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投稿日: 2010.06.03 00:00
更新日: 2018.02.15 20:25

【横浜ゴム】タイヤの低燃費性能を高めるインナーライナー技術が日本ゴム協会賞を受賞


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【タイヤの低燃費性能を高めるインナーライナー技術が日本ゴム協会賞を受賞】

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)の「ゴム/樹脂ポリマーアロイを使ったインナーライナー」技術が(社)日本ゴム協会の顕彰制度において「第22回日本ゴム協会賞」を受賞した。5月20日(木)の第77回通常総会(於:愛知工業大学)で表彰式が行われた。

インナーライナーはタイヤの内部に貼り付けて空気漏れを抑制する素材だが、タイヤからは自然と空気が漏れ、これが燃費悪化の原因となる。今回、表彰されたインナーライナーは、樹脂の低透過性とゴムの柔軟性を高次元でバランスした新素材で、タイヤの空気漏れを大幅に低減する。また、従来品の5分の1の薄さを実現。空気漏れによるころがり抵抗の悪化抑制と軽量化による燃費向上を実現する環境にやさしい素材として、タイヤの低燃費性能を高めることに寄与する。

新素材インナーライナーは、すでに2007年に発売した当社のエコフラッグシップタイヤ「DNA dB super E-spec」に採用されている。2009年には同素材を「AIRTEX advanced liner(エアテックス・アドバンスド・ライナー)」の名称で発表し、2010年以降さまざまな商品に採用していく考え。また「次世代AIRTEX」の開発も進行中で、“空気漏れゼロ”を目指した取り組みを強化している。

日本ゴム協会賞は、ゴムならびにその周辺領域における科学,技術またはその産業分野の発展に寄与し,その功績著名な会員に対して贈られるもので、会員、各支部、関連学協会代表者からの推薦に基づき委員会で選考する。