更新日: 2018.02.15 15:17
【BMW Group PressClub Japan】MINIの電気自動車 MINI E 2009年 エコグローブ賞(ÖkoGlobe Award)を受賞
MINIの電気自動車 MINI E 2009年 エコグローブ賞(ÖkoGlobe Award)を受賞
15.09.2009プレスリリース
ミュンヘン/ケルン発 CO2を排出することなくエキサイトメントな走りの愉しさを実現する未来志向モビリティーの先駆的な車両であるMINI Eは、この度、自動車産業およびそのサプライヤーの先進的な環境への取組みを評価するドイツの環境賞、2009年 エコグローブ環境賞を受賞しました。ドイツのデュイスブルグ-エッセン大学、保険会社のDEVKおよび自動車交通クラブによって授与されるこのエコグローブ賞は、持続可能なモビリティーのための卓越した先進技術を評価して授与するものです。MINI Eは、電気およびハイブリッド車両分野において最も先進的な新開発車両としてこの賞を受賞しました。
デュイスブルグ-エッセン大学の経営および自動車経済学教授でありエコグローブ研究所の創設者、そして審査員のスポークスマンでもあるフェルディナント・ドゥーデンヘーファー氏は、ケルンで行われた授賞式において「2009年エコグローブ賞は、電気によるモビリティーの時代が始まったことを明瞭に示すものです」、という言葉を添えてMINIブランド・マネージメント シニア・バイス・プレジデントの ヴォルフガンク・アンブレヒトに賞を授与しました。
エコグローブ賞は、2007年以来毎年9つのカテゴリーに対して授与されています。BMWグループは昨年2008年には、開発戦略EfficientDynamicsによりエコグローブ賞を受賞しました。完全な電気自動車であるMINI Eにより、BMW GroupはCO2排出量削減におけるさらなる一歩を踏み出しました。電気によるモビリティーは、BMWグループが「プロジェクトi」の一環として取り組んでいる研究課題の重点項目の一つです。
MINI Eは、出力150kW(204ps)、最大トルク220Nmの電気モーターで駆動します。そのエネルギーは自動車における使用のために専用開発された最新のリチウム・イオン・バッテリーから供給されるもので、1回の充電での走行可能距離は最大250kmです。
BMW Groupはすでに600台以上のMINI Eを生産して、様々なかたちで実地テストを行っています。MINI Eを使ったプロジェクトにより、BMW Groupは電気モーターを搭載した量産車両の開発および充電施設の構築のために将来に向けた重要な情報を得ることができるのです。MINI Eを実際の交通状況で使用しての実地テストは、それぞれ重点研究項目の異なるプロジェクトとして米国を中心に行なわれています。最初に生産された車両は、米国のカリフォルニア、ニューヨークおよびニュージャージー州で個人ユーザーに供与されています。
電気駆動のMINIは、現在ではベルリンとミュンヘンでも走っています。この2つのドイツの都市では、電力供給業者であるVattenfall Europe社およびE.ON社との協力により、太陽光および水力といった再生可能なエネルギー源により作られた電気で充電することが可能です。これによりMINI Eは、走行だけではなく充電においても大気中のCO2増加をほぼ完全に抑止するのです。2009年10月には、MINIの故国である英国で新しいパイロット・プロジェクトが開始されます。国家主導の研究活動の一環として、40台のMINI Eがロンドンに投入される予定です。
エコグローブ賞は、自動車産業およびそのサプライヤーの環境に対する取組みを評価する国際的な環境関連の賞です。受賞対象の選考は、デュイスブルグ-エッセン大学のエコグローブ研究所の責任において専門審査員団が行います。審査員は、研究所の創設者であるドゥーデンヘーファー氏のほかにドイツ環境省次官のマティアス・マハニヒ氏、ドイツ技術者協会(VDI)会長のDr.ブルーノ・O.ブラウン教授、および環境活動家でありアクション・ペイント芸術家でもあるHA・シュルト氏などで構成され、候補となった合計67の技術革新、製品およびプロジェクトから2009年の受賞対象が選考されました。