億ユーロとなっています。ポルシェSEの取締役およびポルシェAGの最高経営責任者(CEO)であるミヒャエル・マハトは、これについて販売台数の底打ちであるとの見解を示し、フランクフルトにおいて「今後数ヶ月は困難な状況が続くと思いますが、2010年度については、やや楽観的な見通しを持っています」と述べています。
このような明るい見通しは、ポルシェが誇るかつてないほど魅力的なモデルレンジによって裏付けられています。シュトゥットガルトに本社を置くポルシェはフランクフルトにおいて、第4のモデルシリーズであるパナメーラ グランツーリスモのヨーロッパにおいて初公開しただけでなく、自動車ファンなら誰しも心をときめかせる3モデルも展示しました。スポーツカーの象徴ともいえる911ターボの最新モデルと、サーキットおよび公道で卓越したドライビングダイナミクスを発揮する魅惑的なトップエンドのパフォーマンスモデルである911 GT3 RS、そして特に注目を集めたのが911スポーツ クラシックです。911スポーツ クラシックは911カレラSをベースとした特別限定モデルで、1973年モデルのカレラ2.7 RSの特徴である伝説ともいうべき「ダックテール」デザインのリアスポイラーを継承しています。
2008/2009事業年度では、911の販売は14%減に留まる約27,100台の暫定販売台数を維持しました。カイエンは予想販売台数の34,300台(- 25%)を達成、ボクスターおよびケイマンは計13,100台を販売しました。ポルシェのミッドシップエンジンモデルの販売台数40%減という数字は他のモデルシリーズと比べて高いレベルとなっていますが、これは2009年2月に行われたモデルチェンジが主な原因となっています。
地域別に見ると、ドイツ国内販売はわずか9%減の約12,300台と、平均以上の成功を収めています。一方、北米では30%減の約22,700台で劇的な経済危機の影響をより直接受けることとなりました。ドイツおよび北米以外の市場では23%減の40,300台との暫定数が出ています。
生産台数は、約76,700台の見込みで、これは前年度比27%減となっています。ライプツィヒ工場では、カイエンがおよそ32,600台、ニューパナメーラが約1,900台、911が約27,800台、それぞれ生産されています。また、ボクスターおよびケイマンは14,400台が生産されました。
自動車業界が不況に苦しむ中、ポルシェは2008/2009事業年度にも新たに雇用を創出し、社員数は450名増の12,652名となっています。これらはライプツィヒ工場および各国におけるポルシェの現地法人で創出されたものです。