クルマニュース

投稿日: 2012.11.13 00:00
更新日: 2018.02.16 12:43

マセラティ『グラントゥーリズモスポーツ』発売


2012年11月13日

高性能スポーツカーの伝統を継承
最高時速300km/h、マセラティ史上最速・最強の4シータークーペ
「マセラティグラントゥーリズモスポーツ」発売

マセラティジャパン株式会社

 マセラティジャパン株式会社(代表取締役:ファブリッツィオ・カッツォーリ、本社:東京都港区)は、高性能スポーツカーの伝統を継承する傑出したパフォーマンスと高い快適性に加え、スポーティとラグジュアリーをより洗練されたエクステリアとインテリアで実現した4シータークーペ「マセラティグラントゥーリズモスポーツ」を11月13日に発売いたします。

“最先端のグランドツアラー"というコンセプトのもと、日常的に気軽に乗れるドライバーズカーとして多くの人々を魅了してきた「グラントゥーリズモ」シリーズ。その最新モデル「マセラティグラントゥーリズモスポーツ」は、オートマチックとセミオートマチックの2タイプを展開。徹底的なスタイリング変更と最新テクノロジーの搭載により、革新的な進化を遂げました。

 心臓部である4.7リッターV8エンジンの最高出力は、チューンアップによりベースモデル「マセラティグラントゥーリズモS」に対し10psアップし460psを発揮。セミオートマチック仕様は、マセラティのロードカーとしては最速の300km/hを達成しています。デリバリー開始は11月下旬を予定。車両本体価格は、MCオートシフト(オートマチック)が17,500,000円、MCシフト(セミオートマチック)が18,000,000円(各税込)です。

 これにより「グラントゥーリズモ」のラインアップは、「マセラティグラントゥーリズモスポーツ」「マセラティグラントゥーリズモ」「マセラティグラントゥーリズモMCストラダーレ」の3モデルとなります。

エンジン
 パワフルな4.7リッターV8エンジンは、燃料消費や排気量を変えることなく、4750rpmにおいて「グラントゥーリズモS」を10Nm上回る520Nmの最大トルクを生み出し、最大出力は7000rpmで10ps(7kW)上回る460ps(338kW)となり、卓越したスポーツ性能を発揮します。この強大なパワーと組み合わされるトランスミッションは2タイプ。6速電子制御セミオートマチック・トランスミッションと、ZF社製6速オートマチック・トランスミッションです。

 電子制御セミオートマチック・トランスミッション仕様は、乾式ツインプレートクラッチを内蔵。「MCシフトテクノロジー」の採用により、最速で0.1秒の速やかなギアシフトが可能になり、最高速度300km/h、0-100km/h加速がわずか4.7秒という圧倒的なパフォーマンスを実現。エキサイティングなドライビング体験を可能にします。

 一方、ZF社製6速オートマチック・トランスミッション仕様では、「グランカブリオスポーツ」や「クアトロポルテスポーツGTS」搭載の「MCオートシフトマネージメントソフトウェア」がパフォーマンスの向上に絶大な威力を発揮し、298km/hの最高速度と4.8秒の0-100km/h加速性能を達成。パフォーマンスを損なうことなく、極上の乗り心地を提供します。

サスペンション
 サスペンションは、連続ダンピング・コントロール・システムの最新バージョンである「スポーツスカイフックシステム」を採用。パッセンジャーの快適性をさらに向上させながら、よりシャープなレスポンスがかつてないファン・トゥ・ドライブを可能にしました。「スポーツモード」ではドライバーのいかなる操作にも極めて鋭敏な反応を示す一方、「ノーマルモード」ではダンパーの減衰率を連続可変制御して路面の凹凸を巧みに吸収し、滑らかな乗り心地を提供します。どちらのモードも路面状況を問わず、スポーティなパフォーマンスと快適性をかつてない高次元で両立しています。

ブレーキシステム
 ひときわ目を引くアストロデザイン20インチ・アロイ製ホイールの奥には、「グラントゥーリズモスポーツ」のための特別なブレンボ製デュアル・ダイキャスト・テクノロジーを用いたブレーキシステムが装備されています。ブレーキディスクには、スリット入りのドリル加工を施し、鋳鉄とアルミニウムという2種類の素材を採用して15〜20%の軽量化を実現。フロント:6ピストン、リア:4ピストンのキャリパーを組み合わせることで、傑出した制動力をもたらし、腐食や摩耗からブレーキシステムを守り、より快適な乗り心地を提供します。

 ブレーキキャリパーには、マセラティとブレンボにとって初となるアルマイト加工を施したマットブルーカラーが採用されました。この新しいマット仕上げのブルーは、「グラントゥーリズモスポーツ」が有する抜群のスポーツ性を強調するとともに、顧客満足度を追求するマセラティならではのこだわりを示すものです。ごく小さなデザインディテ-ルに至るまで、顧客一人一人の要望を忠実に反映させるテイラーメイドの精神を貫いています。

エクステリア
 エクステリアは、「グラントゥーリズモ」生来のスポーティさをさらに強調するデザインに改良されています。

 新型フロントバンパーは、スムーズなエアフローとフロントブレーキの冷却性能を向上すると同時に、マセラティ伝統のオーバルグリルと新採用のヘッドライトの間にレーシングカーを彷彿とする新しいデザイン要素が盛り込まれ、存在感溢れるフロント・デザインに一新しました。クローム仕上げのトライデントは、マセラティ・エンブレムの伝統にのっとり、最強のマセラティだけが冠する赤のアクセントラインが施され、フロントグリルの中央に掲げられています。

 また流麗な「サイドスカート」やエグゾーストバルブのスポーティなシャドーラインも存在感を放ちます。

 ヘッドライトは従来のクラスター形状を継承しながら、LEDテクノロジーを採り入れたスタイリッシュなヘッドライト「LEDポジションランプ」を開発。機能性や視認性が飛躍的に改善され、安全性の向上にも寄与しています。

 テールライトには新たにダークトーンのレンズ「スモークレンズ付きリアランプ」を採用。リアデザインを一層引き締めて精悍な印象を強調しています。

 ボディカラーでは新色のメタリック・ブルー「ブルソフィスティカート」を導入。エレガントでスポーティなスタイリングを際立たせるだけでなく、「グラントゥーリズモスポーツ」ならではの革新的なデザインを演出します。

インテリア
 クラフツマンシップが息づくインテリアは、ラグジュアリー感を演出しながら、ダイナミックかつ洗練されたモーター・スピリッツを表現するために、よりスポーティな装いに生まれ変わりました。

 中でも極めて重要な役割を果たすのが、デザインを刷新した新型スポーツシートです。人間工学に基づいた設計が施され、腰・背中と身体のサイドを支える優れたサポート機能を搭載。長距離ドライブでも疲れにくい快適さと居住性をドライバーとパッセンジャーに提供します。またフロントシートのリアシェルには、フロントグリルからヒントを得たスポーティな新構造を導入。リアパッセンジャーのスペースはこれまでより20mm拡大されています。

 ダッシュボード周りは「グリジオ・ダーク・クローム」仕上げのグレーで彩られ、レザーシートにはポルトローナ・フラウを採用。さらにレーシングモデル「トロフェオ」からインスピレーションを得たステアリングコラムの「トロフェオデザイン・シフトパドル」、ペダルはアルミ製といったスポーティな装備がキャビンを個性的に演出します。

 人間工学に基づき、スポーツ走行にふさわしいデザインを追求した「新型デザインステアリング」はリムをよりフラットにしたほか、グリップ性が向上した断面形状に改められています。

マセラティコールセンター 0120-965-120
http://www.maserati.co.jp/


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