ル・マン/WECニュース

投稿日: 2016.01.26 00:00
更新日: 2018.02.17 12:39

澤圭太、AsLMSのGTクラスチャンピオン獲得


One Day Smile
PRESS RELEASE

Asian Le Mans Rd.4 マレーシア・セパン戦レポート
GTクラスチャンピオン決定、2016年Le Mans 24Hレース参戦出場権利獲得

 2015年10月にWEC-FSW戦の併催で開催されたAsian Le Mans シリーズは11月にマレーシア戦、そして2016年になって先日タイ・ブリーラム戦がRd.3として開催され、今回はいよいよRd.4(最終戦)をマレーシア・セパンで迎えた。

 PP to クラス優勝を開幕から2戦続き、PPを獲得し2位以下の順位次第で最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを決定出来る状況ながら、PP獲得から決勝はマシントラブルでクラス5位に留まった前回のタイ戦、それでも優勝25ポイント、2位18ポイントが与えられる選手権ポイントからすると2位以下に20ポイント離すという大量リードで迎えた最終戦は、確実にシリーズチャンピオンを確定させ、Clearwater Racingも所属 する澤も共に念願であったル・マン24時間レース出場の切符を絶対に手にする覚悟で迎えた。

 公式練習は金曜日からスタート、前回のマシントラブルの原因が判明し、しっかりと修復されているか?を確認するセッションから始まった、万が一の時に備えチームはスペアカーでFerrari 458GT3を用意しそちらも主催者 の許可を得て走行を実施したが、どちらも問題なく走行、予定通り従来使用していたMaclaren 650S-GT3で最終戦にエントリーをするという決断になった。

 土曜日の公式練習では予選シミュレーション、決勝シミュレーションを実施、今回はスポットエントリーで前回に続いてAudi New R8と昨年GT-Asiaで澤が所属していたBentley Team Absolute のBentley Continental GT3が出場しGTクラスは10台参加(ALMS全体としてもLMP2、LMP3、GT、GT-Am、CNクラス全体で20台のエントリー)、今まででも一番のトップ争いの激化が予想された。

 土曜日の公式予選はいつも通りエースでありMaclarenファクトリーDrでもあるR.Bell選手のアタックで2分6秒5をマーク。しかしAudi R8やBentley も予想通り予選では6秒1~2をマークし1-2位を獲得、Clearwater RacingはALMS戦で初めてPPを逃してクラス3位から決勝をスタートする事となった。