F1ニュース

投稿日: 2011.02.09 00:00
更新日: 2018.02.16 00:54

2010年モータースポーツ顕彰に小林可夢偉が決定


鈴鹿サーキットでは1987年よりモータースポーツの発展、新興、ならびにファン拡大につながる顕著な活躍、活動、功績を残された個人、団体を対象にモータースポーツ顕彰を、また大きな活躍が期待される個人を対象にライジングアワードを設定し、その功績を広く知っていただくとともに感謝の意を表してまいりました。
2010年度も東京運動記者クラブモータースポーツ分科会、JMS・日本モータースポーツ記者会、JRPA・日本レース写真家協会、RRPA・日本ロードレースプレス協会の皆様のご協力のもとに表彰者、団体を選出し、顕彰を決定いたしました。

小林可夢偉が顕彰受賞
伊藤真一、伊賀市・伊賀上野観光協会が特別顕彰受賞

■2010年モータースポーツ顕彰
(2010年に顕著な活躍をした個人・団体など)
小林可夢偉
2010年、BMWザウバーチームからF1フル参戦を果たし、日本を代表するドライバーとして世界で活躍。シリーズ第7戦で10位フィニッシュし初ポイントを獲得すると、その後は常に上位争いを展開し、迎えた母国、日本GPではヘアピンコーナーで次々と前車を追い抜き7位入賞。詰めかけたファンを大いに沸かせました。2010年は最高6位、8回の入賞を記録する大活躍で数々の権威ある賞も受賞。また子供たちと触れ合うキッズミーティングを主催するなど、未来のファン作りに向けたモータースポーツ啓蒙活動にも力を入れています。
引き続きザウバーチームから参戦する2011年はさらなる活躍が期待されています。

■2010年モータースポーツ特別顕彰(2010年に特別な活躍をされた個人・団体など)
伊藤真一
1988年に前年のジュニアクラスからHondaワークスに大抜擢され、国内トップカテゴリーのGP500クラスに参戦。シンデレラボーイとして脚光を浴びる中、90年に全日本チャンピオンを獲得。また88年の鈴鹿日本GPで、ロードレース世界選手権(WGP)にスポット参戦し、93年からはフル参戦を果たしました。97年、全日本復帰後も第一線で活躍し、3度の全日本チャンピオンを獲得しました。また88年から参戦した鈴鹿8時間耐久ロードレースでは新記録となる7回の予選ポール・ポジションを獲得し、優勝3回の輝かしい記録を残し、2010年を限りに全日本ロードレース選手権から引退しました。その一方で鈴鹿8耐には継続参戦を表明。2011年、自身19回目の参戦となる鈴鹿8耐でポール・ポジション記録の更新、4度目の優勝が期待されています。

伊賀市・伊賀上野観光協会
伊賀流忍者のふるさと、俳聖松尾芭焦誕生の地として世界的に有名な三重県伊賀市がモータースポーツとコラボレーション。カワサキZX-10R・Ninjaで参戦するトリックスターレーシングをスポンサードし、同チームと伊賀忍者コラボの伊賀上野ツーリングを実施しました。また鈴鹿8耐の会場では観光ブース、手裏剣ブースを設け、ファンに新しい楽しみを提供するなど、伊賀上野と鈴鹿の地域活性化に多大なる功績を残しました。

■2010年モータースポーツ功労顕彰(永年に渡りモータースポーツの発展に貢献された個人・団体など)
ブリヂストン
日本のモータースポーツ黎明期から支え続けてきたブリヂストンが、世界最高峰のF1にもタイヤを供給したのが1997年。翌98年にブリヂストンタイヤを装着したマクラーレンチームのM・ハッキネンが開幕戦で優勝し記念すべき1勝目をブリヂストンにもたらすと、その年見事チャンピオンを獲得。ブリヂストンはF1での地位を確固たるものとし、以来2010年まで14年の長きに渡ってF1を支えてきました。その技術力、チャレンジ精神が現在も世界のモータースポーツを支えています。

■2011年ライジングアワード・4輪(2010年の活躍と2011年に更なる活躍が期待される4輪選手)
中山雄一
カートレースを経て2008年から若手育成レースのFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)に参戦。2010年は開幕戦から5連勝を記録するなど、全12戦で10勝を記録する圧倒的な強さでシリーズチャンピオンを獲得しました。2011年シーズンのさらなる活躍が期待されています。

■2011年ライジングアワード・2輪(2010年の活躍と2011年に更なる活躍が期待される2輪選手)
大久保光
2008年から全日本ロードレース選手権GP125クラスに参戦を開始。同クラスの名称がJ-GP3に変更になった2010年は2勝を記録して、見事にシリーズチャンピオンを獲得しました。1993年生まれの現在17歳。2011年シーズンは引き続きJ-GP3クラスに参戦を表明。2連覇を目指す大久保選手に大きな期待がかかります。

各受彰の皆様は3月13日(日)(時間未定)にレーシングコースポディウムで行われる授彰式にご参加予定です。
※スケジュールの都合上、代理の方のご出席となる場合がございます。あらかじめご了承ください。


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