ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.01.26 00:00
更新日: 2018.02.17 05:32

ポルシェ、波乱のデイトナ24時間はクラス5位獲得


プレスインフォメーション
2015年1月26日

チュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ第1戦:デイトナ24時間レース/米国

波乱の24時間レースにおけるポルシェチームの幸運と不運

 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)がポルシェ911 RSR でGTLMクラスの連覇を目指した第53回デイトナ24時間レースにおいて、ニック・タンディ(イギリス)/パトリック・ピレ(フランス)/マルク・リーブ(ドイツ)組がクラス5位という結果に終わりました。

 しかし2015年シーズンの初戦となった伝統ある耐久レースのGTDクラスにおいて、ポルシェのカスタマーチームはスポットライトを浴びました。アレックス・ジョブ・レーシングのポルシェ 911 GTアメリカは2位でフィニッシュし、3位にはパトリック・デンプシー(米国)と彼のチームメイトがドライブするデンプシー/ライトモータースポーツの911 GTアメリカが入賞しました。

 ポルシェ ノースアメリカが投入した2台のワークス911 RSRのうち、#912は、イェルク・ベルクマイスター(ドイツ)/アール・バンバー(ニュージーランド)/フレデリック・マコヴィッキ(フランス)組により、7位でレースを終えました。またカスタマーチームであるファルケンタイヤ911 RSRのコックピットには、ウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)/パトリック・ロング(米国)/ブライアン・セラーズ(米国)組が乗り込み、8位でチェッカーフラッグを受けています。ポルシェノースアメリカのもう1台の911RSR(#911)を含めた3台の911 RSRは、それぞれ一時GTクラスのトップに立ちました。

 デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでのスタート直後、ポルシェは最初のトラブルに見舞われました。2周目、911 RSRをドライブするフレデリック・マコヴィッキはオルタネーターを交換するためにピットイン。このフランス人ドライバーがトップグループから6周遅れとなる一方、ニック・タンディは猛追撃を見せました。厳しい予選の結果、8番手グリッドから決勝に臨んだ彼は、レース序盤に順位を上げ、トップに立ちました。レース序盤の1時間、伝統的に特に激しい争いが展開するGTLMクラスで彼のチームメイトがカーナンバー#911のポルシェ911 RSRで何度もトップに浮上しました。数々の物語を生んだサーキットの内側のフィールドを埋め尽くしたファンは、見事なオーバーテークのアクションや目まぐるしく入れ替わるポジションなど、モータースポーツの醍醐味を堪能しました。