クルマニュース

投稿日: 2012.01.12 00:00
更新日: 2018.02.16 06:48

ポルシェ ボクスターS、モデルチェンジで軽量化


軽量化されたボディ、向上したとパワーと燃費で、さらに際立つ個性

生まれ変わったポルシェのミッドシップロードスター、ニューボクスター

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、新たな軽量ボディとシャシーを備えたニューボクスター、ボクスターSを導入いたします。ボクスターの歴史において、これほど包括的なモデルチェンジが行われたのは初めてのことです。大幅な軽量化、ホイールベースとトレッドの拡大、そしてホイールの大径化は、新しい電動パワーステアリングと相まって、これまでもセグメントでトップを誇ったボクスターのドライビング ダイナミクスをさらに向上させています。ニューボクスターは優れたパフォーマンスを発揮しつつ、燃費が最大で15 %向上しています。燃料消費量が100kmあたり8リッターを大きく下回っているモデルもあります(NEDC:新欧州ドライビングサイクルによる計測)。

ニューボクスターの、より短いオーバーハング、大きく前方に移動したフロントウインドウ、よりワイドなシルエット、そして表現力豊かなエッジを備えたことで、ダイナミックに変化したスタイリングは期待を裏切りません。フル電動ソフトトップはデザインが一新され、ソフトトップのコンパートメントリッドはなくなりました。より広くなったインテリアは、傾斜したセンターコンソールを備えたポルシェのトレンドを反映したコンセプトとなっています。このセンターコンソールはカレラGTを彷彿とさせるもので、より優れたエルゴノミクスをもたらします。

この新世代スポーツカーは、ボクスター/ボクスターSという伝統的な組み合わせでデビューします。どちらのモデルにもダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)を採用した水平対向6気筒エンジンが搭載され、さらに回生システム、サーマル・マネージメントシステム、およびオートスタート/ストップ機能によっていっそう効率が向上しています。ボクスターに搭載される総排気量2.7リッターの新しいエンジンは、ボクスターSの3.4リッターエンジンをベースとしています。最高出力は、総排気量が小さくなったにもかかわらず先代モデルよりも10 PSアップの265 PS(195 kW)を発生します。ボクスターSの最高出力は先代モデルと比較して5 PSアップの315 PS(232 kW)となっています。
両モデルとも、6速マニュアルトランスミッションが標準装備され、7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)も用意されています。どちらのスポーツカーも、最高の燃費と加速性能を発揮するのは、PDK仕様車です。ポルシェ ボクスターのPDK仕様車の燃料消費量は7.7 ℓ/100 km、ボクスターSの場合は8.0 ℓ/100 kmとなっています。駆動力が途切れることのないシフトチェンジにより、静止状態から100 km/hまでボクスターは5.7秒、ボクスターSは5.0秒で駆け抜けます。

ドライビングダイナミクスをさらに向上させるため、ポルシェはボクスターのために、初めてダイナミックトランスミッションマウントを備えたスポーツクロノパッケージをオプションで用意しました。機械式リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルを備えたポルシェ・トルク・ベクトリング(PTV)も、新たにオプションとしてボクスターに設定されています。


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