更新日: 2018.02.17 10:21
フォルクスワーゲン、WRCで3年連続の3冠を達成
Press Information
2015年9月14日(月)
フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社
フォルクスワーゲン 世界ラリー選手権(WRC)で3年連続のワールドチャンピオンを確定
第10戦「ラリー・オーストラリア」でオジェ選手が今季7勝目
フォルクスワーゲンは、ラリー競技の最高峰「FIA 世界ラリー選手権(通称:WRC)」の2015年シーズン第10戦「ラリー・オーストラリア」に市販車をベースとした3台の「ポロ R WRC」で参戦し、フランス人のセバスチャン・オジェ選手が今季7度目となる優勝を果たしました。この結果、フォルクスワーゲン・モータースポーツは3年連続でWRCマニュファクチャラーズチャンピオンを確定し、名実ともにWRCのトップを走り続けています。また、オジェ選手も3年連続となるドライバーズチャンピオン、同じくジュリアン・イングラシア選手も3年連続コ・ドライバーズチャンピオンを決めました。
2015年9月10日(木)~9月13日(日)にかけて開催された「ラリー・オーストラリア」は、オーストラリア東海岸に位置するコフスハーバーを拠点に開催されるグラベル(未舗装路)ラリーです。競技区間(スペシャルステージ、通称:SS)はバラエティ豊かなグラベルステージ。高速ステージとテクニカルなステージの両面をあわせもち、全17SS、311.36km、総走行距離1023.70kmで行われました。
競技初日となる11日(金)と、翌12日(土)は、選手権ランキングの順で出走するため、フォルクスワーゲンチームの3人は路面に浮いた砂利の掃除役を余儀なくされます。初日を終えた段階でヤリ-マティ・ラトバラ選手が総合首位、3番手にオジェ選手、4番手にアンドレアス・ミケルセン選手という順位に。2日目にオジェ選手は一気に総合首位に浮上し、王座を射程に捉えました。
最終日の13 日(日)に残されたSSは5箇所。砂利掻き役から解放されたオジェ選手は快走を披露し、ボーナスポイントのつく「パワーステージ」でもトップタイムでまとめて今季7勝目を獲得しました。
これでオジェ選手は自身のWRC通算勝利数を31に伸ばしました。ラトバラ選手は2位、ミケルセン選手はタイムコントロールでペナルティを科され、4位でラリーを終えました。
フォルクスワーゲン・モータースポーツは、これまで36戦に出場し31度の勝利を獲得しています。「ポロ R WRC」の勝率は実に86%という、過去類を見ないほどの数値に達しており、マシンとドライバーのレベルの高さを示しています。次戦はオジェ選手の母国イベントとなる第11戦「ツール・ド・コルス」です。地中海に浮かぶコルシカ島を舞台に繰り広げられる伝統のターマック(舗装路)ラリーは、10月1日(木)~4日(日)にかけて開催されます。「ポロ R WRC」の活躍にご期待下さい。
■フォルクスワーゲン・モータースポーツ ディレクター:ヨースト・カピート
「これほど早い段階で世界チャンピオンを確定でき、まるで夢のように思っています。ドライバー、コ・ドライバー、そして彼らを支えるチームの全員が素晴らしい仕事をしたことを誇りに思います」
■FIA 世界ラリー選手権 第10戦ラリー・オーストラリア 最終結果
1.セバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア(フォルクスワーゲン) 2時間59分16秒4
2.ヤリ‐マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(フォルクスワーゲン) +12秒3
3.クリス・ミーク/ポール・ネーグル(シトロエン) +32秒6
4.アンドレアス・ミケルセン/オーラ・フローネ(フォルクスワーゲン) +38秒5
■FIA 世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズ選手権ランキング(第10戦終了時点)
1.フォルクスワーゲン・モータースポーツ 343
2.ヒュンダイ・モータースポーツ 177
3.シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム 164
4.M スポーツ 148
5.フォルクスワーゲン・モータースポーツⅡ 76
6.ヒュンダイ・モータースポーツ N 49
7.ジポカー・チェコ・ナショナルチーム 43
8.FWRT 9
■FIA 世界ラリー選手権 ドライバーズ選手権ランキング(第10戦終了時点)
1.セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン) 235
2.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) 134
3.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) 111
4.マッズ・オストベルグ(シトロエン) 90
5.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) 86
6.クリス・ミーク(シトロエン) 71