更新日: 2018.02.17 08:51
ホンダ松本リーダー「信頼性の改善にも努める」
#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/武藤英紀組)が激しい追い上げで3位表彰台を獲得
GT300クラスの#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)は10位フィニッシュでポイントを獲得
2015年6月21日(日)・決勝
会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)
天候:晴れ
気温:35℃(15:00時点)
路面温度:55℃(15:00時点)
コースコンディション:ドライ
観客:3万8381人(主催者発表)
6月21日(日)、タイ・ブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットにおいて、2015 オートバックス SUPER GT第3戦「BURIRAM SUPER GT RACE」の決勝レースが行われました。
バンコクから北東へおよそ400kmに位置するチャーン・インターナショナル・サーキットは昨年オープンしたばかりの新しい施設で、SUPER GTの開催は昨年に続いて2度目となります。
20日(土)に行われた公式予選では、#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)がHonda勢トップの5番グリッドを獲得。#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/武藤英紀組)は7番グリッド、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)は9番グリッド、#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/オリバー・ターベイ組)は12番グリッド、#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮/野尻智紀組)は15番グリッドをそれぞれ獲得しました。
決勝日である日曜日は、午前9時50分から30分間にわたってフリープラクティスが行われ、午後3時に66周で競われるレースがスタートしました。
午前のフリープラクティスでは、1分26秒688を記録して3番手となった#64 Epson NSX CONCEPT-GTが前日からの好調を維持してHonda勢トップ。さらに#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは8番手、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは10番手、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTは11番手、#8 ARTA NSX CONCEPT-GTは15番手となり、これに続きました。
スタートドライバーを務めるのは、5番グリッドの#64 Epson NSX CONCEPT-GTはバゲット選手、7番グリッドの#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTは武藤選手、9番グリッドの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは山本選手、12番グリッドの#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTはターベイ選手、15番グリッドの#8 ARTA NSX CONCEPT-GTは松浦選手でした。
午後3時、1周のフォーメーションラップに続いて、66周で競われる決勝レースが幕を開けました。#64 Epson NSX CONCEPT-GTはスタート直後から好調で、ライバルの1台をオープニングラップで追い越して4番手に浮上し、続いてトップ3に迫ります。そして5周目に3番手を走るライバルを攻略しようとしますが、2台は接触し、#64 Epson NSX CONCEPT-GTに乗るバゲット選手はスピン。バゲット選手は素早く体勢を立て直して走行を再開しましたが、実質的には最下位までポジションを落とすことになりました。
同じく5周目、#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがピットストップを行います。タイヤを外して原因を調査したところ、サスペンショントラブルが発生していることが判明。残念ながらここでリタイアする判断が下されました。
一方、松浦選手が乗る#8 ARTA NSX CONCEPT-GTは、5周目には10番手までポジションを上げます。この周、Honda勢のトップは6番手にポジションを上げた#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTで、#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは12番手、#64 Epson NSX CONCEPT-GTは13番手につけていました。
7周目、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTに乗る武藤選手は目の前を走るライバルの攻略に成功し、5番手にポジションを上げます。さらに10周目にはもう1台をパスし、4番手まで浮上しました。
前日とは違い、薄曇りの天候で強い日差しは多少和らいでいるとはいえ、この日も気温が35℃を超える中、Hondaのドライバーは上位フィニッシュを目指して懸命の走りを続けます。