コバライネン「SUGOの悪夢をふっ切れるテストに」

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DENSO KOBELCO SARD RC F
もてぎGTA公式テストで
初日トップ、2日目3番手タイム

もてぎGTA公式テスト(9/25-26)
ツインリンクもてぎ(1周4.801km)

　9月25日（金）～26日（土）、先週末の衝撃の第6戦の余韻が残る中でGTA公式テストがツインリンクもてぎにて行われ、初日25日は雨の中で1分47秒822の堂々のトップタイム、2日目26日ドライコンディションで1分38秒330の3番手のタイムをマークしたDENSO KOBELCO SARD RC F。最終戦の地にてコースレコードに匹敵するタイムをマークし、残り2戦へ向けて速さを証明すると共に有意義な走行データが得られた良いテストとなった。

■9月25日（金）：雨
　先週末の衝撃の第6戦SUGO後、わずかな時間の中での懸命な修復作業によりテストに間に合わせたDENSO KOBELCO SARD RC F。気温18度/路面温度20度の雨の中、10時からもてぎGTA公式テスト初日セッション1が開始され、平手がウェットタイヤを装着してコースイン。雨が強く降ったり弱くなったりと不安定な状況で、いくつかのタイヤを平手が確認。赤旗中断を挟んで22周目に1分50秒154の2番手タイムをマークするなど、クラッシュからの影響を見せない好調な走りを見せた。続いてツインリンクもてぎ初走行となるヘイキがドライブ。平手が装着したウェットタイヤの確認とコース慣熟を兼ねて走行。赤旗中断を挟みながらヘイキは雨量が少なくなってきた中で39周目に1分48秒975の8番手タイムをマークしながら19周ほどチェッカーまでドライブしてセッション1の走行を無事終えた。

　午後のセッション2は小雨が降る中で気温18度/路面温度20度と変わらず。ヘイキから走行を開始し、ウェットタイヤの評価を午前中に続けて行った。ユーズドタイヤの連続走行でヘイキは他車よりもペースよく1分49秒前半でラップを重ね、既にコースにも慣れてきた様子。別のタイヤを装着し14周目には1分47秒822とトップタイムを叩き出す勢いの良さを見せた。順調にテストプログラムをこなしていき、28周目からは平手がドライブ。新品、ユーズドと織り交ぜながらウェットタイヤの評価を続け、最後にリアスタビなどの調整を織り込みながら有意義なウェットデータを赤旗で走行が打ち切りとなるまで48周にわたって収集。雨のテスト1日目のベストタイムは、ヘイキの叩き出した1分47秒822で堂々のトップタイムとなった。