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投稿日: 2011.07.08 00:00
更新日: 2018.02.23 12:28

ポルシェ、6月もニュルはじめ世界で活躍


プレスインフォメーション\t2011年7月08日

ポルシェ モータースポーツ ニュースレター:6月

 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)の「モータースポーツニュースレター」では世界各地のポルシェ モータースポーツイベントに関する情報を定期的にお届けしております。

LMP1スポーツプロトタイプの開発:ポルシェ ワークスがル・マンに復帰
 ポルシェは、ワークス体制のLMP1スポーツプロトタイプでル・マンへ復帰いたします。新たに開発されるレーシングマシンは、2014年にデビューする予定です。16度の総合優勝を誇るポルシェは、ル・マンでもっとも成功しているマニファクチャラーで、最後の総合優勝は1998年に911 GT1によって達成されています。

ニュルブルクリンク24時間レース:ポルシェが優勝し、走行距離の新記録を樹立
 劇的な24時間のスプリントレース、ニュルブルクリンク北コースで39回目の開催となった伝統あるニュルブルクリンク24時間レース(6月25、26日)において、ポルシェ911 GT3 RSRを駆るワークスドライバーのマルク・リーブ/ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ/ルーカス・ルール組は、スタートから7時間25分後に、アウディ、BMW、メルセデスなどの強力なライバルを抑えてトップに立ちました。その後、この4人組はチェッカーフラッグまでライバル達を寄せ付けず、3,958.968kmの走行距離記録を打ち立てました。ポルシェとマンタイ・レーシング、そしてティモ・ベルンハルトにとっても、この優勝は「リンク」おいて過去6年間で5度目となります。革新的なポルシェ911 GT3 Rハイブリッドは、この週末はあまり順調ではありませんでした。ワークスドライバーのイェルク・ベルクマイスター/リヒャルト・リーツ/マルコ・ホルツァー/パトリック・ロング組は、22万人の大観衆の前でスタートから4時間後にトップに立ちました。しかし、ディファレンシャルのフランジが破損したためにピットで多くの時間を費やし、結局、23位でレースを終えました。

ル・マン・シリーズ/インターコンチネンタル・ル・マン・カップ:奮闘の末4位に
 イモラで開催されたLMS第3戦(7月3日、ILMC第4戦)において、ワークスドライバーのマルク・リープ/リヒャルト・リーツ組は、フェルベマイヤー・プロトン・チームの911 GT3 RSRでポルシェ勢最高の4位に入りました。これまでの2レースでは、2回とも不運な事故の犠牲となっていただけに、今回はGTE Proクラスのタイトルディフェンダーにとって満足が得られる結果となりました。IMSAパフォーマンス・マットミュートから911 GT3 RSRでエントリーしたニコラ・アルマンド/レイモン・ナラック組は、GTE Amクラスにおいて2勝目を挙げました。

ポルシェ カレラワールドカップ:レネ・ラストがポルシェ史上最大のレースで勝利を収める
 雨、世界でもっともタフでテクニカルなサーキット、そして25カ国からのエントリー。24時間レースに先立って北コースで行われたポルシェ カレラワールドカップには、臆病者の出る幕はありませんでした。6周、約150kmのレースの後、このポルシェ史上最大のレースにおいて、レネ・ラストが総合優勝を飾りました。2007年から2009年モデルの911 GT3カップカーのクラスでは、ティモ・ランプケルが優勝しました。このレースの成績は、ポルシェ モービル1 スーパーカップおよび各国のカレラカップの選手権ポイントに加算されました。レネ・ラストはスーパーカップのチャンピオンシップ争いにおいて最大のポイントを持ち帰り、カレラカップ イギリスでは、前チャンピオンのティム・ハーヴィが最速でした(総合13位)。ケヴァン・エストルはカレラカップ フランスを制し(総合6位)、イタリア人最上位はアレッサンドロ・バルツァン(総合12位)、カレラカップ スカンジナビアのベストドライバーはヨハン・クリストファーソンでした(総合25位)。

グランダムシリーズ:シーズン折り返し点でデイヴィス/キーン組がトップに迫る
 グランダムシリーズ全12戦中7戦が終了した時点で、アンドリュー・デイヴィス/レー・キーン組はGTドライバーズランキングで2位につけています。ワトキンス・グレンでの6時間レース(6月4日)において、このペアはブルモス・レーシングのポルシェ911 GT3カップでクラス優勝を遂げました。このとき戦術を指示していたのは、ほかならぬ伝説のレーサー、ハーリー・ヘイウッドでした。6月の最後の週末(6月27日)にロード・アトランタで開催された第6戦では、デイヴィス/キーン組は6位に入っています。

フランスGT選手権:ポルシェ チームにとって夢の週末
 ヴァル・ド・ヴィエンヌで開催された第4戦(6月25、26日)において、ラルブル・コンペティションの911 GT3 Rを駆るパトリック・ボルンハウザー/ローラン・グロッピ組が優勝し、プロGTバイ・アルメラのGT3 Rに乗るアントニー・ベルトワーズ/ローラン・パスカリ組が2位に入りました。第2レースでは、ベルトワーズ/パスカリ組が1位、ボルンハウザー/グロッピ組が2位、さらに、姉妹チームのアルメラ・ポルシェからエントリーしたローラン・カズナヴ/ジャン=クロード・ポリス組が3位となって表彰台を独占し、ポルシェにとって完璧な週末となりました。

イタリアGT選手権:ポイントリーダーを狙うアウトールランドのドライバー の戦い
 アウトールランドのルベルティはチームメイトのマリオ・コルドーニとペアを組み、マジョーネ近郊のアウトドローモ・デル・ウンブリアで行われた第3戦(6月19日)で1位と2位を獲得し、GTドライバーズランキングでトップと僅差の2位につけています。ルベルティはマジョーネにおいて、

ベルカー耐久選手権:プロスピードの見事な戦術が勝利をもたらす
 スパでの第3戦(6月18日)において、勇気あるタイヤ選択とマルク・ゴーセンス/マキシム・スーレ組の完璧なパフォーマンスが、プロスピード・コンペティション・チームにシーズン2勝目をもたらしました。ライバル達がレインタイヤを選択する中、チームは、スリックタイヤを装着した911 GT3 Rを3時間のレースに送り出しました。残り10ラップの時点でも、プロスピードは再びスリックタイヤを選択し、これが功を奏して1分以上の差をつけて優勝しました。現在、ゴーセンス/スーレ組はドライバーズランキングのトップに立っています。

ブリティッシュGT選手権:トラックスピード ポルシェがブランズハッチで優勝
 ティム・ブリッジマン/グレゴール・フィスケン組が、ブランズハッチでの第3戦(6月19日)において優勝しました。スタート後30分から降り始めた雨により、出場した30台の間でスリル満点の見ごたえのあるレースが展開されました。2時間後、ブリッジマン/フィスケン組は、トラックスピードのポルシェ911 GT3 Rをトップでゴールさせました。 ディフェンディングチャンピオンのデビッド・アッシュバーンは、左リアホイールハウスからの出火によりリタイアを余儀なくされました。

パイクス・ピーク「レース・トゥ・ザ・クラウド」:ジェフ・ツワートが911 GT2 RSで新記録を樹立
 ポルシェ911 GT2 RSを駆るアメリカ人のジェフ・ツワートは、コロラド州パイクス・ピークで開催された有名なヒルクライムレース「レース・トゥ・ザ・クラウド」(6月26日)において、公道走行可能なスポーツカーとしての新記録を打ち立てました。ツワートは、620PSを発生する911 GT2 RSに乗り込み、高度2,860メートルから4,600メートルまで156のコーナーを駆け上がる全長20kmのコースにおいて、従来の記録を24秒も更新しました。ツワートは、カリフォルニアのポルシェ モータースポーツにて911 GT2 RSを受け取り、そのまま1,770km離れたスタート地点まで自走しました。

カレラカップ ジャパン:無敵の安岡秀徒
 富士スピードウェイで開催されたカレラカップ ジャパン第4戦および第5戦(6月11、12日)において、安岡秀徒が2戦連続のポール・トゥ・ウィンを達成し、無敵ぶりを再び証明しました。2011年において、ガーミン ポルシェチームの才能あふれる若手ドライバーを打ち負かす者はまだ現れていません。2位はいずれも藤田明が獲得しました。

カレラカップ ドイツ:6つのレース、6人の異なる勝者
 イギリス人のショーン・エドワーズは、ニュルンベルクのノリスリンクで開催された第6戦(7月3日)において極めて難しいウエットレースを制し、ジェロエン・ブレーケモレンとのポイント差をさらに広げました。シリーズ第5戦を兼ねた6月25日のポルシェ カレラワールドカップでは、エントリーした98台の中でフランス人のニコラ・アルマンドが総合5位でフィニッシュしています。

ヨコハマIMSA GT3カップチャレンジ:モントリオールでマクニールとシスネロスが優勝
 モントリオールのシルキュイ・ジル・ヴィルヌーヴでF1グランプリのサポートレースとして開催された雨の第5戦(6月11日)において、クーパー・マクニール(アレックス・ジョブ・レーシング)が初優勝を成し遂げました。ポイントリーダーのエンリケ・シスネロスはコースアウトによりリタイアしました。ゴールドカップクラスの栄冠は、15歳のマディソン・スノーとの激しいトップ争いを制したエドゥアルド・シスネロスに輝きました。

GT3カップチャレンジ ブラジル:ロセットとジュニオールによる対決が続く
 ポイントリーダーのリカルド・ロセットは、6月18日にインテルラゴスで開催された第1レースにおいて、ブレーキをフェードさせながらも2位のコンスタンティーノ・ジュニオールのアタックを退け、辛くも勝利を拾いました。同じ日の第2レースでは、レギュレーションによって7番グリッドからレースを再開したジュニオールが勝利を収めました。ドライバーズランキングでは、ロセットがジュニオールを10ポイント上回っています。古い911 GT3カップカーで争われるチャレンジレースでは、フェルナンド・バルシが優勝しました。

レースノート:ポールシッターのマヌエル・ジャオ/ミゲル・アンヘル・デ・カストロ組は、
アルバセテ・サーキットで行われたスペインGT選手権第3戦(6月19日)において、ドリベクス・チームの911 GT3 RSRを駆って優勝しました。+++ スパで開催されたインターナショナルGTオープンの第5戦および第6戦(6月25、26日)において、アウトールランドスポーツの911 GT3 Rを駆るジャンルカ・ローダ/ファビオ・バビーニ組が、GTSクラスのポイントリードを守りました。


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