更新日: 2018.02.23 14:53
復活セオドール・レーシング、マカオGPで勝利
セオドールレーシング・バイ・プレマ
感動的な勝利で第60回マカオGPを制覇
セオドールレーシング・バイ・プレマのアレックス・リンのドライブで先代のセオドールレーシングから数えて7回目の勝利をマカオGPの歴史に刻む
OUR DRIVERS
#9 Lucas Auer
#10 Alex Lynn
セオドールレーシングは1992年以来、このマカオGPに戻ってきました。創立者のテディ・イップが故アイルトン・セナを起用して勝利した1983年のレースより数えてちょうど30年と言う記念すべき年でもあります。
英国人ドライバー、アレックス・リンがスタートからゴールまでレースをリードし続けたものの決して容易な勝利ではありませんでした。セーフティーカーのタイミングやイエローフラッグ等により何度もリードを縮められるスリリングな展開だったからです。スタート直後、何度もストレートエンドでその差を詰められましたが、山側セクションでリードを広げました。その様子をスポンサーであるSJM(リスボアホテルの親会社)ホールディングスのCEOであるドクター・アンブロス・ソゥがモニターを厳しく見つめる姿が印象的でした。
リンの最大のライバルは2012年のマカオGPウイナーのレッドブルのサポートを受けるカーリンからエントリーしたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタでした。ラスト4周で1秒弱まで詰められるものの、さらにじわじわとリードを広げたアレックス・リンは
1.173秒のリードを保ちフィニッシュしました。しかし一方でチームメイトのルーカス・アゥアは、マンダリン・ベントでクラッシュしレースを終え残念な結果となってしまいました。
オーストリア人のルーカス・アゥアは最初に予選でクラッシュしてしまい最後尾からのスタートとなってしまいました。そしてスタート直後、他車の動きから連鎖反応的に事故が起きてしまいオープニングラップでバリアに激しくヒットしレースを終えてしまいまし
た。