更新日: 2018.02.15 12:54
【motoyama.net】’09 S-GT RD-2鈴鹿予選レポート:速報
4月18日 天候:晴れ 気温:22℃ 路面温度:32度(予選開始時)
スーパーGTの2009年シリーズは、早くも第2戦を迎えた。舞台は鈴鹿サーキト。本山哲&ブノワ・トレルイエのコンビ、そして二人の駆るニューGT-Rが“デビュー戦優勝”という金字塔を打ち立てた、非常に相性のいいサーキットである。
期待された今季開幕戦をアクシデントに見舞われノーポイントで終えているMOTUL AUTECH GT-Rにとって、仕切り直しを図るには絶好の舞台。またこの一戦は“新生鈴鹿”初のレースイベントでもある。2連覇に一歩近づくため、そして鈴鹿の歴史にその名を刻むためにも重要な一戦だといえる。午前中に行なわれた1時間半の練習走行ではトータル20周の走りこみとライバルに比べやや周回数は少なかったものの、その分入念なセッティングを行いむしろ万全で終えている。オフのテストが鈴鹿で行われなかったことでどのチームも暗中模索であった中、1号車はポールポジションをこの時既に視野に入れていた。
この日の鈴鹿は午前中こそ肌寒さが残ったが、午後に近づくにつれ暖かい日差しが増し、午前11時20分からの公式予選1回目は、気温22℃、路面温度32℃のドライコンデションで開始される。今回の予選は、本山が自身2年ぶりにアタッカーをつとめることになった。
最初の30分間の混走では、ブノワがまず基準タイムをマークした後、本山が序盤からコースイン。ニュータイヤの皮むきを行い一旦ピットインすると、その後再び2セット目のニュータイヤ装着しアタックを開始する。その最初のアタックで本山はいきなりトップタイムをマークし、調子の良さを証明。そして、その後上位数台による激しいタイムアタック合戦となった10分間の占有走行時間でも素晴らしいアタックを見せ、トップ争いを演じた結果、2位でスーパーラップ進出を果たした。
午後3時20分よりスーパーラップが開始。本山のアタック順は8台中7番目であった。その時点でのベストタイムは1’53.790だったが、これを破ることはもちろん、ポール奪取に自信を持っていた本山は渾身のアタックを行なう。そしてそれまでのベストタイムに対しセクター1からリードを築くと、セクター2、3でもリードを守りきり、1’53,487で暫定トップに立つ。
最後にアタックを行なった暫定1位のマシンも結局本山のタイムを上回ることが出来ず、1号車は2位にコンマ2秒以上の差をつけ、見事に今季初ポールを獲得した。久々にアタッカーをつとめたにもかかわらず、本山のアタックは実に完璧であった。
2連覇を達成するために決して落としてはならない明日のレースを、ポールという絶好のポジションから挑む本山。このままトップを守りきって今季初優勝が達成出来るよう、明日も皆様の熱い応援をお願いいたします。
本山選手のコメント
「前戦のことがあるので、今回はかなり気合を入れてきました。その結果、新生鈴鹿で初となるポールポジションを獲ることが出来たことは非常に嬉しいです。この良い流れでレースに挑みたいと思います。レースでは、慎重に、確実に、そして思い切り走って、このままポジションを守ってチェッカーを受けることが出来るよう、ブノワと一緒に頑張ります。応援よろしくお願いします!」