更新日: 2018.02.16 20:27
ランボルギーニ・ガヤルド、10年間の生産を終了
ランボルギーニ・ガヤルド生産終了のお知らせ
・ 10年にわたり、イタリアのアイコン的存在として活躍
・ ランボルギーニ史上、「最高販売台数を記録」したスーパースポーツカー
・ ラップタイムでは、未だに同クラスで最高記録を保持
【2013年11月25日 イタリア/サンタアガタ・ボロネーゼ発】
これまで多くの歴史を見守ってきたサンタアガタ・ボロネーゼの本社で、ついにランボルギーニ・ガヤルドの最後の1台の生産が完了し、出荷されました。このロッソ・マース(レッド)のガヤルドLP570-4スパイダー・ペルフォマンテは、オーナーとなる個人のコレクターの手元に届けられることとなります。これまでに合計14,022台を売り上げたガヤルドは、ランボルギーニ史上最も多く生産されたモデルであるだけでなく、スポーツカー史上において最高販売台数を誇るモデルのひとつでもあります。また、長きにわたり、イタリアのデザインおよび自動車工学技術の高さを象徴するアイコンとして、揺るぎない名声を築いてきました。
今から10年前、ランボルギーニ設立40周年の年に発表されたガヤルドは、アウトモビリ・ランボルギーニの歴史に重要な転機をもたらしました。それまでの40年間、わずか250台に過ぎなかったランボルギーニの年間平均生産台数が、ガヤルドの登場以降、暴れ牛の印を戴く車両の誇る世界標準の最高級品質はそのままに、生産力を大幅に拡大し、約2,000台にまで増加したのです。ランボルギーニの伝統に従い、ガヤルドの名前もまた闘牛の世界に由来しています。18世紀に交配され生まれたガヤルドの血統は、稀に見る勇敢さと大胆不敵な気性で知られています。
ランボルギーニ・ガヤルドの輝かしい軌跡は、2003年開催のジュネーブ・モーターショーから始まりました。今日までの10年間、ガヤルドの絶大なる人気を支えてきたのが、チェントロスティーレ・ランボルギーニによるユニークかつ究極のデザイン、そして驚異的な力学や傑出した品質です。アルミニウム・スペース・フレームを採用したシステマティックな超軽量デザイン、高馬力と高回転を併せ持つ10気筒の自然吸気エンジン、ランボルギーニの新ロボット式シーケンシャル・ギア・シフティング・システムであるeギア、フルタイム式四輪駆動の採用により実現した驚異的なハンドリングおよび安全性―これらのガヤルドのテクニカル・コンセプトは、発表されるやたちまち人々を魅了しました。