更新日: 2018.02.16 02:17
ポルシェ、シリーズトップモデルの911カレラ4 GTSを導入
4輪駆動、300kW(408 hp)を誇るカレラ シリーズの
新たなトップモデル、911カレラ4 GTS
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、カレラモデルレンジの頂点に立つ911カレラGTSのラインナップを強化すべく、新たに911カレラ4 GTSクーペとカブリオレを導入します。この2モデルのエンジンはカレラGTSファミリーで最高性能を誇る300 kW(408hp)エンジンを搭載し、インテリジェントなポルシェ・トラクション・マネージメント(PTM)で4つの駆動輪を制御します。
ニューモデルの魅力は、ドライビングダイナミクスに限られるわけではありません。911カレラ4 GTSの燃費は、ポルシェ インテリジェントパフォーマンスの効果で、これまでのカレラ4Sモデルより大幅に向上し、新ヨーロッパ走行サイクル(NEFZ)ではクーペが11.0リッター/100 km、カブリオレは11.2リッター/100 kmとなっています。
911カレラ4 GTSのパワーユニットはカレラSの3.8リッター6気筒エンジンをベースにしながらも、インテークマニホールドの最適化により17kW(23hp)のパワーアップを実現し、7,300prmで最大出力300 kW(408hp)を発生します。改良型インテークシステムは最高出力の向上だけでなく、低・中回転域でのトルク特性に優れ、追い越し時の加速性能とレスポンス向上にも寄与しています。水平対向6気筒エンジンは4,200〜5,600 rpmの幅広い回転域で420 Nmの最大トルクを生み出し、1,500 rpmで320 Nmを発揮します。標準装備のスポーツエグゾーストシステムがニューカレラ4 GTS特有のスポーティなサウンドを奏でます。また、ブラック塗装した独特のテールパイプアウターシェルが、リアビューに独自の趣きを与えています。
0‐100 km/h加速タイムは、7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)でカレラ4 GTSクーペが4.4秒、カブリオレは4.6秒をマークいたします。
また、PTM により走行安定性、トラクション、そして俊敏なハンドリング性能が高められ、ポルシェの4輪駆動モデル独特のドライビングプレジャーを味わうことができます。PTMはマルチプレートクラッチを介して、それぞれの走行状況に応じてエンジントルクをフロントアクスルに最適に配分します。カレラ4 GTSには、機械式リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルが採用されていて、4輪駆動システムのドライビングダイナミクスをサポートしています。
4輪駆動のニューカレラ4 GTSでは、これまでの後輪駆動モデルと区別するため、デザインディテールに違いが採り入れられています。ドアやリアフードに着くモデル名を示すロゴ、バッヂに加え、テールライト間に4輪駆動モデルであることを示すリフレクターストラップが追加されています。ワイドボディと、それに伴うワイドなリアトレッドは、従来からの911シリーズの4輪駆動モデルと共通です。
911カレラ4 GTSでは、そのほかにもこれまでのGTSモデルと同様のディテールを数多く備えています。たとえば、標準装備に含まれるハイグロスフィニッシュのリムフランジを持つブラック塗装のセンターロック式19インチRSスパイダーホイールや305/30 ZR 19のリアタイヤなどです。
そのほかにもスポーツデザインフロントエプロン(ブラックにペイントされたリップスポイラー付き)や、同じくブラック仕上げのサイドスカートが視覚的にアピールします。また、運転席と助手席は、ともにスポーツシートとなっています。レザーインテリアのほか、GTSモデル専用の装備として、センターセクションにブラックのアルカンターラを配したスポーティな印象のシート、ステアリングホイールのリム、シフトレバー、パーキングブレーキレバー、ドアハンドル、ドアポケットのカバーとエクステンションが標準で提供されます。
911カレラ4 GTSクーペは、2011年7月より世界各国のマーケットにて順次導入開始される予定です。