更新日: 2018.02.17 12:05
ポルシェCEO「2015年は最も大きな成功を収めた年」
プレスインフォメーション
2015年12月15日
ポルシェがル・マン最強マニュファクチュアラーの地位を維持
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は、12月12日(土)にヴァイザッハで開催されたポルシェ モータースポーツの祭典であるナイト・オブ・チャンピオンにおいて、2015年シーズンの数々の傑出した成績を振り返りました。
ポルシェのCEOであるDr.オリバー・ブルーメは、スピーチの中で来シーズンの展望について初めて言及し、「サーキットにおいて、2015年は当社の歴史の中で最も大きな成功を収めた年のひとつとなりました。2016年は、私達は不変性に重点を置き、さらにギアをシフトアップする予定です。私達は、ル・マンの4クラスのうち3クラスにエントリーする唯一のマニュファクチュアラーとなります」と概要を述べました。
・919ハイブリッドがWECチャンピオンとしてスターティングナンバー1および2で登場
2016年、ポルシェ チームはタイトルディフェンダーとしてLMP1に復帰後3シーズン目のWECに挑みます。2台の919ハイブリッドがFIA世界耐久選手権(WEC)の9戦にスターティングナンバー1と2として参戦します。2016年モデルの919ハイブリッドは、多くのコンセプトが洗練され、2015年の発展型となります。
その新たな姿は、3月25日にフランスのポール・リカールで開催されるWECプロローグで披露されます。919のハイブリッドシステムは、最先端のダウンサイジングターボテクノロジーと効率的なダイレクトフューエルインジェクションを採用した2リッター4気筒エンジンを搭載し、2系統のエネルギー回生システムが発生した電気を貯えるためにリチウムイオンバッテリーを使用します。
919ハイブリッドは、約1,000 PSのシステム出力を発揮し、未来のロードゴーイングスポーツカーの開発に多くの重要な刺激を提供しました。これには、例えば、2020年までに量産化が計画されているミッションEコンセプトの800Vテクノロジーなどがあります。2016年のWECのハイライトであるル・マン24時間レースには、3台ではなく2台の919ハイブリッドが参戦する予定です。
これは、ポルシェおよびVWグループの関連会社であるアウディが、コスト効率を最大化するためLMP1レースカーを1台ずつ減らすことで合意したためです。現在のポルシェ919ハイブリッドのレギュラードライバー全員が、2016年も引き続きステアリングを握ります。
スターティングナンバー1のLMP1レーシングカーには、世界選手権ドライバー部門のチャンピオンであるティモ・ベルンハルト(34)、ブレンドン・ハートレー(26)およびマーク・ウェバー(39)が乗り込み、スターティングナンバー2の車両はロマン・デュマ(37)、ニール・ジャニ(32)およびマルク・リーブ(35)がドライブします。