更新日: 2018.02.15 13:29
【富士重工業】 「スバル プラグイン ステラ」を発表
富士重工業 「スバル プラグイン ステラ」を発表
富士重工業は、高性能リチウムイオン電池を搭載した電気自動車「スバル プラグイン ステラ」を、本日発表します。本車両は富士重工業が直接販売を行い、7月下旬から納入を開始する予定です。
スバル プラグイン ステラは、軽乗用車ステラをベースに開発した電気自動車。小型軽量なボディに電動パワーユニットを納め、シティコミューターとして必要十分な量の高性能リチウムイオン電池を搭載、10・15モードでの航続距離は90km(自社計測値)を達成しています。
充電は、空の状態から満充電まで、家庭用100Vの交流電源で約8時間、200Vで約5時間。専用の急速充電設備を用いるとバッテリー容量の80%までを15分で充電することも可能です。
走行時のCO2排出量はゼロ、発電時から発生量を考慮してもガソリン車と比較し大幅に削減し、環境負荷が少なく、利便性と実用的な航続距離を兼ね備えた新しいモビリティの可能性を提案します。
駆動力を生み出すモーターは、エンジンルーム内に搭載され、最高出力47kWで前輪を駆動、初速から最大トルクを発生するモーターの特長を活かし、力強い発進とスムーズな加速を実現しています。回生エネルギーシステムにより、減速時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換、充電することで一層の効率化を追求します。
メーカー希望小売価格は4,725,000円(消費税込)。一般社団法人次世代自動車振興センターによる補助対象車両として承認されており、所定の手続きにより上限1,380,000円の補助金が申請者に交付される予定です。また国土交通省による環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置により、自動車重量税13,200円、自動車取得税121,500円が免税となります*。
*自動車重量税は2012年4月30日まで、自動車取得税は2012年3月31日まで
2009年7月下旬からユーザーへの納入を開始する予定で、2009年度は170台程度の供給を計画しています。アフターサービスについては、スバル販売会社のうち富士重工業が指定する拠点で対応します。
富士重工業はスバル車の開発において「快適、信頼の新しい走りと地球環境の融合」を目指しています。その中で、環境保全に対応する取り組みとして、既存のパワートレーンの改良はもちろんのこと、電気自動車も重要な技術のひとつとして位置づけ、今後も一層の研究開発に注力していきます。