クルマニュース

投稿日: 2012.07.24 00:00
更新日: 2018.02.16 10:23

4ドアクーペの『フォルクスワーゲンCC』発売


Press Information
2012年7月24日(火)

フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社

4ドア クーペ スタイルの「フォルクスワーゲン CC」を発表・発売
小排気量エンジンで燃費も向上。
プリクラッシュブレーキシステム等の先進安全技術も設定

 フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社(本社:愛知県豊橋市、社長:ゲラシモス ドリザス、 略称:VGJ)は、国内で販売するフォルクスワーゲン乗用車の最上級モデルとして、今回新たに 4 ドア クーペ スタイルの「フォルクスワーゲンCC」を導入。本日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラー で発売を開始します。最新機能を備えたナビゲーション システムを全車に標準装備した「フォルクス ワーゲン CC」の全国希望小売価格は、標準仕様(希望小売価格¥4,990,000:税込み)の「1.8TSI」と プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist"、レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus"等の 先進安全装備を搭載した「1.8TSI テクノロジーパッケージ」(同価格¥5,240,000:税込み)の 1 モデル 2 グレードです。

 今回の意匠変更を機に、名称を全世界的に前モデルの「パサート CC」から「フォルクスワーゲン CC」に 変更しました。その理由はフォルクスワーゲン セダンシリーズの頂点にある「フェートン」(日本未導入) と日本でも昨年 6 月の発売以来、エンジンのダウンサイジングがお客様に好意的に受け入れられている 「パサート」※との間に位置するモデルとして再定義されたことにあります。これを受けて日本でも 新たなフラッグシップモデル「フォルクスワーゲン CC」として、上級セグメントにおけるダウンサイジング 戦略をさらに推し進めるとともに、お客様には燃費と環境性能はもちろん、フォルクスワーゲンが考える これからの時代にふさわしい上級モデルのあるべき姿を提案していきます。

※日本仕様の「パサート」は全車 1.4L(アイドリングストップ、ブレーキエネルギー回生システム付き TSI)と 7 速 DSG を標準装備

「フォルクスワーゲン CC」は、最新のフォルクスワーゲン デザインを踏襲してフロントおよびリヤ部分を 水平基調のデザインに改めました。ルーフからリヤエンドにかけて伸びやかに弧を描くサイドシルエット と大径の 18 インチタイヤ、フロントポジショニングランプ/テールライトに採用した LED などにより、「CC = Comfort Coupe(コンフォート クーペ)」を車名の由来とするクルマに見合ったエレガントで高級感のある デザインになっています。その優雅な雰囲気はインテリアにも見られます。シートには上質なナパレザー を全席に採用、シートカラーはブラックの他に洒落た茶色系のトリュフ&チタンブラック、明るいデザート ベージュ&チタンブラックを用意しました。また、フロントガラスには遮音フィルムを内蔵するほか、ボディ 随所に遮音材を追加することで、上級モデルにふさわしい優れた静粛性も確保しています。

「フォルクスワーゲン CC」には、高性能と低燃費を実現した 1.8 リッターの TSI エンジンと 7 速 DSG トランスミッションを採用しています。また、ブレーキエネルギー回生システムを採用することで、燃費は JC08モードで13.4km/Lと、前モデル「パサートCC」2.0リッターTSIエンジンモデルの11.8 km/L(10.15 モード)と比較して大幅に向上しています。これにより「フォルクスワーゲン CC」は、エコカー補助金の 対象となります。

 このほかにも「フォルクスワーゲン CC」には、初回車検までの法定・メーカー推奨点検部品、工賃が無償 になる Volkswagen ServicePLUS が無償付帯されているほか、上級モデルとしてふさわしい数々の 充実した標準装備が揃っています。プリクラッシュブレーキシステム、レーンチェンジアシストシステム などの先進安全装備については、「テクノロジーパッケージ」としてオプション設定されています。

テクノロジー パッケージの装備
 オプション設定の「テクノロジー パッケージ」には、下記に記した先進的かつ高度な制御を行う安全装備 が含まれます。

1 アダプティブクルーズコントロール“ACC"(全車速追従機能付)
このシステムは、車体のフロント部分(VW エンブレム)に内蔵した高感度レーダーで先行車両を識別し、 自動的に加減速しながら、予め設定した車間距離を維持するクルーズコントロールシステムです。

2 プリクラッシュブレーキシステムFrontAssist(低速域追突回避・軽減ブレーキシステム)
ACC の拡張機能として作動するこのプリクラッシュブレーキシステムは、ACC と同じレーダーを用いて 前方の車両や障害物を感知すると、即座にドライバーに警告(警告灯+ハンドルの振動)を発します。 時速 30km/h 未満で走行中に静止障害物を検知すると、システムが自動的にブレーキを作動させて 状況によって完全に停止します(ただし、このシステムはあくまでも低速域での追突を回避・軽減する もので、衝突を完璧に回避できるものではありません。)

3 レーンチェンジアシストシステム“SideAssistPlus"
 このシステムはレーンチェンジアシストシステム“Side Assist"にレーンキープアシストシステム“Lane Assist"を統合した最先端の安全装備です。“Side Assist"は車両後方のセンサーが、後方からの接近 車両を感知すると、ドアミラー内蔵のインジケーターを点滅させてドライバーに警告します。"Lane Assist"は、フロントガラス上部のカメラで走行中の車線を監視して、ドライバーの意図しない車線逸脱を 感知すると警告音、警告灯、さらにはステアリングに振動を与えてドライバーに警告を発すると同時に ステアリングを補正して軌道を修正します。この統合システムにより、車線変更時に他車との接触の 危険を効果的に軽減します。

標準装備の内容
ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System"
 このシステムは、ドライバーのステアリング操作を監視することで、長時間運転などによるドライバーの 疲労を検知するとフルカラーマルチファンクションインジケーターの表示で休息を促すほか、警報音を 発して集中力の低下を警告します。

DCC(アダプティブシャシコントロール)
 さまざまな走行状況に合わせて瞬間的かつ連続的にダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの 特性を制御することで、ドライバーの意思に応える走りを提供します。日常走行に適した「ノーマル」 快適な乗り心地の「コンフォート」、俊敏性を高める「スポーツ」の 3 種類をスイッチ一つで選べます。

18 インチ モビリティタイヤ
「フォルクスワーゲン CC」に全車標準装着されているこのタイヤは、タイヤのトレッド内側に塗られた 特殊高分子ポリマーの粘着特性を利用して、直径 5 ミリ未満のクギなどの突起物が貫通した場合でも 瞬時に穴を自己修復して、継続して走行することができます。
フォルクスワーゲン純正ナビゲーション システム“712SDCW" この新しいナビゲーションは、「フォルクスワーゲン CC」の上質なインテリアにマッチした、質感の高い 洗練されたデザインになっており、より詳細な交通情報や定期的な地図の更新ができます。また、リヤ ビューカメラ“Rear Assist"との連動(後進時の画像表示)、ステアリングスイッチでの操作にも対応して います。

【ナビゲーションの機能】
– “地図更新“では、自宅などの PC から最新の地図情報をダウンロードして、SD メモリーカード
経由で最新の道路/施設情報によるナビゲーションが可能。
(更新データ:全 6 回/年配信、全地図データ:1 回/年、地図差分データ:5 回/年、最初の 2 年間無料)

– “オンライン交通情報検索"(走行中のタクシーから得られる交通情報を Bluetooth 搭載の携帯電話
経由でナビ本体にリアルタイムで配信)により、最新の交通情報をもとに渋滞を回避。

– “DSRC(ITS スポット対応システム)車載器“により、高速道路を中心に設置された ITS スポットから の事故や渋滞などの交通情報や画像を受信して、オンライン交通情報とともに最適なルート案内を実行。より安全で快適なドライブ環境を提供。

 その他、iPhone との連携や各種オリジナルアプリを用意するなど、エンターテインメント性にもあふれた 最新鋭のナビゲーションシステムになっています。


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