更新日: 2018.02.15 13:25
【日産自動車】ニュル24時間レース:新型Z、24時間デビューはクラス6位完走、ファルケンZが健闘、クラス4位
新型フェアレディZ、24時間レースのデビューはクラス6位完走、
日本から参戦のファルケンZが健闘、クラス4位(総合11位)
- ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レース -
5月24日 ニュルブルクリンク(ドイツ)
5月23~24日に開催された「ニュルブルクリンク24時間レース」に、ドイツ日産と現地メディアとの共同チームとして新型フェアレディZ(欧州名・NISSAN 370Z)が、また、日本からはファルケンモータースポーツよりフェアレディZ(Z33型380RS-C)が出場。ドイツ日産の新型フェアレディZは、参加台数170台のうち30%以上の52台がリタイアとなるこの過酷なレースでさまざまなトラブルに見舞われながらも、SP6クラス6位(総合113位)で完走を果たした。またファルケンモータースポーツのフェアレディZは、SP7クラス4位(総合11位)と大健闘の結果を残した。
ニュルブルクリンク24時間レースは、1927年に竣工したノルトシュライフェ(北コース)と近代的なグランプリコースを結んだ1周25.378kmにも及ぶアップダウンの激しいコース。市販車をベースにしたツーリングカー約200台が参加する世界で最も過酷な耐久レースのひとつで、1970年に第1回大会が開催され今年で37回目を迎えた。
ドイツ日産と独メディア「アウト・ツァイトゥング」誌による共同チームは、英国RJNモータースポーツで製作した新型フェアレディZをこのイベントに投入。元DTMチャンピオンのカート・ティーム、「アウト・ツァイトゥング」誌の編集者、ホルガー・エックハルト(ドイツ)、レーシングドライバーのアレックス・バンカム(英国)、ドイツのTV番組「グリップ」のアンカーマン、マルメディ・マティアスがドライブする黄色のフェアレディZは、5月2日に現地で行われた4時間耐久レースでデビュー。車両に改良を加えて今回の24時間レースに臨んだ。
21~22日に2回行われた公式予選はSP6(排気量3001~3500cc)クラス10台中4位(総合42位)の好位置につけた。23日16時にスタートした24時間レースは、夜間に雨がポツポツと落ちたもののほぼドライコンディションで進行。順調に走り続けてレース開始から7時間後の23時にはクラス2位(総合36位)まで浮上。しかし夜中の2時過ぎにグランプリコースでクラッシュ。ダメージを負ったボディやサスペンションの修復を行ったものの、その後は駆動系にトラブルを抱え朝まで長時間にわたりピットイン。しかしチームの懸命の作業により、レース終盤にはコースに復帰。24時間のチェッカーを受け、クラス6位でゴールとなった。
ファルケンモータースポーツのフェアレディZ(ピーター・ダンブレック、田中哲也、星野一樹、ダーク・ショイスマン)は、SP7(排気量3501~4000cc)クラス9位(総合39位)からスタート。大きなトラブルもなく順調に走りきりクラス4位(総合11位)でチェッカーを受けた。
また、プライベーターとして参戦したイタリア、ランツァ・モータースポーツのフェアレディZ(Z33型350Z)は、マシントラブルに見舞われながらもSP10-GT4クラス4位(総合114位)でゴール。ドイツのチームがエントリーしたフェアレディZ(Z33型350Z)は、レース序盤にリタイアとなった。