ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.19 00:00
更新日: 2018.02.16 23:59

スバルWRX STI、ニュル24Hに向けてVLN第4戦に参戦


「SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2014」、2回目のVLNレース出場

 スバルテクニカインターナショナル(STI)は、5月17日にドイツのニュルブルクリンクで行われたニュルブルクリンク長距離選手権(VLN)第4戦に新型SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2014をエントリーし、6月のニュルブルクリンク24時間レースに向けた準備を進めました。

 STIが本年VLNレースに出場するのは、4月の第2戦に続いて二度目となります。前回のVLNではフルモデルチェンジした新型SUBARU WRX STIの基本性能チェックが主な目的でしたが、今回は、ここで出た課題をクリアし24時間レースに適したセットアップに絞り込むことが目的です。ドライバーは、前回もニューカーをドライブしている地元ドイツのマルセル・ラッセーに加え、佐々木孝太とカルロ・ヴァン・ダムの2名が参加しました。この二人のマシン慣熟も目的のひとつです。16日に行われたプラクティス走行は、セッション途中にあった事故のために赤旗中断となり、佐々木とヴァン・ダムは満足に走り込みができないまま土曜日の予選と4時間レースに臨むこととなりました。ただし、前回VLNを経験しているラッセーがセッティング変更のポイントをチェックできており、マシンの育成面では進歩がありました。

 好天、ドライ路面で迎えた17日のレース日、午前中に行われた予選ではまたしてもクラッシュによるセッション中断と再開遅延、時間短縮があり、タイムアタック準備もままなりません。しかし、佐々木がベストラップタイムを更新し、決勝レースは5番グリッドからスタートすることになりました。15分遅れでスタートすることになった4時間の決勝レースは、佐々木がトップランナーをつとめ8周してヴァン・ダムに交代。やっと満足に走れる機会を得たヴァン・ダムは計画通りの9周を走行してラッセーにバトンタッチしました。


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