更新日: 2018.02.16 08:08
#35 assetテクノZ33、新体制初陣はクラス4位に
MEDIA RELEASE
2012年3月26日
#35「asset テクノ Z33」
新体制初陣はクラス4位でゴール
2012年スーパー耐久シリーズ(通称:S耐)に参戦するテクノファーストレーシングチームの#35「asset テクノ Z33」は、3月25日に富士スピードウェイ(静岡県)において開催された第1戦「SUPER TEC」で、予選ST-3クラス4位(総合13位)からスタートしてクラス10台中4位(総合42台中9位)でゴール。開幕ラウンドで、新体制初陣としてまずまずの結果を残した。
#35「asset テクノ Z33」をドライブするのは、2005年S耐ST-2クラスチャンピオンで6年ぶりのシーズンフル参戦となる小泉和寛、2005年FJ1600鈴鹿シリーズチャンピオンである吉田広樹、そして2年半ぶりにチームに合流した堀田誠というトリオ。ST-3クラスは排気量2,001~3,500ccの二輪駆動車により争われるクラスで、今回は5メーカー7車種10台の車両が出走し、全6クラス(計42台)のなかでも激しいバトルが繰り広げられる。
3月25日朝、晴れ時々曇りという天候で時おり冷たい風が吹く状況のなか予選が行われた。まずAドライバーの小泉がアタックを担当しクラス5位、次にBドライバーの吉田が同4位につけ、A、Bドライバーのタイム合算の結果4位となり、スターティンググリッドが確定した。
4時間の決勝レースは12時59分にスタート。スターティングドライバーは小泉が担当した。混乱する序盤、小泉は巧みなステアリングさばきでポジションをキープ。やがて#80 GS350、#15 Z34に迫られ3台による4位争いのバトルを展開したが、このバトルでタイヤを消耗させたこともあり一旦ポジションを6位へ下げることとなった。44周で上位の車両が最初のピットインを済ませると小泉はクラストップに浮上。45周目からピットインする48周目までクラストップを走行した。ピット作業ではタイヤ交換、燃料補給がミスなく行われ、小泉からバトンをひきついだ堀田は6位でコースへ復帰。32周をステディに周回してピットインし、ここで吉田に交代した。
レース終盤上位を走行していた#80 GS350が電気系トラブルのためにストップすると吉田は5位へ繰り上がり。さらにベストタイムをマークしながら先行する#5 Z34を追いかけていった。終盤111周目の1コーナーで吉田は#5 Z34を抜き去り4位に浮上し、その順位を守って123周でチェッカーを受けた。ST-1やST-2クラスの車両にトラブルやアクシデントが発生するなか、「asset テクノ Z33」は堅実に周回を重ね総合9位という結果を残した。
小泉和寛
「クラス4位で表彰台を逃したというのは残念で悔しいです。久しぶりのレースでニュータイヤの使い方、燃料満タンでの走行、そしてロング(長距離走行)という耐久レースの感覚が呼び戻された感じがします。ただバトル中は少し熱くなりタイヤを消耗させてしまいました。反省もありますが収穫も大きかったですね。早くZ33を使って百戦錬磨のライバルたちと戦いながら、次のレースでは最低でも表彰台、そして全力でその真ん中を狙います!」