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投稿日: 2010.06.12 00:00
更新日: 2018.02.15 20:36

【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第4戦 (富士) 決勝


プレスインフォメーション\t2010年6月12日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第4戦 (富士) 決勝

 ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第4戦 決勝レースを、2010年6月12日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 気温:24℃ 路面温度:45℃

 6月12日土曜日、富士スピードウェイにおいて、ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)第4戦が開催された。午前中の予選に続き天候は晴れ。雲の切れ間から強い日差しが照りつけており、気温・路面温度ともに予選時よりも上昇している。

 予選残り10分の段階で、#10安岡秀徒が守りつづけて来たベストラップを塗り替えた#1清水康弘が、4戦連続となるポールポジション。「決勝は必ず接戦になるとお思いますが、逃げ切りたい」とスタートダッシュを誓う。フォーメーションラップ後、陽炎がゆらめく中、17台のマシンが鋭い咆哮を上げてスタートを切った。

 #1清水が抜群のポールショットを決めた一方、#10安岡は大きく遅れて後続に飲み込まれてしまう。この#10安岡に、予選4位から絶好のスタートでジャンプアップした#36WAPPAYA、#9小林賢二を加えた3台が、並列で1コーナーになだれ込む。行き場をなくした#36WAPPAYA、#9小林が相次いでコースオフを喫し、ふたりは大きくポジションを落としてしまった。この混乱に乗じて、トップ#1清水、2位#10安岡に続く3番手に浮上したのは#47福原稔だった。さらにすぐ後方には、#77茂田久男、#4林久盛がピタリとつける。

 「後方での混乱が見えましたが、とにかく落ち着いて攻めることができた」と語る#1清水は、ラップごとにファステストを更新。#10安岡との差をぐんぐんと引き離しにかかかる。後方では、10位以下まで順位を落とした#9小林が、「とにかく諦めないで、前をプッシュしつづけた」と、6周目に5位、10周目に4位までポジションを上げ、14周目には3位をキープしていた#47福原をパス。遂に表彰台圏内に復活した。

 早々にこの日のベストラップ1'45.069を記録した#1清水は、ペースが上がらない#10安岡に3.895秒の大差をつけて余裕のフィニッシュ。第2戦以来となるシーズン3勝目を手にし、さらにベストラップを獲得したことで、明日行なわれる第5戦のポールポジションも決めた。「正直ホッとしています。前のレースの後、マシンがすごくコントロールしやすくなったのが大きかった。コンスタントに良いタイムを刻めました」と、2戦ぶりの勝利に安堵の表情を見せた。

 2位の#10安岡は、「スタートがあまり良くなくて、当たってしまった。その後、マシンにバイブレーションがあって、それもペースが上がらなかった理由です。ミスも多すぎました」と反省しきり。マッチポンプのレースを乗り切り、シーズン初の3位表彰台に上がった#9小林は、「これほどポディウムが大変だとは思わなかった。諦めないで最後まで攻めたのが良かったです」と、仲間からの手荒い祝福に笑顔で応えた。

 #47福原は4位。序盤の混乱で順位を大きく下げた#36WAPPAYAが、怒濤の追い上げを見せて5位に入っている。クラスBは#15神取彦一郎が、#48大久保仁を引き離して今シーズン初勝利。「ようやく1勝取り返せたので、あと2つもなんとか早く返したいですね」と、喜びを語った。

 #1清水が、王者らしいレースを見せた第4戦に続き、第5戦も翌6月13日日曜日に同じ富士スピードウェイを舞台に開催される。第5戦のスターティンググリットは、レース中のベストラップによってを決まるため、#1清水、#10安岡、#4林、#36WAPPAYA、#9小林のオーダーでスタートする。

■第4戦 決勝結果
Class-A\t
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t1\t清水 康弘\tA\tART TASTE CUP\t26'25.686
2\t10\t安岡 秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t+3.895
3\t9\t小林 賢二\tA\tKDCこばやし歯科GT3Cup\t+34.958
4\t47\t福原 稔\tA\tRIRE RACING\t+35.845
5\t36\tWAPPAYA\tA\tわっぱや ディレクションDRP\t+41.687
6\t77\t茂田 久男\tA\tFSF ディレクションDRP\t+41.864
7\t4\t林 久盛\tA\tTomeiSports GT3\t+42.541
8\t11\tShigeru Terashima\tA\tTomeiSports GT3\t+49.559
9\t3\t江本 玄\tA\tアキラレーシング GT3\t+52.460
10\t5\t高見沢 一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t+53.012
11\t16\t横幕 ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t+59.105
12\t7\t海宝 善昭\tA\tアーテック タカラ樹脂 GT3\t+1'03.768

Class-B\t
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t15\t神取 彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t27'12.833
2\t48\t大久保 仁\tB\tRIRE RACING\t+3.049
3\t23\t藤田 宗\tB\t魁力屋・ARTEC\t+38.570
4\t33\t荻野 哲生\tB\tB-MAX GT3 CUP\t+51.618
5\t19\t新妻 和雄\tB\tりりあんレーシングポルシェ\t3Laps

ファステストラップ :Class-A #1 清水 康弘 1'45.060 (5/15)\t
ファステストラップ :Class-B #15 神取 彦一郎 1'46.987 (7/15)\t


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