ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.06.03 00:00
更新日: 2018.02.17 00:23

トヨタ木下代表「レーススタートが待ち遠しい」


トヨタ・レーシングのTS040 HYBRID、ル・マン24時間レースに向け好発進
2014年6月1日(日)

 6月1日(日)フランスのサルト・サーキットでル・マン24時間レースの公式テストが実施された。トヨタ・レーシングはFIA世界耐久選手権(WEC)のポイントリーダーとして、2014年ル・マン24時間レースに挑む。

 2台のTS040 HYBRIDはこの日の午後に叩き出したベストラップでトップ2を独占してテストを終えたが、それ以上に重要なのは、トラブルフリーで順調にテストを完了したことである。2台はこの日、それぞれ88周、約1200kmを走破した。

 ル・マンはWEC第3戦となるが、トヨタ・レーシングは開幕戦のシルバーストーン、第2戦のスパ・フランコルシャンと連勝している。この連勝により、トヨタ・レーシングはマニュファクチャラーズポイントで、ライバルのアウディやポルシェに対し、48ポイントリードの首位につけている。

 今日の公式テストデーは、4時間のセッションが2回実施された。チームにとってはレースウィークの公式練習走行が始まる6月11日(水)以前において、初めてかつ唯一、実際のコースで走行テストが出来るチャンスである。

 TS040 HYBRIDにとってもル・マン初走行となり、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴の#7と、アンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの#8の2台は、盛り沢山のメニューをこなした。

 レースウィークまで2週間を切っての、わずか8時間の走行とあって、空力やメカニカル・セットアップの評価、ミシュランのスリックタイヤの作動領域など、チームは一時も無駄にすることなくテストを行った。