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投稿日: 2010.04.27 00:00
更新日: 2018.02.15 19:41

【三菱自動車】三菱自動車、2009年度決算及び2010年度通期業績見通しを発表


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三菱自動車、2009年度決算及び2010年度通期業績見通しを発表

三菱自動車は本日、2009年度(2010年3月期)決算及び2010年度通期の業績見通しを発表した。

1.2009年度決算
(1)業績概況
2008年度後半以降の世界的な景気後退に伴う新車需要の落ち込みは、その後の各国政府による景気刺激策等の後押しなどもあり、2009年度後半にかけ回復の兆しを見せ始めた。しかし、2009年度の売上高は、年度前半の販売台数の落ち込みが大きく、これに為替の円高影響なども加わり、前年度比5,280億円(27%)減の1兆4,456億円となった。
営業損益については、販売台数の減少や円高等のマイナス影響はあったものの、販売費・労務費等の費用削減努力や原材料費・資材費などのコスト低減努力が実を結び、売上高が前年度対比で落ち込んだにもかかわらず、前年度を100億円上回る139億円の営業利益を実現した。
また、経常損益は前年度比279億円増となる130億円の利益、当期損益は同597億円増となる48億円の利益をそれぞれ計上、2009年度期初に目標とした通期での当期利益黒字化を達成した。

(2)販売台数
2009年度の販売台数は、前年度比106千台(10%)減の960千台となった。
日本では、エコカー減税・補助金制度による通年の総需要押し上げ効果に加え、本年2月に新型コンパクトSUV『RVR』を発売したことにより、前年度を3千台(1%)上回る171千台となった。
北米は、カナダが前年度を上回る実績を残したものの、アメリカ及びメキシコが振るわず、前年度比31千台(26%)減の88千台となった。
欧州は、総じて需要が低迷し、特にロシア、ウクライナの不振が顕著で、前年度比103千台(38%)減の169千台に止まった。
アジア及びその他の地域については、中南米や中東各国にて販売台数が減少したものの、中国が前年度に対し64%増加したこと、また、台湾やタイ、フィリピンなどでも前年度を大きく上回ったことから、前年度比25千台(5%)増の532千台となった。

2.2010年度業績見通し
(1)販売台数計画
2010年度の販売台数は、各国景気が総じて回復基調を辿ることが見込まれ、さらに世界各地域に順次展開する新型車(新型コンパクトSUV)の投入効果も期待できることから、前年度比161千台(17%)増となる1,121千台を計画している。地域別の内訳は次のとおり。
日本: 183千台、前年度比12千台(7%)増
北米: 109千台、前年度比21千台(24%)増
欧州: 196千台、前年度比27千台(16%)増
アジア及びその他の地域: 633千台、前年度比101千台(19%)増

(2)業績見通し
2010年度の経営環境は、原材料価格の上昇や為替の円高水準での推移を予想するが、需要の回復基調のもと、新型車の世界市場への投入に加え、各市場の特性に応じた拡販施策をきめ細かく展開することで販売台数の上乗せを図り、売上高は対前年度で4,544億円増となる1兆9,000億円を計画している。また、損益面については、台数の上乗せに加え、コスト低減の強化を図り、営業利益:450億円(前年度比311億円増)、経常利益:300億円:(同170億円増)、当期利益:150億円(同102億円増)の実現を目指す。

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