スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2014.08.24 00:00
更新日: 2018.02.17 02:25

石浦「コンディションに合わせこめなかった」


2014 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第4戦ツインリンクもてぎ

#38 石浦 宏明 4位 / #39 国本 雄資 9位

 5月のシリーズ第2戦、7月のシリーズ第3戦、と2大会続けて富士スピードウェイで戦われた2014年全日本選手権SUPER FORMULAは、約1ヶ月半のインターバルを経て栃木県は茂木町にあるツインリンクもてぎでの第4戦が開幕した。ツインリンクもてぎは、ストップ&ゴーと呼ばれる、短いストレートを小さく回り込むコーナーで繋ぐレイアウトが特徴。超高速レイアウトの富士スピードウェイとは対照的だが、チームは前回の第3戦直後に富士で行われたテストで、中速コーナーが連続するセクター3を使ってマシンをセットアップ。充分な手応えを掴んでいた。雪でキャンセルされた公式テストの振り替え分として、さらに今回からはブレーキダクトが大型化されたことなどもあり、金曜日には1時間と40分、2回の公式走行セッションが設けられていたが、最初のセッションでは#38号車をドライブする石浦宏明と#39号車の国本雄資がともに1分34秒台に入れて1-2に着け、石浦は2回目のセッションでもトップタイムをマークするなど、翌日に控えた公式予選に向け、素晴らしい滑り出しを見せることになった。

 土曜最初のセッションは午前8時30分から1時間にわたって行われたフリー走行。セッション開始時の気温と路面温度はそれぞれ26℃と31℃。ここからゆっくりと上昇していったがセッション後半になって晴れ間が拡がってくると路面温度が急上昇。チェッカーが振られた時点では29℃と39℃に達していた。セッション序盤はマシンと路面コンディションの確認に充て、タイミングモニターの中段に位置していた。そしてセッション終盤、一度ピットに戻った各車は、ニュータイヤに交換して予選のタイムアタック・シミュレーションに取り掛かる。ラスト7分を切ったところでピットアウトした石浦と国本は、ここで一気にタイムを更新。ともに1分32秒台に入れ、国本~石浦の順に1~2を独占。前日の好調さを継続しており、午後の公式予選での活躍に期待を繋いだ。