更新日: 2018.02.15 14:49
【ポルシェジャパン】LMS第4戦:ニュルブルクリンク ポルシェ、勝利を収めタイトル獲得に大きく前進
プレスインフォメーション\t2009年8月25日
ル・マン・シリーズ第4戦:ニュルブルクリンク
LMS:ポルシェ、勝利を収めタイトル獲得に大きく前進
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミハエル・マハト)のワークスドライバー、マルク・リエブ(ドイツ)とリヒャルト・リエッツ(オーストリア)は、残すところ1戦となったル・マン・シリーズ第4戦、ホームグランドのニュルブルクリンクで行われたGT2クラスで苦戦しながらも優勝し、タイトル獲得にむけて大きな一歩を踏み出しました。
真夏の猛暑の中、ドイツのフェルベマイヤー・プロトンチームのトップペアが911 GT3 RSRで見事な走りを見せ、3週間後に迫ったシルバーストーン(イギリス)で2位に8ポイント差をつけて乗り込むことになりました。IMSAパフォーマンスチームではワークスドライバーのパトリック・ピレとチームメートのレイモン・ナラック(共にフランス)が5位に、フェルベマイヤー・プロトンチームの2号車は7位に入り、ドイツにおける1,000 kmレースでポルシェに好成績をもたらしました。
「今回の勝利によりポイントリードを守ることができて本当に興奮している。これだけの差でリードできるのは喜ばしいことだし、この勢いでシリーズを勝ち抜くことができる」と2005年および2006年のLMSのGT2チャンピオンに輝いているマルク・リエブは満面の笑顔でコメントしています。さらに「本当にタフなレースだったよ」とチームメートのリヒャルト・リエッツが続けます。「ニュルブルクリンクでは車をコントロールするのは容易ではなかったし、スティント終盤にはタイヤが普段以上にダレてきていた。この勝利はチームのおかげだと思うよ。ピットストップのたびにライバルに差をつけることができた。フェルベマイヤーチームは他チームより18秒も速かったときもあったんだ。皆のおかげです、ありがとう!」 レースは初めから終わりまでエキサイティングでした。レース初盤、リエブは2台のフェラーリから数周周回遅れとなり、タイトル争いでリードを奪われそうな状況でしたが、終盤、マルク・リエブは猛烈にプッシュ、ピエール・カファーをオーバーテークすることに成功しました。リエッツ/リエブ組はしばらく3位につけていましたが、2位を走っていた車のマシントラブルにより代わって2位に浮上、その後リヒャルト・リエッツの追い上げで一気にトップに踊り出ました。「ポルトガルでは不運なアクシデントで勝利やタイトル争いから見放された感があったけど、今度は運がまわってきた感じがする」と満足げにリエブが締め括ります。
ポルトガルでの2位に続き、LMSでの初優勝を僅差で逃したフランスのIMSAチームにとっては良い週末とは言えませんでした。最初のスティントで、パトリック・ピレは4位までポジションを上げます。最初のドライバー交代の直後、他車に右リアホイールをヒットされ、レイモン・ナラックは予定外のピットストップを強いられました。パンクとダメージを修理するためのこの予定外のピットストップの間に、数台のGT2ライバルたちに先行されてしまいます。
「調子は良かったし、勝つための条件はすべて揃っていた。またライバルに勝利をもっていかれて、最悪の気分だよ」とピレは話しています。「期待どおり、レース中でのハンドリングもグリップも良くなっていた」。レイモン・ナラックはきっぱりといいます。「最終戦を前にして、ニュルブルクリンクではチームはよくやってくれた。最終戦には自信をもって臨めると思う。われわれの目標はル・マン・シリーズでの初優勝を決めることなんだ。」
7位に入った911 GT3 RSRの3人は喜びに満ちあふれていました。「今日はすべてがスムーズだった。4戦中2回7位になれたのはわれわれにとっては好成績です」とドライバー兼チームオーナーのクリスチャン・レイド(ドイツ)は述べています。彼はホルスト・フェルベマイヤーJr.(オーストリア)とフランシスコ・クルツ・マルティンス(ポルトガル)の2人と組んでステアリングを握っています。
2009年ル・マン・シリーズ第5戦(最終戦)は、9月11日~13日にシルバーストーン(イギリス)で開催されます。