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投稿日: 2013.04.14 00:00
更新日: 2018.02.16 15:28

全日本F3第2戦 決勝上位ドライバーコメント


全日本F3選手権
第2戦

決勝上位ドライバーコメント
■優勝:中山雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「昨日はスタートを失敗してしまって、今日もそれほどうまいスタートを切れたわけではないんですが、トップを守ることができました。トップを走っていたこともあって昨日よりもマネージメントはしっかりできたとは思いますが、終盤はタイヤコンディションが悪くなってしまって、3番手の選手の方がペースが良かったと思います。その理由はこれから分析していきたいですね。サイティングラップではマシンのバランスは悪くなかったですし、ファステストラップも獲れているのでタイヤの状態がいい時はバランスがいいんですが、思った以上に後半でタイヤが厳しくなってしまって、コントロールが難しかったです。昨日の予選で使ったタイヤが赤旗中断とかの影響で、熱の入り方が不安定だったのかもしれないです。でも、それほどペースも落ちなかったので良かったですね。もてぎに向けてもクルマの調子はいいと思うので、あとは自分がどれだけ合わせられるか、ベストなレースができるかだと思います」

■2位:勝田貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「昨日と同じ2番手スタートで、昨日の展開を見てもスタートがすごく重要だと思っていたので、いいイメージを持ってスタートしましたが、昨日よりは上手く行かず、(中山選手の)真横に並ぶまでいけなかったです。すごくタイヤに厳しいコンディションだったので、昨日以上にタイヤマネージメントに気を付けて、なるべく痛めつけないように、ラインやコーナーでの走り方に気を付けて走りました。最初は僕の方が中山選手より少し遅くて、途中で一瞬追いつく場面もありましたが、同じクルマの状況なので、後半になってバランスが崩れてきてしまって、後ろとの間隔を見ながらのレースになりました。ミスをしないように集中していましたが、終盤にデグナーで止まり切れずにミスをして一気に追いつかれてしまって。僅差のレースでは、ひとつでもミスをすると順位が変わってしまうので、そういう面でもっと集中力を高めて、ドライビングで負けないようにもっと勉強する必要があると思いました」

■3位:千代勝正
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX・F312/TODA TR-F301)
「昨日はスタートを失敗してしまったのですが、今日は決まって3位に上がれました。前半はトムスの2台に離されてしまったんですが、昨日のレースからセットアップを見直して、レース後半のペースは全体の中でもかなりいいペースで走れました。後半2位に上がるチャンスもありましたが、オーバーテイクには至りませんでしたね。トラブルなどがあってテストが十分できない中で開幕を迎えて、走りはじめは正直マシンで後れを取っていたと思いますが、煮詰め切れていなかった部分をチームとレースウィークを通じて進めてきて、最後をこういう形で終われたので、チームと戸田レーシングのエンジンに感謝したいです。一昨年出ていたNクラスと違って今年はエンジンでも勝負があるし、Nクラスのように簡単に腕だけでは勝てないなと感じましたが、そういった意味ではクルマの開発も含めてすごく勉強になるので、たくさん勉強して速さを見せたいと思います」

■4位:清原章太
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「スタートは反応が少し遅れてしまったのですが、動き出してからは問題なくポジションを上げることができました。レース中盤から後半にかけてはトップグループと同じぐらいのペースで走れていたので、いいところはあったと思いますが、スタートしてからの数周での差が大きいなと感じました。それが最後まで影響して、前のマシンに徐々に追いついて行っても抜くことができませんでした。でも、今日の中盤から後半のレース展開のように周りのペースが乱れてチャンスが生まれることもあるので、最後まであきらめない走りをしていきたいです。次のもてぎに向けては、スタートしてから数周のラップタイムを含めたレースマネージメントはもちろん、ブレーキングも重要になりますし、なにより抜くのが難しいコースなので、予選から前にいられるように頑張ります」

■7位(N-1位):高星明誠
F3-Nクラス
(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス 3S-GE)
「昨日スタートを失敗してしまったので、長谷見監督にアドバイスをもらって今日のスタートの対策をしてきましたが、その結果抜かれることなく1コーナーに入ることができました。序盤からクルマのバランスが少しおかしくて、タイヤのマネージメントもうまくいかずバイブレーションもひどかったのですが、その中でも最後まで走り切れてよかったです。レース前半では2位のマシンに、1周でコンマ2から3秒ぐらいしか差をつけられなかったものの、後半に進むにつれて差が大きくなってきたので、それも良かったです。もてぎは自分の中でも得意なので、今日以上に差をつけて勝てるように、今回見つかった課題を克服していきたいです」

■8位(N-2位):ナニン・インドラ・パユーング
F3-Nクラス
(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「今日はスタートでミスをしてしまいました。クラッチを離すのが早すぎて、エンジンストール気味になってしまいました。順位も下げてしまいましたが、レース中に2番手までオーバーテイクして上がることもできたし、すべてを振り返ると昨日よりもいいレースができたと思います。昨日よりも長いレースで、タイヤマネージメントがうまくできず、最後の5周はタイヤグリップが全然残っていなかったのが今後の課題です。次のもてぎはFCJとのダブルエントリーで、全部で5レース出ることになります(笑)。予選の間がとてもタイトで大変なレースウィークになると思いますが、頑張ります」

■9位(N-3位):小泉洋史
F3-Nクラス
(HANASHIMA RACING/Car.No6/Net Move Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「鈴鹿は、合同テストではまずまずだったんですが、今回は流れが悪かったです。その中で、最悪の状況からどこまで持って行けるかということに自分で取り組んできました。予選ではトップには離されながらもなんとか2番手をとりましたが、いざレースになると、昨日は悪い流れのまま踏んだり蹴ったりの結果になってしまいました。年甲斐もなくイライラしてしまったんですが、チームの皆さんのためにも結果を残したいと思って、昨日の課題と問題点を整理して臨みました。レースになるとナニン選手には抜かれるかもしれないなと思っていたものの、なぜか体力的には自信があるので(笑)、なんとかついて行って後半勝負できたらなと思っていたのですが、かなり差を広げられてしまい、3番手キープというレースになりました。次のもてぎもベストを尽くしたいと思います」


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