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投稿日: 2013.09.22 00:00
更新日: 2018.02.16 18:44

ヘンベリー「Q1からレース戦略が始まっていた」


2013年シンガポールグランプリ 予選
決勝では2~3回のピットストップが予想される

2013年9月21日、シンガポール
 レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して、シンガポールで自身通算41回目のポールポジションを獲得しました。シンガポールグランプリ用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されています。

 両コンパウンド間の性能差がラップあたり約2秒となっているため、決勝での戦略は多岐に渡ります。ベッテルにとってシンガポールでの2回目のポールポジションを決めたタイム1分42秒841と、2番手となったメルセデスのニコ・ロズベルグとのタイム差は、0.1秒を切る僅差でした。

 気温31℃の高温で湿度の高いコンディションの下、大半のドライバーがミディアムタイヤでQ1を開始しました。その後、上位勢の多くは、スーパーソフトを使用してセッション終盤での1回のランに照準を合わせました。レッドブルの両ドライバーとロータスのロマン・グロージャンのみが、Q1をミディアムタイヤだけで終え、マーク・ウェバーがミディアム勢では最上位の6番手となりました。Q1でのトップは、スーパーソフトを使用したメルセデスのルイス・ハミルトンでした。

 Q2に進出した全ドライバーがスーパーソフトタイヤでセッションを開始しました。そのほとんどがQ1で1回使用した中古のタイヤを使用しました。ベッテルは、スーパーソフトを使用した1回のランで最速タイムを記録しました。ベッテルのタイムは、同様の戦略を採って2番手となったチームメイトのウェバーのタイムより0.8秒速いものでした。メルセデスの両ドライバーも、スーパーソフトでの1回のランでQ3へ進出しました。