ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.12.24 00:00
更新日: 2018.02.23 14:57

サム・バードがスターワークスに加入。USCC参戦へ


 今季のGP2でドライバーズランキング2位を獲得したサム・バードが、来季からアメリカでスタートするユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)にスターワークス・モータースポーツからスポット参戦することが分かった。\r\n\r\n ウイリアムズでのF1テストなどの経験も持つバードは今季、ロシアン・タイムからGP2に参戦。最終戦までタイトルを争ったものの、最終的にはランキング2位でシーズンを終えた。そんなバードは、来季に向けてスターワークスと契約。USCCの開幕2戦となるデイトナ24時間とセブリング12時間、そして最終戦のプチ・ル・マンでPCクラスに参戦することになった。\r\n\r\n LMPカーでの初の耐久レースになるとともに、アメリカでのレースも初めてだというバードは、チームオーナーのピーター・バロンへの感謝の言葉を述べるとともに、来季については他のカテゴリーの可能性も探っているのだと明かした。\r\n\r\n「僕にとって、LMPカーでの耐久レースへの初挑戦になるし、アメリカでレースをするのも初めてだから“二重の初体験”なんだ」とバード。\r\n「マネジメントと僕は、さらに広範囲のプログラムで様々なチャンスを検討し続けている。数多くの興味深い選択肢が、様々なレースカテゴリに渡って開けているんだ。新年には更なる発表を行うつもりだよ」\r\n\r\n\r\n チームオーナーのバロンは、バードの起用に際して、フォーミュラに挑戦するドライバーのスポーツカーレースでの才能を引き出すことに関する自信を覗かせている\r\n\r\n「我々はこれまで、オープンホイールのドライバーをスポーツカーレースの世界に招き、その才能を引き出すことに大きく成功してきた」とバロン。\r\n\r\n バロンは今季、メルセデスでのF1テストの経験などを持つブレンドン・ハートレーをデイトナプロトのドライバーに起用。ロード・アメリカ戦で優勝を飾っている。そのハートレーは、ポルシェのLMP1のワークスドライバーとして起用されることが先日発表された。\r\n\r\n「ビッグチームで積んだ多くの経験を、我々のプログラムに大いに生かすことのできる、サムのようなドライバーと一緒に働けることを楽しみにしているよ」\r\n\r\n 主にグランダム・シリーズで活躍しているスターワークスは、2012年にはWEC世界耐久選手権に参戦し、LMP2のチャンピオンを獲得している。ただ、活動資金の不足により、今季はグランダムのみの参戦となっていた。