スーパーGTニュース

投稿日: 2014.05.04 00:00
更新日: 2018.02.16 23:33

ARTA NSX CONCEPT-GT、スロットル不調でリタイア


ARTA Project

第2戦 富士 決勝レポート (GT500)

スロットル不調でリタイア

 昨日の結果を踏まえ、セットの微調整を行い朝のフリー走行で確認走行を行った。順位はあまり良くなかったものの、フィーリングは向上してきた。

 スタートドライバーは松浦孝亮。長丁場のレースなので、松浦は慎重にスタートを切った。1周目に順位をひとつ上げ、次の周は前車の脱落もあり、さらにポジションをひとつ上げた。4周目に入ったところで300クラスが1コーナーでクラッシュしてしまい、セーフティーカーが導入される。

 松浦はタイヤやブレーキを冷やさないようマシンをウォームアップしながら再スタートを待った。4周ほど後に再スタートが切られ、松浦は安定したラップで周回を重ねる。順位をあげるチャンスを伺っていたが、19周目に他車が火災を起こして、今回2度目のセーフティーカーが導入された。セーフティーカーが導入された2周目にピットレーンがオープンになり、21周目にルーティンのピットインを行った。この時点で順位は12番手。

 タイヤを4輪交換して、ヴィタントニオ・リウィツイに交代。11番手でコースに復帰した。トップグループはこのタイミングでルーティンのピットインを行わなかったので、順位を上げるチャンスが出てきた。

 リウィツイは速いペースで周回を重ねたが、無線で何か訴えてきた。それと同時にペースが徐々に落ちてきた。無線の内容は上手く聞き取れなかったが、リウィツイは走行を続けた。他車のピットインもあり、36周目には9番手までポジションを上げた。さらに4周後までに6番手まで順位を上げたが、41周目のBコーナーで止まってしまった。原因は分からないが、残念なリタイヤとなってしまった。