更新日: 2018.02.16 23:19
トヨタ木下代表「次戦も気を抜かず全力で戦う」
トヨタ・レーシングのTS040 HYBRID シーズン開幕戦を制覇
シルバーストーン6時間でWEC参戦初のワン・ツー・フィニッシュ
4月20日(日)FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストーン6時間レースが行われた。めまぐるしく変わる天候に翻弄されるレースとなり、最後は30分ほどを残して激しい雨のために短縮終了となった。スタートから最後まで強さを見せたトヨタ・レーシングのTS040 HYBRID #8が優勝。#7が2位で続き、トヨタ・レーシングは新型TS040 HYBRIDのデビュー戦を、チームにとってWEC参戦初となる、1-2フィニッシュで飾った。
1000馬力を誇るパワーを4輪駆動で路面に伝えるTS040 HYBRIDは、アンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの3人が駆る#8が圧倒的な速さを見せた。同車はレース序盤に首位に立つと、その後は一度もポジションを譲ることなく、2014年シーズンの開幕戦を制した。
変わりやすい天候に苦しみながらも、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴の#7が2位で続き、トヨタ・レーシングはWEC参戦初となる、1-2フィニッシュを飾った。
コースコンディションは完全なドライからヘビーウェットコンディションまで、めまぐるしく変わった。最後は予定されていたチェッカーフラッグの時間まで30分程を残して、豪雨により赤旗が出され、レースはその時点で終了となった。
レースはスタート直後から激しい順位争いが繰り広げられたが、ポールポジションからスタートを切った#7のブルツは首位をキープ。#8のブエミも5番手スタートから1周目に3位へと順位を上げた。
2台のTS040 HYBRIDは、雨が降り始める40分過ぎ前後まで、首位争いを展開。雨が降り始めた中での最初のピットインで、#7がウェットタイヤを、#8は溝の無いインターミディエイトタイヤを選択した。