更新日: 2018.02.15 19:34
【ポルシェジャパン】ALMS : ポルシェがクラス優勝と総合効率賞を獲得
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プレスインフォメーション\t2010年4月20日
アメリカン・ル・マン・シリーズ第2戦、ロングビーチ
ALMS : ポルシェがクラス優勝と総合効率賞を獲得
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)は、アメリカン・ル・マン・シリーズの第2戦においても、ポルシェ911 GT3 RSRが総合的な効率がもっとも高い車両であることを証明しました。カリフォルニア州ロングビーチの市街地サーキットでは、タイトルディフェンダーのイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/パトリック・ロング(米国)組がヴァイザッハ生まれのスポーツカーによる今シーズン初のGTクラス優勝と環境アワードであるミシュラングリーンXチャレンジの獲得を祝いました。またLMPクラスでも、ポルシェRSスパイダーがパフォーマンスとエネルギー効率を最高レベルで両立したスポーツプロトタイプとして認められました。
「今日の私達の勝因は、驚くべきピットワークにあります。トップのBMWがドライバーチェンジだけですぐにピットアウトしたのですが、私達はタイヤ4本を交換しなければなりませんでした。それでも、トップグループを射程内に収める位置でコースに戻ることができました」とイェルク・ベルクマイスターが説明します。昨シーズンのチャンピオンであるベルクマイスターは戦略に基づいた頭脳的なレースをし、壁やフェンスに囲まれた狭いコースでのバトルは避けました。フライングリザードモータースポーツ911 GT3 RSRは、ベルクマイスターから同僚のワークスドライバー、パトリック・ロングにドライバーチェンジ、その後ロングは果敢なレース運びでリードを奪い、100分のレースの最後までこれを維持してチェッカーフラッグを受けました。「パトリックはライバル達に大きなプレッシャーをかけ、彼らにタイヤ交換をしなかった代償を払わせた形になりました」とイェルク・ベルクマイスターが話しています。この勝利により、タイトルディフェンダーのベルクマイスターとロングはポイントリーダーとなりました。
GTクラスでは、ウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)が最高のスタートを切りました。2番手ポジションからファルケンタイヤ911 GT3 RSRでスタート、その後リードを奪いそのままライバル達との差を広げます。「クルマのセッティングがすばらしかったので、ピットでのタイムロスがなければトップをキープして誰も私達を捉えることはできなかったでしょう」とポルシェのワークスドライバーであるヘンツラーは話しています。しかし、セーフティカーが出ている間に行ったドライバーチェンジのためのピットストップで、ピットに出入りする車両の混雑によって時間をロスし、それまでのリードが帳消しになってしまいました。ブライアン・セラーズ(米国)は結局6位でレースを終えています。「悔しいです。今日は勝てるレースでした。私達の新しいチームは、ここ数週間で大きく進歩しています。事実、期待していたより遙かに速いペースでまとまってきています。ですので、できるだけ早い時期にこれを結果につなげたいと思っています」とヘンツラーがコメントしています。
昨シーズンまでのLMP1およびLMP2が統合されてから初のロングビーチ開催となったLMPクラスでは、マッスルミルク・サイトスポーツのポルシェRSスパイダーがセブリング開幕戦で見せたパフォーマンスをさらに証明して見せました。フロリダの空港に設定されたサーキットでのクラス優勝に続き、クラウス・グラフ(ドイツ)/グレッグ・ピケット(米国)は3位に入賞するとともに、初めてミシュラングリーンXチャレンジを獲得しました。
アメリカン・ル・マン・シリーズの第3戦は、5月22日カリフォルニア州ラグナセカで開催されます。
アメリカン・ル・マン・シリーズ第2戦(全9戦)、カリフォルニア州ロングビーチ
レース結果
1. ブラバム/パゲノー組(オーストラリア/フランス)、ホンダARX-01c(LMP)、67周
2. フェルナンデス/プリマ組(メキシコ/スイス)、ローラB09アストンマーチン(LMP)、67周
3. グラフ/ピケット組(ドイツ/米国)、ポルシェRSスパイダー(LMP)、67周
GTクラス
1. ベルクマイスター/ロング組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、65周
2. マグナッセン/オコーネル組(デンマーク/米国)、シボレーコルベット、65周
3. ミルナー/オーバーレン組(米国/米国)、BMW E92 M3、65周
4. メロ/ブルーニ組(ブラジル/イタリア)、フェラーリ430 GT、65周
5. ミュラー/ハンド組(ドイツ/米国)、BMW E92 M3、65周
6. ヘンツラー/セラーズ組(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、65周
LMPクラス-ポイントスタンディングス
ドライバーズポイント
1. デイビット・ブラバム、サイモン・パゲノー(ホンダ)46ポイント
2. クラウス・グラフ、グレッグ・ピケット(ポルシェ)43ポイント
3. ポール・ダイソン、ジョニー・コッカー、36ポイント
コンストラクターズポイント
1. ホンダ、46ポイント
2. ポルシェ、43ポイント
3. ローラ、36ポイント
チームポイント
1. ハイクロフト・レーシング、46ポイント
2. マッスルミルク・チームサイトスポーツ、43ポイント
3. ダイソンレーシングチーム、36ポイント
GTクラス-ポイントスタンディングス
ドライバーズポイント
1. イェルク・ベルクマイスター、パトリック・ロング(ポルシェ)40ポイント
ジェイミー・メロ、ジャンマリア・ブルーニ(フェラーリ)40ポイント
2. トミー・ミルナー、ビル・オーバーレン(BMW)39ポイント
3. ディルク・ミュラー、ジョーイ・ハンド(BMW)31ポイント
4. ピエール・カッファー(フェラーリ)30ポイント
5. ジャン・マグナッセン、ジョニー・オコーネル(シボレー)29ポイント
コンストラクターズポイント
1. ポルシェ、40ポイント
フェラーリ、40ポイント
3. BMW、39ポイント
シボレー、39ポイント
チームポイント
1. フライングリザードモータースポーツ(ポルシェ)40ポイント
リシ・コンペティツィオーネ(フェラーリ)40ポイント
3. レイホール・レターマン・レーシング、39ポイント
コルベットレーシング、39ポイント